タレント・ベッキーさん(33)との不倫スキャンダルをスクープされ、その後、当時未成年だったタレント・ほのかりんさん(20)との飲酒が発覚し、時の人となった川谷絵音さん(28)がボーカル・ギターを担当するロックバンド『indigo la End』と『ゲスの極み乙女。』が、活動を再開することが3月31日に発表されました。
川谷さんの不祥事を受けて『indigo la End』は昨年10月、『ゲスの極み乙女。』は同12月より活動自粛期間に入ったものの、所属していたレコード会社『ワーナーミュージック』と4月1日付でマネジメント契約を締結(契約期間は1年)。
本格的にバンド活動が再開するのは5月に入ってからで、昨年10月に発売中止が発表された3rdアルバム『達磨林檎』を5月10日にリリース、同日に東京・青梅のZepp Tokyoで発売記念ライブを開催(当日ライブ会場でアルバムを購入、クジ引き当選者の約2500人が参加可能)することも決定しています。
ワーナー側は復帰時期について、「特に意味はありません。一定期間、自粛して十分反省しているし、ファンからもアルバムの早期発売を求める声を多く頂いていた」と説明。
また、川谷さんは「メンバーやスタッフ、そして何よりファンの皆さんのために真摯(しんし)に音楽を伝えていきたいと思います。『達磨林檎』には色々な思いが詰まっています。改めてこの作品、そしてゲスの極み乙女。をよろしくお願いします」というコメントを発表しています。
そして、アルバム収録曲『心地艶やかに』、『シアワセ林檎』、『勝手な青春劇』のミュージックビデオが公開されたほか、2日にはゲスの極み乙女。の公式ツイッターアカウントが、「今日4/2でメジャーデビュー3周年になりました。久々に4人集合。」として、メンバー4人の写真を投稿するなどしており、完全復帰に向けて動き出しています。
<↓の画像は、投稿されたメンバー4人の写真>
- ゲスの極み乙女。『心地艶やかに』MV(YouTube)
- ゲスの極み乙女。『シアワセ林檎』MV(YouTube)
- ゲスの極み乙女。『勝手な青春劇』MV(YouTube)
これに対してファンからは喜びの声が上がっている一方で、ネット上ではまだまだ多くの批判が寄せられている状況にあるのですが、復帰にあたって、大手芸能事務所『田辺エージェンシー』のグループ会社がバックに付くことになったことを『東京スポーツ』(東スポ)や週刊誌『週刊文春』が報じており、これによって今後メディアは、ネガティブな報道をするのを控えるものとみられています。
実際に『デイリースポーツ』WEB版は1日に、『川谷絵音、活動再開にSNSは歓迎一色「ずっと待ってた」「泣きそう」…アンチ姿消す?』というタイトルの記事を配信し、批判的なコメントが極少数になっていることを伝えています。
『スポーツ報知』のWEB版も、川谷さんは活動再開にあたって、事務所スタッフら関係各所に「ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」と謝罪していたことを伝えるなどしています。
昨年の時点で主要スポーツ紙は、川谷さんの対応などを批判するものが多かったものの、活動再開に対して否定的な内容の記事を配信しているのは『スポーツニッポン』(スポニチ)ぐらいです。
同紙のWEB版は1日に、『ゲス極5・10活動再開も…関係者「早すぎる」「自粛に値しない」』というタイトルの記事を配信し、わずか半年で活動再開することに対して「早すぎる」という音楽関係者は多いことを伝えており、関係者は「制作期間を半年以上取るアーティストはざらにいる。自粛に値しない」と話しているとしています。
また、「本紙の取材では、休業中に新たな所属先を探し、大手音楽事務所と交渉していたことも判明。それも頓挫し、結果としてワーナーがバックアップすることが決まった。」とし、音楽関係者は「休業というより就職活動をしていた印象。元々音楽的センスは抜群なので、足場を固めてパワーアップして帰ってくる」と話していることを伝えています。
『スポーツ報知』によれば、現時点ではまだ音楽番組への出演などは未定とのことなのですが、バックに付いたと噂の『田辺エージェンシー』にはタモリさんが所属していることから、『ミュージックステーション』(テレビ朝日系 金曜20時)で活動再開後初のテレビ出演という可能性もありそうです。
世間からは批判の声が噴出している一方で、メディアは事務所側の意を汲んで所属タレントを擁護したり、ネガティブな話は極力扱わないということは近年特に多く見受けられ、度々ネット上では物議を醸していますが、『ゲスの極み乙女。』もそれを利用して完全復帰していくのか、引き続き注目していきたいですね。