4人組ヴィジュアル系エアーバンド『ゴールデンボンバー』(通称:金爆)が22日、千葉・幕張メッセから生中継で放送の音楽特番『ミュージックステーション スーパーライブ2017』(テレビ朝日系)に出演し、『Mステ』で初の生演奏を披露したことで話題になっています。
ゴールデンボンバーは、ボーカルの鬼龍院翔さん(きりゅういん・しょう 33歳)以外のメンバーは楽器を持ちつつも、実際には音に合わせて弾いているフリ(当て振り[別名:手パク])をしたり、ダンスパフォーマンスなどを披露するのが特徴のバンドとして知られていますが、『Mステスーパーライブ』に5年連続5回目の出場となり、「そろそろ生演奏とかどうですか?」と番組サイドから提案を貰ったため、生演奏を披露するということになったと鬼龍院さんはブログで明かしていました。
そして、今回で5回目となる2009年リリースの大ヒット曲『女々しくて』を披露するとしており、視聴者の間では注目を集めていました。
生演奏前に番組MCのタモリさんから「(楽器)弾けるの?」と聞かれた鬼龍院翔さんは、「弾けないんですけど」と苦笑いしながら答え、「(バンド)10年やってると周りに『弾けるんじゃないか?』と思われて…。(この日のために)2週間ほど練習してきましたんでバッチリです。頑張りました。演奏を審査してくれる方にも来ていただいたので、演奏がダメだったらどんな罰も受けます!」と語り、ステージへと向かいました。
<↓の画像が、『Mステ スーパーライブ2017』に出演したゴールデンボンバーの写真>
サビまではいつも通りメンバーたちが踊りを披露し、間奏の間にそれぞれが楽器を持ち、画面上には「生演奏まで10秒」というカウントダウンが表示されていざ演奏がスタートしたのですが、あまりにも酷い演奏に対して会場の観客たちが耳を塞ぐ姿が映し出されました。
その後、1980年代に人気を博したバラエティ番組『オレたちひょうきん族』(フジテレビ系)のワンコーナー「懺悔室」に出演していた神様がステージ上に登場し、演奏に対してアウトという判定を出したことから、メンバーの足元からは火花が出てきて罰を受けるという流れとなっていました。
最後には鬼龍院翔さんが「生演奏してすいませんでした…」と謝罪し、ゴールデンボンバーの初生演奏パフォーマンスは終わったのですが、ネット上の反応を見てみると
- 金爆らしいオチだったw
- 期待を裏切らない金爆。面白かった。
- やっぱりゴールデンボンバーはエアーがお似合い
- やっぱりお笑いにいったな(笑) 樽美酒はドラムちゃんと叩けると思うんだけど
- 2小節でも生演奏できたら格好良かったのにな…ゴールデンボンバーだからこうなることはわかっていたけど、でもちょっと期待してた。次回またチャンスがあったら頑張ってほしいな。
- 正直、期待外れだった。笑いでオチ取るより、今回は真面目に、生演奏するオチのほうが良かったのでは?
- 耳を塞ぐ演出はいらなかったな。単純に演奏きいて、大笑いするなり、応援するなりの観客が見たかった。それにしてもあの演奏で音程もテンポも乱さない鬼龍院さんすごかったな。
- あの一曲でよくもってるな 芸人みたいなもんだな
などのコメントが寄せられています。
実際に生演奏を披露するのではないかと少し期待していたのですが、たった2週間の練習でそこまでテクニックが上達するはずもなく、笑いを取りにいったゴールデンボンバーらしいパフォーマンスでしたね。
ちなみに、ゴールデンボンバーが当て振りをするエアーバンドになったのは、ギター担当の喜屋武豊さん(きゃん・ゆたか 32歳)の演奏が下手だったことがきっかけとされているのですが、ギターを全く弾けないというわけではなく、バンド活動がスタートした当初はギターソロなどを披露しています。
また、ドラムを担当している樽美酒研二さん(だるびっしゅ・けんじ 37歳)は普通にドラムを叩けるほか、以前活動していた青春パンクバンド『ヘルコプター』ではボーカル・ギターを務めており、ギターテクニックは喜屋武豊さんよりも上だと言われ、ベースの歌広場淳さん(うたひろば・じゅん 32歳)もプロレベルでは無いものの、普通にベースを弾くことが出来るとのことです。
そのため、今回の『Mステ』でのパフォーマンスは、完全にネタとしてやったものだとみられますが、今後何かの機会に本気で演奏する姿を見てみたいものですね。