10月からTBS系でスタートする深夜ドラマ『おかしの家』でオダギリジョーさん(39)が主演を務めることが明らかとなりました。
同ドラマが放送されるのは、TBSが10月から新設するドラマ枠「水ドラ!!」(毎週水曜日23時53分~24時23分)となっており、映画『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞最優秀作品賞を獲得した石井裕也監督が演出を担当するほか、映画『くちびるに歌を』の脚本を手掛けた登米裕一さんと共に脚本も執筆。
東京の下町にある小さな駄菓子屋「さくらや」を舞台にしており、オダギリさんが演じる33歳の桜井太郎は、三流大学を中退し、深夜のアルバイトをしていて何事にも不器用なものの、少年の心を持ち続けている心優しい“いい奴”で、八千草薫さんが演じる祖母の明子が経営している月の利益が3万円しかない駄菓子屋「さくらや」を守ろうと奮闘するのですが、なかなかうまくいなかい。
「さくらや」の裏口には、勝地涼さんが演じる幼馴染の一人で脚本家志望の三枝弘樹や、嶋田久作さんが演じる近所の銭湯「亀の湯」を経営している島崎明、前野朋哉さん演じる太郎と三枝の後輩・金田剛ら常連客が入り浸っており、一緒に駄菓子を食べては他愛もないおしゃべりをする等、少年時代のようなグズグズな時間を過ごしていたのですが、そんな中で、尾野真千子さんが演じる太郎の幼馴染・木村礼子が夫との離婚を機に、5歳になる息子を連れて地元に戻ってきて久しぶりに再会。
それを機に太郎や仲間たちは、「さくらや」を訪れる人々と共に自身の過去や夢、痛みに向き合いながら「本当に大切なもの」に気付いていくという物語となっています。
(↓の画像左から八千草薫さん、オダギリジョーさん、尾野真千子さん、勝地涼さん)
オダギリさんがTBSの連続ドラマで主演を務めるのは、2009年に放送の『ぼくの妹』以来6年ぶり、連続ドラマで主演を務めるのは、昨年4月期放送の深夜ドラマ『リバースエッジ 大川端探偵社』(テレビ東京)以来となりますが、オダギリさんは今回の出演について「人間はバカな生き物です。本質を見失い、何度でも同じ過ちを犯す。本当に大切なものも、すぐに見失ってしまう…が、同時に人間は愛おしい生き物です。今回集まるスタッフ・キャストなら、そんな人間の両面を、最高の形で真空パック出来ると思います。そしてこの作品は、“深夜ドラマ”の可能性を広げることになるでしょう」とコメント。
演出と脚本を手掛ける石井監督は「年を重ねるごとに忘れていく“本当に大切なもの”をテーマに、楽しくて豊かなドラマにしようと思っています。本当に幸運なことに、最高のキャスト・スタッフの方々がそろいました。ドキドキしていますし、きっといい作品になると確信しています。」とコメントしています。
これにネットでは、
- 民王みたいな面白いドラマを期待します(^^)演技は俳優と女優のドラマを楽しみにしています。
- これは見る!オダジョー大好き!この人最近主役なら深夜というイメージだね。ゴールデンなら悪役かいい感じの脇役。いい味出してる俳優さんですね。
- 映画・舟を編むにオダギリさん八千草さん出演してましたね。同じ監督みたいですが、印象がよかったのかな。あの映画は静かな映画でしたが、とても良かったので期待してます。
- オダギリさんは5月に次男を亡くされ、どうしようもなく落ち込み、仕事も手につかないほどだったと聞きました。辛いことを乗り越え、今後も素晴らしい役者さんとして頑張ってもらいたい…。
- 深夜枠のオダギリジョーは妙に妖しい魅力がある。とりあえず観てみようと思う原作とキャストだな
などのコメントがありました。
低視聴率によって8話で打ち切りとなった2012年4月期放送の連続ドラマ『家族のうた』(フジテレビ系)で主演を務めたオダギリさんは、その後もドラマに出演しているものの以前に比べて仕事は減少し、深夜ドラマだったり、脇役として出演することが増えていますが、役者として評価されている方で、オダギリさんが出演の深夜ドラマは面白い作品であることが多いことから期待したいですね。
また、『おかしの家』は深夜ドラマにもかかわらず、ゴールデン帯のドラマなのではと思ってしまうほど出演者が豪華で、演技派の俳優陣が揃っていることから放送が楽しみなところです。