不倫スキャンダルによって芸能活動を休止しているハーフタレントのベッキーさん(32)が、騒動の発端となったスキャンダルをスクープした週刊誌『週刊文春』に便せん5枚にわたる直筆の手紙を送り、その手紙の全文が27日発売の同誌に掲載されました。
ベッキーさんは、スキャンダルが報じられるとすぐに緊急会見を開いたのですが、不倫相手と報じられたロックバンド『ゲスの極み乙女。』のボーカル&ギター・川谷絵音さん(27)との関係について、食事に行ったことや川谷さんの実家を訪れたことは認めたものの、「お付き合いということはなく、友人関係であることは間違いありません。」とし、不倫関係を否定して友人関係だと釈明していました。
しかし、ベッキーさんは『週刊文春』へ送った手紙の中で、「私の行動を考えると恋愛関係だったと言うべきでした」「当時の私は好きという気持ちが大きく、周りもみえず、本当に愚かでした」などと川谷さんと交際し、不倫関係にあったことを認めています。
そして、この手紙の内容に対してネット上では批判的な声が多く上がっており、お笑いコンビ『オリエンタルラジオ』の中田敦彦さん(33)は27日に『白熱ライブ ビビット』(TBS系)へ出演した際、「ベッキーは公的には何も言ってないし、本当のことを言ってないという認識。手紙って奥さんや文春に渡すためのプライベートなもので、それが間接的に伝わっていることも狙ってるところも、あざとく感じる」と、ベッキーさんを痛烈に批判。
TOKIO・国分太一さんが「最低限の礼は尽くしてる」と擁護すると、「だとしたら公的に認めるべき。まだ1回も『不倫しました』って社会に言ってない」と語気を強め、女優・真矢みきさんが「あっちゃん、私たち何も被害被ってないし、そこまで…」と言いかけると、被せるように「同じ仕事人として尊敬してたから、対応についてがっかりしたという話です。こっちに被害があったかどうかの話じゃない」などと語っていました。
この中田さんによるベッキーさん批判に対しネット上では、正論だとして賛同する声が多く上がっていたのですが、29日放送の『バイキング』(フジテレビ系)でも「ベッキーの手紙」をテーマに生激論が行われ、その中で雨上がり決死隊の宮迫博之さんは、「本当のことを言ってない」という中田さんの発言について「そんなん憶測でしょ」とバッサリと切り捨てました。
また、「こんな状態で本人(ベッキー)が計算できると思います?本人に話を聞いて判断するのならいいですけど、憶測でそんなひどいことをテレビでよく言うなぁと思う」と糾弾し、「誰とは言わないけど…」としつつ、「アッちゃんもいろいろ言うてますけど、会ったら僕キレてやろかと思ってます」と怒りをあらわにしています。
また、番組の総合MCを務めている坂上忍さんは、ベッキーさんが『週刊文春』に手紙を送ったこと以上に中田さんのコメントに驚いたといい、「突っ込んだこと言っていて、真矢みきちゃんと言い合いみたいになってたから…。パーフェクトヒューマンになるとちょっと弁舌も鋭くなっちゃうんだろうな」と、オリラジが結成したダンス&ボーカルユニット『RADIO FISH』の楽曲『PERFECT HUMAN』を引き合いに出してチクリと刺していました。
そして、これに対してネット上では、
- 宮迫の言うように、確かに憶測での批判はよくない。だが憶測での擁護も同じだと思う
- 自分もあざといと思った。ベッキーのそういう感じがキライ。
- やっぱり、芸能人は芸能人に甘いよねぇ。ベッキーが今どんな状態かなんて、宮迫にだってわかんないでしょ。でも、普通に考えて、文春に手紙を書くのはおかしいと思うはず。芸能界って、仲間を守ろうという防衛本能が、かなり強い業界なんだってことが、今回の事でよくわかったわ。
- やっぱり遊んでいる芸人は不倫をした人間をかばうんだね。オリラジ中田は当たり前のことを言っていると思う。最近はベッキーが被害者っぽく扱われているけど、本当の被害者はゲス川谷の妻ってことを忘れてはいけない気がする。
- 個人的にはオリラジ中田に同意。身内からの視点と一般の人からの視点では捉え方に大きな差異が生じるのは仕方ないとは思うけど、擁護するようなコメントには違和感を強く感じる。
- 今回はあっちゃんの意見が正しいと思う。まさに芸能界の甘々体質。完全に一般社会の常識とかけ離れている。
- 不倫男が不倫女を庇うの図。嫁に『俺間違ってないよな』って言ってみろよ
- 正論を言った後輩に恫喝パワハラ宣言とか、凄まじいレベルの人間のクズだな 吉本が公序良俗を守る意思があるなら宮迫の契約解除しなきゃいけないんじゃない?
- そりゃあ宮迫は妻子がいるのに不倫しまくりなんだから、ベッキー擁護派だろうよ
などのコメントが寄せられています。
後輩の発言に対して噛み付いた宮迫さんは、ベッキーさんの不倫スキャンダル発覚後の1月15日に放送された『バイキング』にて、「(不貞を)前提で討論されるんですけど、ご本人たちは認めてないですから」「芸能界のベッキー擁護派が否定されるけど、それは擁護するやろ。仲間内ですから、いい子だっていうのは知ってるんで」といい、「芸能界が擁護するのは当たり前でしょ。ベッキーが嫌な子やったら『悪いやつやな』と言えるけど、ええこだから。まぁ何をしてもいいわけではないけど……」「事実はわからないけど、がんばっていただきたい」と、不倫をしていたベッキーさんを擁護する姿勢を見せています。
宮迫さんは2011年に『フライデー』によって不倫をスクープされており、宮迫さん本人は不倫を否定していたものの、女性のマンションから朝帰りする姿がキャッチされていることなどからクロだと見られており、その翌週には博多で美女と合コンしていたことも報じられています。
自身にもこのようなスキャンダルがあり、他人のことをどうこう言える立場にはないことや、ベッキーさんと一緒に仕事をやっていたことがあるということなどから擁護しているのかもしれないのですが、宮迫さんの前回の擁護に対してネット上では、「宮迫にはガックリ」「嫌いになった」などといったコメントが寄せられており、自身のイメージ低下にもつながっているため、ベッキーさんを擁護するような発言は控えたほうが身のためではないでしょうかね…。