珍獣ハンターのイモトアヤコさん(28)が、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)のエベレスト登頂企画で、昨日8日にブログとTwitterで日本を発つことを報告しました。
これまでにイモトさんは同番組の企画で、標高8163mあるマナスルなど過酷な山への登頂に成功していることから、世界最高峰・エベレスト登頂(8848メートル)に期待している声は多いのですが、死亡者が出ている危険な山であることは間違いないため視聴者からは「芸人にここまでさせるのはおかしい」「何かあったらどうすんるだ」「イモトに触発された素人が登って事故が起きるパターンが増えそう」などと批判する声も出ています。
イモトさんはブログで、「初めて本格的な登山をしたキリマンジャロから早5年。まさか本当に自分が世界最高峰に行くとは未だに実感ありません」と心境を吐露すると、番組MCの内村光良さんら『イッテQ』のメンバーに送りだされたといい、その期待を背負って「エベレストに挑戦できることを本当に誇りに思うし、成功させて誇りになりたいと思います」などと決意を綴っています。
企画の発足から僅か5年でのエベレスト挑戦ですが、プロの登山家でも失敗するような山々を制覇したイモトさんの身体能力は驚異的で、エベレスト登頂も問題ないという声は多いのですが、ここ数年でイモトさんの人気上昇で仕事が増加してため、「十分な準備ができていないのでは?」との意見もあります。
しかし、登山関係者は逆に「エベレストならそれほど心配ない」と驚きの発言をしています。
それは、近年、エベレストはルートや攻略法が確立されたこともあり、登頂の失敗は非常に少なくなっているそうで、90年から06年までの16年間で4549人が挑戦し、そのうち死亡者は64人。死亡率1.41%で8000メートル級の中では非常に生還率が高く、ここ10年ほどに限っていえばもっと死者は少ないといいます。
さらに最近では、観光ツアーまで組まれている状況のため、今までのように「極地法」で比較的安全なルートから登頂を目指せば心配はそれほどないそうで、むしろ、死亡率17.85%の“死の山”といわれるマナスル登頂の方が本当に危険だったといいます。
(※「極地法」とは、大勢のスタッフやガイドが物資とルートを確保し、最終的に少数の登山者で頂上を目指す登山法。)
とはいうものの、万が一の事態が起こる可能性は誰にも否定できない。
イモトさんが無事帰ってくることを心から願う。
これにネットでは、
- 生きて帰ってくることを祈る。
- いい加減 バラエティで女子に危険な事させるのは止めろよ!今が一番気候的に良い時期かも知れないけど、エベレスト登頂は命を失う危険と隣り合わせだぞ! なんかあったら責任取れるのかよ日テレさんよ―!!
- 凍傷で指落とす羽目になんなきゃいいんだけどね・・・
- 全面バックアップされても金貰っても仕事でも俺は嫌だな。エベレスト登頂なんてしたくないしできん。イモト普通にすごいと思うよ 生きて帰ってきてくださいな
- ここまで来たら、応援するしかない!!がんばれイモトさん!!!
などのコメントがありました。
イモトさんの凄さはマナスル登頂で十分に分かりましたので、エベレスト登頂にもし失敗したとしても、再チャレンジなどの企画はやらないでもらいたいですね。
ちなみに、『進ぬ!電波少年』の企画「電波少年的懸賞生活」で一躍有名になったタレントのなすびさんも、昨年4月に東日本大震災で被災した方々を励ます目的で、エベレスト登山に挑戦する「エベチャレ」を企画し実行しましたが、頂上まで標高差約100mの手前で登頂を断念しています。
今後なすびさん再チャレンジするそうですが、プロの登山家ではないので無理はしないでほしいですね。