フジテレビ系で毎年夏に放送されている『FNS27時間テレビ』の総合司会を昨年はナインティナインとSMAPの中居正広さんが務めましたが、今年はウッチャンナンチャンが総合司会に内定したと週刊誌『週刊女性』が報じており、これに対してネット上では様々な声が上がっています。
『週刊女性』によると、ウッチャンナンチャンが総合司会に内定した理由は、内村光良さんが司会を務めているバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が好調で、さらに南原清隆さんが司会の平日お昼の帯番組『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)に関しても好調で主婦層からの支持も高いためのようです。
内村さんは昨年11月より同局系でスタートした『優しい人なら解ける クイズやさしいね』、『痛快TVスカッとジャパン』、2014年10月より放送の『痛快TV スカッとジャパン』で司会を務めている一方で、南原さんはフジテレビ系の番組には出演しておらず、コンビで『27時間テレビ』の総合司会を務める事に対して違和感を抱くのですが、同誌によると春の改編で南原さんが司会の番組がスタートする事になったといいます。
それによって昨年4月にゴールデンに昇格した有吉弘行さんが司会の『有吉のニッポン元気プロジェクト おーい!ひろいき村』が3月をもって終了し、後番組として南原さんがMCの新番組がスタートするそうです。
昨年7月25・26日に放送された『27時間テレビ』は、昨年秋に放送20年目を迎えた『めちゃ²イケてるッ!』を主体に放送され、ナインティナインのお2人と中居さんが司会を務め、めちゃイケメンバーのオアシズ・大久保佳代子さんが「本気の88km(ババア)マラソン」に挑戦するなどしたのですが、関東地区の平均視聴率は10.4%とギリギリ2ケタとなっており、この数字は過去3番目に低い数字だったことから大コケと話題に。
その一方で、日本テレビ系で26日に放送された『世界の果てまでイッテQ! 登山部マッキンリーSP』は、番組レギュラーのイモトアヤコさんが北アメリカ最高峰の山「マッキンリー」(標高6,168メートル)登頂に挑戦する姿に密着し、平均視聴率17.1%と同時間帯トップの数字を記録。
昨年の『27時間テレビ』は「本気」をテーマに、様々な企画にチャレンジするといった内容となっていたのですが、『27時間テレビ』内の企画よりも、イモトさんがマッキンリー登頂を目指す姿の方に感動した方のほうが多く、ネット上では『27時間テレビ』に対して批判的な声が多く上がっていました。
また、ダウンタウンの松本人志さんは『ワイドナショー』では『27時間テレビ』のマンネリ化などを指摘。
「27時間テレビって毎年やらないといけないんですか? ちょっと休んでみても良いのかなと思うんですよ」「来年は(27時間テレビが)あるらしいぞ、とか。今年はあるで!の方が、みんなの士気も上がっていいんじゃないかと思う」と語り、これに対して賛同する声が多く、フジテレビの亀山千広社長も昨年10月の定例社長会見で「まだ何も決まっていない」としながらも、「検証というか、もう一度しっかり考えるところに来ているかな、とは思います」「やめるという決断は勇気のいることだと思う。それに代わって何をやるか。営業的にもスポンサーになじまれているので、検証に入っている」と休止を示唆する発言をしていました。
そうしたこともあり、安易な理由でウッチャンナンチャンを総合司会に起用し、今年も『27時間テレビを放送することに対してネット上では、
- フジも現状を打破しようとしているのは分かるけど、力の入れるところを間違っている
- 『他局の番組でのMCが好評だから』っていうところが、いかにもフジテレビらしい理由だなw
- 局内では27時間をヤラナケレバならないって思っているかもしれないけど、そこまで視聴者が望んでいるとは思わない。
- 司会も大事かもしれないが問題は放送内容。
などの批判的なコメントが多く寄せられています。
しかし、その一方では「ウッチャンナンチャンが司会なら、ダウンタウンやとんねるずとのからみは楽しみかも。真夜中のさんまと中居くんのとの共演もどうするのか楽しみ。」、「ダウンタウンだけじゃなく、野沢直子、清水ミチコも呼んで『夢で逢えたら』復活とかやってほしい。」、「笑う犬の復活に期待」などといったコメントも寄せられています。
これが今から10年以上前で、まだフジテレビがバラエティ番組で高視聴率を獲得し、まだ勢いがあった時であれば期待もできるのですが、今のフジテレビが制作する番組は出演者頼みで、企画が練られていなかったり、他局の番組を真似したものだったり、視聴者を無視した内容だったりで面白く無いということが多いことから、今年もしウッチャンナンチャンが司会を務めたとしてもあまり期待することは出来ません、
やはり無理に毎年放送するのではなく、数年に一度放送するという形式にした方がいいのではないかと思うのですが、果たして今年はどうなるのか今後に注目したいですね。