14日に放送された人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)にて、同番組レギュラーのお笑い芸人・イモトアヤコさん(本名=井本絢子 29歳)が、アメリカ・アラスカにある北アメリカ最高峰の「マッキンリー山」(標高6,168メートル)登頂に挑戦することが発表されました。
イモトさんはこれまで同番組の企画「イッテQ登山部」にて、世界最高峰の山「エベレスト」(標高8,848メートル)登頂を目指し、世界各国にある山への登頂に挑み成功してきましたが、昨年4月ついにエベレスト登頂のため現地入りしたものの、現地で大規模な雪崩が発生して登山ガイドをしているシェルパや、登山者が複数死亡する事故が発生し、登頂が困難になり断念することが決定しました。
それから約1年が経過して「マッキンリー山」登頂企画が発表されたわけですが、マッキンリーはエベレストよりも風が強て寒さが厳しく、更には、マッキンリーを登山するには大きなリュックを背負い、ソリを引きながら登る「マッキンリースタイル」と呼ばれる格好で登頂に挑戦することになり、リュックには個人装備として食料やテントなどが入っており、重さは40キロになるとのこと。
また、「ヒドゥンクレバス」という雪に覆われて見えなくなっているクレバス(氷河や雪渓などに形成された深い割れ目)があり、かなり危険な山への挑戦となることからネットでは、
- もう視聴者はここまで求めてねぇぞ。バラエティじゃねーわ
- マッキンリーと言えばどうしても植村さん思い出してしまうな…。心配だわ…
- マッキンリーやばいで。ベースキャンプから登る高さがヤバイ
- ただのバラエティなんだから命がけでこんな事する必要ないのに
- こうやって見るとすげーなイモト。でも無理はアカンわ。
などのコメントが寄せられています。
今回番組では、万が一クレバスに落下した場合を想定した訓練や、八甲田山の最高峰大岳(標高1584.6メートル)への単独登頂をする姿が放送されていましたが、登山家・冒険家の植村直己さんは、1984年2月12日に世界初のマッキンリー冬期単独登頂を果たしたものの、翌13日に行われた交信以降に連絡が取れなくなり消息不明になっており、その後救出に向かったものの見つけられず、現在に至るまで遺体は未発見となっています。
プロの登山家でも命を落とすようなかなり危険な山であるため、イモトさんが登頂を目指すというのはかなり危険で、バラエティ番組でここまで危険な山に挑戦する必要は無いですよね。
エベレストへの登頂を目した際にも多くの批判が寄せられることになりましたが、日本テレビはこれでもし大事故が発生した場合、一体どうするつもりなのでしょうか…。