バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系 日曜19時58分)の視聴率が低迷し、番組レギュラーのお笑いタレント・イモトアヤコさん、出川哲朗さん等がリストラ候補に挙がっているとニュースサイト『日刊サイゾー』が報じています。
2007年から放送の『世界の果てまでイッテQ!』は、放送スタート時から10%以上の視聴率を獲得し、2009年以降は平均視聴率が15%を超え、その後も視聴率の上昇が続き、同時間帯トップの人気番組となりました。
2018年に『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)がスタートして以降は、激しい視聴率争いが繰り広げられ、現在は平均視聴率が15%を下回っており、同時間帯2位となることが増えています。
これまでは世帯平均視聴率が『ポツンと一軒家』を下回っても、テレビ局やスポンサーが現在重要視している個人平均視聴率は『イッテQ』の方が上回っていましたが、4月以降は個人視聴率も逆転されています。
4月18日の世帯平均視聴率は、『イッテQ』が12.5%、『ポツンと一軒家』が16.7%で、個人平均視聴率は『イッテQ』が8.9%、『ポツンと一軒家』は9.4%となっており、4月4日も世帯・個人ともに『ポツンと一軒家』が同時間帯トップでした。
『日刊サイゾー』によると、これに対して日本テレビは異常事態として幹部たちが対策を練り、出演者のリニューアル案が挙がっているとのことです。
<↓の画像は、『世界の果てまでイッテQ!』レギュラーメンバーの写真>
民放関係者はその内容について、「手越祐也がジャニーズ事務所とのゴタゴタで番組を降板した際にしっかりとした説明もなく視聴者をシラケさせた。すぐに後釜となるイケメンタレントを入れなかったことも視聴率低迷に繋がったのでしょう。また、イモトアヤコも飽きられ始めていて、広告代理店が好感度調査をしても、最近では名前が上がらなくなり始めている。リストラ候補と言われています。さらに、マリエの島田紳助による肉体関係強要騒動を暴露した際に名前が上がった出川哲朗も、日テレの上層部からNGが出ているようでリストラ候補に名前が挙がっているようです。MCの内村光良以外はガラリと布陣を変えるつもりのようですね」
と語っています。
リニューアル後の出演者については、「出演者をある程度固定するのはやめ、企画ごとに人気のあるタレントや芸人をブッキングするようです。その中で、ブレイクする企画があればレギュラーにする予定だとか。スタジオも内村と宮川大輔、女子アナを進行役で入れ込み、その他の出演者はその時々で変えていくようです」
としています。
週刊誌『週刊現代』も、『イッテQ』の視聴率低迷によって日本テレビの幹部が対策会議を行い、今後企画内容の見直しや内村光良さん以外の出演者交代など、大幅なリニューアルが実施される可能性が高いとしています。
そして、『イッテQ』の視聴率低迷によるテコ入れ、出演者の交代説などに対してネット上では、
- だんだんマンネリ化しつつあった中で、コロナで海外ロケができなくなったのが追い討ちになっている
イモトのコーナーも海外だからこそのものだったし、一番好きだった出川イングリッシュも海外行かないと意味ないし。一旦打ち切って、たまに特番でやれば良いと思う。 - イッテQはコロナ以前からマンネリ化してたけど、以前より手抜きに思える企画ばかりになってきたからかなって気はする。
温泉同好会とか誰が面白いのって企画もあるし、マンネリと言うよりは面白くないコンテンツが多数を占めるようになったからだと思う。 - 難しいのは、こういう感じで長寿番組を終わらせても、新しく始まる番組がもっとつまらなくてかえって数字を下げるというパターンがあること
- 鉄腕!DASH→TOKIOの変革期に突入 イッテQ→海外ロケ不可能でピンチ 行列→ここ数年ただのよくあるバラエティ
日曜の3番組は特にしぶとく続けたい番組なんだろうけど、そろそろ終わるんじゃないかな。 - マンネリ化してるし、新鮮さも無くなってきた。長く続けば良いと言うわけでもない。
イッテQは海外ロケとかで賄っていたところが大きかったが、今は海外ロケが不可能だし、国内ロケすらも緊急事態宣言などでそろそろ限界に来てる - ロッチ中岡とか森三中とかに対し、嫌がらせのようなことをさせるのが多くなって見るのが嫌になった。
カズレーザーや宮川が挑戦するようなのは面白いとは思うが。人を辱めてワイプで笑っているのを見るのはもう見たくない。 - コロナで海外に行けないのが大きいよね。イモトや森三中が海外でロケしてどんな過酷なことにも頑張ってる姿、笑えるところが面白かった。
その前だと宮川大輔のお祭り男。でもヤラセがあったしね。どっちにしても「世界の果てまで」なんだから海外に行けないので限界があるよね。
などの声が上がっています。
『イッテQ』は、『ポツンと一軒家』がスタートしてから1ヶ月後の2018年11月に『週刊文春』によって、宮川大輔さんによるお祭り男企画「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」でヤラセ、祭りのでっち上げ問題が報じられ、番組のイメージに傷を付けました。
その後、昨年2月に企画が復活した際には番組の視聴率が15%を超えましたが、『ポツンと一軒家』はその日に視聴率が20%を超えており、『イッテQ』は前週から0.4%アップとわずかな上昇となっていました。
そして、新型コロナウイルスの感染拡大によって海外ロケが困難な状況となり、番組の内容がさらにマンネリ化、全体的に質が低下していると指摘されていることから、数字回復のためには出演者のリニューアルなど、かなり大胆なテコ入れをする必要がありそうですね。
しかし、元NEWS・手越祐也さんに続いて、イモトアヤコさんや出川哲朗さんといった人気メンバーの降板によって、さらに視聴者離れが起こる可能性もあります。
まずは出演者の交代ではなく企画の練り直しなどを行い、新たなヒット企画を生み出すことに注力した方がいい気がしますが、今後の改編のタイミングで出演者の入れ替えが行われることになるのでしょうかね…。