コント日本一決定戦『キングオブコント2023』の決勝戦が21日に行われ、吉本興業所属のコンビ『サルゴリラ』が大会史上最高得点を獲得し、史上最年長で16代目王者となり、優勝賞金1,000万円を獲得しました。
今年のキングオブコント2023には、史上最多となる3,036組(昨年は3,018組)がエントリーし、優勝した『サルゴリラ』のほか、『ゼンモンキー』、『隣人』、『ファイヤーサンダー』、『カゲヤマ』、『ラブレターズ』、『蛙亭』、『ジグザグジギー』、『や団』、『ニッポンの社長』の10組が決勝戦に進出しました。
審査員は今年も、『ダウンタウン』の松本人志さん、『東京03』の飯塚悟志さん、『バイきんぐ』の小峠英二さん、『かまいたち』の山内健司さん、『ロバート』の秋山竜次さんの5人が務めました。
ファーストステージは、決勝初出場のサルゴリラが482点で1位通過し、同じく決勝初進出のカゲヤマが469点で2位、4年連続4回目の決勝進出(昨年は最下位)となったニッポンの社長が468点で3位通過し、今年は吉本興業所属の3組が優勝を争いました。
そして、ファイナルステージではニッポンの社長が466点、カゲヤマが476点、サルゴリラがファーストステージと同じく482点を獲得し、昨年の優勝コンビ『ビスケットブラザーズ』が獲得した963点を上回り、サルゴリラが歴代最高の964点でキングオブコント2023の王者となりました。
- 1位:サルゴリラ(吉本興業)964点
- 2位:カゲヤマ(吉本興業)945点
- 3位:ニッポンの社長(吉本興業)934点
- 4位:ファイヤーサンダー(ワタナベエンターテインメント)466点
- 5位:や団(SMA NEET Project)465点
- 6位:ジグザグジギー(マセキ芸能社)464点
- 6位:ラブレターズ( ASH&Dコーポレーション)464点
- 8位:蛙亭(吉本興業)463点
- 9位:隣人(吉本興業)460点
- 10位:ゼンモンキー(ワタナベエンターテインメント)456点
今年のキングオブコント2023はサルゴリラが優勝を果たし、決勝結果に対してネット上では、
- 1本目最高に好きだわw 2本目も良かった 優勝文句なし
- まあ文句ないな 全体的に点が高めだったのは気になったけど
- ダントツだった 決勝の他2組は点が高杉
- レベル下がったなキングオブコント
- ジグザグジギーが一番面白かったし、カゲヤマ始め採点が色々おかしかった。
- R-1も見なくなったけど…これももう見なくていいや
- 優勝者は納得だが全体的に採点と決勝進出者がおかしかったな
- 去年の優勝はモヤモヤしたけど、今年は文句なしだわ
などの声が上がっており、例年同様に得点などに疑問の声はあるものの、サルゴリラの優勝には納得という反応が多いですね。
サルゴリラの赤羽健壱さん(44)と児玉智洋さん(43)は元々、現在はピンで活動中の“家事えもん”こと松橋周太呂さん(38)とのトリオ『ジューシーズ』として2006~2015年まで活動していましたが、2015年末をもって松橋さんが脱退したことによりトリオは解散し、2016年にサルゴリラを結成し再始動しました。
ちなみに、ジューシーズ時代のキングオブコントの最高成績は準決勝進出で、トリオ時代も含めて今回が初の決勝進出となっていました。
<↓の画像は、ジューシーズ時代の写真>
(左から)赤羽健壱さん、児玉智洋さん、松橋周太呂さん
ジューシーズ時代には様々なネタ見せ番組やバラエティ番組に出演し、個人的にも好きなトリオでしたが、松橋周太呂さんが『得する人損する人』(日本テレビ系)の企画で様々な家事テクニックを紹介する家事えもんとしてブレークし、その後トリオ解散となって以降はテレビで観る機会が激減していました。
それだけに今大会で見事優勝を果たし、今後またメディア露出が増えるのは個人的にも嬉しいですし、ネタに対する世間の評価もまずまずといった様子なので、これからコンビでブレークとなることに期待したいですね。