大晦日恒例の人気特番『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない』シリーズ(日本テレビ系)が、昨年に続き今年も放送されないことが明らかになり、ネット上で波紋を広げています。
『スポーツニッポン』(スポニチ)によれば、『絶対に笑ってはいけない』シリーズは今年も放送されないことが決定し、別のバラエティ番組を放送する方向で調整が進められているといいます。
スポニチの取材に日本テレビ関係者は、「笑ってはいけないシリーズの放送は今年もないと聞いている。大がかりな特番のため、例年5月ごろには準備に入るが、そうした動きもない」
と明かし、スタッフ集めや機材の準備なども進められていないとしています。
ただ、来年以降に番組が復活する可能性はあるとし、「ダウンタウンの2人が還暦を迎える来年は放送されるのでは」との話もあるといいます。
そして、スポニチの報道を受けてネット上では、
- ダウンタウンやりたくなさそうだしもうなさそう
- もうこれはなあなあで無くなるコースだ あるいは正式に最終回やるかな
- もうやらないだろ 1度やめたものを復活させるのは難しい
- 大人数使うから駄目なんだろ 初期2,3回みたいに小規模にやってくれ 無いと寂しいわ
- BPO云々よりダウンタウンが乗り気でもない上に、出演者5人とも年食いすぎてきついんだからしょうがない
- 有吉の壁の年末スペシャルやればいいやん そんでOKやろ
- 有吉の壁が良いって意見あるけど、ガキ使に俳優とか出てたの見たら、壁も俳優とかにつまらない事させてつまらなくなりそうな予感しかしないんだよなぁ…芸人だけでやるなら見たいけど…
- とりあえずBPOはGOサイン出したってことだけでも進歩じゃね。マンネリってとこに多分松ちゃんが引っかかって、違う形ないんかなぁーとかは言っていそう
などの声が上がっています。
『絶対に笑ってはいけない』シリーズの企画・構成なども手掛ける松本人志さんは、昨年9月に番組の放送休止が正式発表された後にツイッターを更新し、「コロナ禍において【笑ってはいけない】の収録は難しいと去年つよく感じました。クオリティーを下げてまで番組を続けるのは楽しみにしてくれている方々に対して尻より心が痛いです。」
とツイートしていました。
コロナ禍で満足のいく撮影が出来ないことに加えて、『放送倫理・番組向上機構(BPO)』が昨年に、「痛みを伴うことを笑いの対象とするバラエティ」を審議対象とし、これも番組に様々な影響を与えるのではないかともみられていました。
ただ、今年6月にBPOは『日本民間放送連盟(民放連)』との意見交換会で、「痛みを伴う笑い=大晦日の番組を指すものではない「予見できる痛みは対象と考えていない」との意見を出し、絶対に笑ってはいけないシリーズの内容は問題ないことが明らかになっています。
そのため、日本テレビは水面下でプロジェクトチームを作り、絶対に笑ってはいけないシリーズ復活の可能性を模索していると、『東京スポーツ』(東スポ)は報じています。
また、『日刊大衆』が6月に報じた記事によると、絶対に笑ってはいけないシリーズがこのまま復活せずに終了することは無いとみられるとした上で、ダウンタウンが還暦を迎える2023年の放送をもって、シリーズ終了になるのではと囁かれているとしています。
絶対に笑ってはいけないシリーズは、マンネリ化も指摘されながら毎年民放トップの視聴率を獲得し、2020年末放送の『絶対に笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス24時!』は、第1部の平均世帯視聴率が17.6%、第2部が14.1%、個人視聴率は第1部が12.7%、第2部が9.8%で、民放2位の『ザワつく!大晦日 一茂良純ちさ子の会』(テレビ朝日系)に大差をつけてダントツトップとなっていました。
一方で、昨年初めて放送された生放送の特番『笑う大晦日』は、前半の平均世帯視聴率が7.2%、後半は5.6%、個人視聴率は前半が5.1%、後半が3.5%と前年から大幅ダウンしており、テレビ東京の数字も下回って民放4位の結果でした。
<↓の画像は、昨年の『笑う大晦日』出演者の写真>
こうした数字から日本テレビも、絶対に笑ってはいけないシリーズの復活を望んでいるとも言われているのですが、スポニチによれば今年も放送されないことが決定し、別のバラエティ番組を放送予定といい、今年はどんな番組を放送するのかは不明ながら、来年こそは絶対に笑ってはいけないシリーズを復活させてほしいですね。