7月6日放送のアニメ『クレヨンしんちゃん』(テレビ朝日系 金曜19時30分)で、主人公・野原しんのすけの2代目声優に抜擢された小林由美子さんが初登場し、視聴者の間で大きな反響を呼んでいます。
『クレヨンしんちゃん』では1992年4月の放送開始以来、野原しんのすけの声は声優・矢島晶子さんが担当していたのですが、「しんのすけの声を保ち続けることが難しくなり、キャラクターの声を作る作業に意識が集中して、役としての自然な表現がしづらくなった」ことを理由に降板を申し入れ、6月29日放送回をもって番組を卒業しました。
矢島晶子さんが最後に担当した6月29日放送回では、3本目に「いつものオラだゾ」というショートストーリーが流れ、内容はしんちゃんの日常の姿を描いたものだったのですが、最後には「あ~、オラ毎日楽しい」というセリフが入っていました。
- 6月29日放送回で最後に放送された作品の動画(Twitter)
この日の放送をもって矢島晶子さんは『クレヨンしんちゃん』を降板し、それから早1週間が経ち、7月6日放送回には2代目しんちゃんを務める小林由美子さんが登場するということからネット上では、
- 小林さんのしんちゃんに子供達よりワクワクするママがいます
- どんな感じかな…
- 楽しみな反面、イメージが壊れたらどうしようとか思うが期待
- 小林由美子版しんちゃん、楽しみです。期待してみます。
- 声優が変わったって不安はない。だって、ドラえもんは慣れたもの。
などと、様々な声が上がっていました。
そして、ついに2代目しんちゃんの小林由美子さんがセリフを発したのですが、最初のセリフは「オラ、野原しんのすけ。クレヨンしんちゃん始まるゾ」でした。
7月6日放送回では、『ゆず』が歌う新オープニング曲『マスカット』が流れる前に登場し、小林由美子さんの声で「オラ、野原しんのすけ。クレヨンしんちゃん始まるゾ!」と挨拶してからのオープニングとなりました。
矢島晶子さんと小林由美子さんの声質は違うため、番組スタートから間もなくネット上では様々な声が上がり、
- 違和感が否めない
- 声が高いな~
- ちょっと違和感あるけど、再現度高い。
- 最初、えっ?変わったの?って言うぐらい似ててびっくりした。クレヨンしんちゃんが始まった当初の矢島さんに似てるなぁと思った。
- ふとしたセリフのクセみたいな所は流石に違うけど許容範囲
- ほぼ違和感なく楽しめそうです。今後は小林さんオリジナルを作っていって頂けたら
- 今までのしんのすけに寄せるよう、努力が見える。応援します。全く別物にしてしまったドラえもんより、ずっといい。
- ちょっと違和感はあるけれど、慣れればいけそう
- 違和感ないようにめっちゃ頑張ってるのわかるし、小林さんすごいわ
などのコメントが寄せられています。
矢島晶子さんは26年にもわたってしんちゃんの声を担当してきたわけですし、あの独特な喋り方は矢島さんが長い年月をかけて作り上げてきたものであるため、いくら似せてもちょっとしたニュアンスの違いなどがあり、違和感があるというのは仕方がないことだと思います。
ですが、小林由美子さんの声に対してそこまで強い違和感を抱くことなく、何となくですがすぐに慣れそうだなとも個人的には感じられ、小林さんとしても出来るだけイメージを壊さないように努力しているのだろうなというのがうかがえました。
しばらくは強いプレッシャーを感じることになるかと思いますが、これから2代目しんちゃん声優として、末永く頑張っていってほしいなと思いますね。