人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が2日、放送4時間前になって「撮影協力先について確認事項が発生した」との理由で過去の総集編に差し替えられ、視聴者から困惑の声や詳しい原因について様々な憶測が飛び交う中で、番組公式X(旧ツイッター)で現状を伝えています。
番組のラテ欄では2日放送分の内容について、「温泉同好会のインド旅 絶叫ヒモ無しバンジー▽ガンバレルーヤ韓国美しすぎ回転演舞習得 もん絶…マル秘小顔エステ」
としていたのですが、番組放送4時間前の16時に「撮影協力先について確認事項が発生した」として急遽内容を変更して放送することを発表し、過去の総集編をオンエアしました。
そして、イッテQのXが3日に更新され、「韓国でのロケ企画の撮影協力先について確認事項が発生したため、急きょ放送内容の変更を行いました。現在も確認作業を続けております。」
と、韓国ロケの撮影先を巡ってトラブルが発生していることを明かし、2日に放送予定だった「温泉同好会 インド編」に関しては近日中にオンエアするとしています。
<↓の画像が、イッテQ公式Xの投稿>
今回の説明でも詳細は伏せているのですが、お笑いコンビ『ガンバレルーヤ』が参加した韓国ロケは、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)系の『リトルエンジェルス芸術団』に入団して回転演舞を習うという内容だったことが判明しています。
1日に旧統一教会の信者たちがXで、イッテQでリトルエンジェルス芸術団が取り上げられることを告知し、ガンバレルーヤの2人が団員から演舞の指導を受けている写真も拡散されており、ネット上では様々な声が上がっていました。
<↓の画像が、リトルエンジェルス芸術団に入団、指導を受けるガンバレルーヤの写真>
『産経新聞』がイッテQの差し替えについて日本テレビに取材したところ、「今後放送するかどうかは確認を終えてから決めたい」とコメントし、お蔵入りも含めて検討していくようです。
一方で旧統一教会の広報局は、リトルエンジェルス芸術団がイッテQの撮影に協力したことを認めたうえで、「韓国有数の芸術団であり、リトルエンジェルスが原因で放送内容を変更したとすれば驚きだ」と話したとしています。
そして、このトラブルに対してネット上では、
- フジの件があるから、メチャクチャ慎重になっている感じ
- 旧統一教会なんだからお蔵入り決定でしょ。普通調べれば分かると思うけど。
- しれっと流すつもりだったのかな。韓国スタッフが知らないはずないよね。
- 事前にどんな団体か確認するのが当たり前だが、現地のコーディネーター任せにしてたんだろうな。
- 信者のコメントが実に面白かった テレビ放映される!すごい!と喜んでいたのに、撤回されると偏向報道をするテレビなんて無くなれ!と罵る
さっきまでその偏向報道のテレビに出ることを喜んでたのでは? - 統一教会絡みなんてやる前からわかっていたこと。今までなら大使館から抗議が来ようが、漫画家が亡くなろうがスルーしていたが、フジの関係でスポンサーが逃げる所を見ちゃったらそりゃ慌てるわな。節操ない奴らだね。
- もし普通に放送されてたら、大炎上どころか放送事故レベルの騒ぎになってた案件。
ギリギリで差し替えたのは正解だったけど、これまでのチェック体制はどうなってたんだろうね。
などの声が上がっています。
イッテQの制作サイドはどういった理由、経緯でリトルエンジェルス芸術団に撮影協力を依頼したのか、事前に旧統一教会系の団体であることは把握していなかったのかなど、気になる部分が複数あります。
リトルエンジェルス芸術団が創設された経緯などはWikipediaに掲載されており、旧統一教会の創設者・文鮮明氏(享年92)と3番目の妻で現教団トップの韓鶴子総裁(81)が1962年に創設し、教団が設立した財団の資金稼ぎの1つとして海外公演を行い、かつては日本でも定期的に公演を行っていたようです。
イッテQの番組スタッフは事前に一切下調べもせずに、かつてのお祭り男企画の祭りでっち上げ、ヤラセ騒動時のように、現地のコーディネーターに企画を丸投げして今回このようなトラブルが発生したのか、制作陣の中に旧統一教会と近い人物がいるのか何のか詳細は不明ながら、旧統一教会絡みとなればこのままお蔵入りとなる可能性があり、このロケに参加したガンバレルーヤの2人が不憫でならないですね。