人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系 日曜19時58分)の企画で、レギュラーメンバーのお笑いタレント・宮川大輔さん(49)が口から食べ物を“リバース”する場面があり、嘔吐物に対してはキラキラ加工がされていたものの、番組視聴者等の間では汚いなどの批判が噴出していると週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』が伝えています。
ヤラセ疑惑騒動で物議を醸した人気企画「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」に出演の宮川大輔さんは、2020年3月から企画が再開するも新型コロナウイルスの影響で海外ロケが難しいため、現在は国内の祭りに参加する「ニッポンお祭り道中」という企画に出演しています。
1月末の放送回では、制限時間内に湯豆腐を何丁食べれるかを競う「桂文枝の順正ゆどうふ食べくらべ大会」に参加し、この大会は落語家・タレントの桂文枝さんが審査員長を務め、50年近く続く豆腐の早食い大会といい、1・2回戦でそれぞれ合計800グラムの湯豆腐を10分間以内に食べ、対戦者同士が時間内に食べきったら、決勝戦ではより多くの湯豆腐を食べた方が勝利となるルールとなっています。
<↓の画像は、湯豆腐早食い大会に参加した宮川大輔さんの写真>
宮川大輔さんは2018年大会の優勝者と対決し、会場には父親も応援に駆けつけていたことから「負けるわけにはいかない」「(豆腐)10丁を食べ切るわ」と意気込んでいたのですが、1回戦の残り15秒、あと一口というところで、目の前の土鍋に豆腐を吐き出し、このシーンではモザイクの代わりとして、キラキラ加工が施されていました。
<↓の画像が、リバースした宮川大輔さんの写真>
宮川大輔さんは番組の企画で何度も嘔吐しており、吐瀉物にキラキラ加工が施されるのはお決まりとなっているのですが、このシーンに対して視聴者からは、
- お店にも失礼だし、見てて不快感しかない…
- イッテQ、大食いやめりゃいいのに。汚い
- 土鍋に吐くとか非常識過ぎる
- コロナ禍でこの行為はあり得ない
- ほんまに汚いし、食べもんや作ってくれた人に失礼やわ…
- キラキラ加工で笑いにするのやめてほしい
- 宮川は食べ物辞めた方が良い!食べ物が勿体ない
- 食事中イッテQ見てたら、嘔吐恐怖症にはしんどすぎる映像流れてきて、食べれなくなった
- キラキラとか言ってるけど普通に汚い 当然このゲロは本人かスタッフが処理してるんだよね?
- イッテQの宮川さんのキラキラで笑ってる夫が信じられない。無理やり食べて吐く。何が楽しいの??ほんとにこのコーナーだけは嫌い。大嫌い。
などの批判が殺到する事態となっていました。
なお、宮川大輔さんはお店側にその後「失礼しました」と謝罪し、宮川さんの父親は「キラキラも、お前のトレードマークや」と励ます場面もオンエアされていました。
デイリー新潮によると、視聴者から寄せられた多くの批判にテレビ業界も深刻に受け止めているそうで、「番組にも『コロナ禍にありえない』『土鍋に戻すなんて信じられない』といった批判や不快感を示すコメントが多く寄せられたようです。ようやく再開した“お祭り男”で、宮川のリバースはお約束のテッパンネタでしたから残念です」
と日本テレビ関係者が語っています。
今回多くの批判が寄せられた原因については、「これまでの外ロケでは地面に吐くなどしていたので、お店の商売道具を汚したり、お店に迷惑がかかる吐き方はしていませんでした。視聴者には『お店に失礼』であり、『あの土鍋を客に提供するの?』という不快感が強かったようです。もしかすると番組スタッフが買い取ったかもしれませんが、そうは伝えていませんからね」
と分析しています。
かつて、志村けんさん等がコントなどで吐き出すネタを披露していたとした上で、「ただ、あれは“戻す”と言うより、吐き出す、口からこぼすというものでした。片岡鶴太郎さんやダチョウ倶楽部の“アツアツおでん芸”も、口に入れたおでんを吐き出すネタはやりづらくなっています。また、今回は対決の場が、有名な大会だったことも批判された一因かもしれません」
と語っています。
今回の炎上騒動を受けて、イッテQでのリバース芸、キラキラ加工は廃止になるのかどうかについては、「戻すという行為は生理的な不快感を和らげるのが難しい。それでも宮川のリバース芸はウケていましたし、嘔吐を笑いに昇華させた番組はアッパレだったと思います。しかし、今回の土鍋にリバースは、さすがにマズかったと思います。土鍋にさえ吐かなければ、批判の声も少なくなかったと思います。」「今後は要注意の演出になっていくのでしょう」
と語り、規制対象になる可能性も十分あるようです。
デイリー新潮はこのように伝えているのですが、この報道を受けてネット上では、
- クレームや意見も時には大事な事だけど、あまりやり過ぎるのもどうかと思う。
バラエティ番組をつまらなくしてる理由の1つがこれなんじゃないかな?嫌なら観なきゃよいだけ。 - 店側もリバースの恐れあることは、過去の放送を見て知っているだろうし、事前にそういう説明も受けているだろう。
- これまでの放送で吐いてたりするのは気にならなかったけど、食べ物を出すための鍋に吐いたのは気持ち悪く感じた
大輔さんのコーナー面白いし好き。こういう意見を基に番組側も新しいネタを考えていけばいいんじゃない - お祭りが発足したら当初からすると、宮川も年齢を重ねて結果がついてこなくなってしまい、せめて面白くという事でリバースありきになっているんだと思う。
出来れば結果の方で勝負して欲しい。体力的にキツいならお祭りを辞めてもいいと思う。 - ハプニングではなく、明らかに演出になってるから問題。個人的には、大食い競争系の勿体無いは、料理人と話がついてるなら、さほど問題ないと思っている。
ただ、この件はリアルに嘔吐物を連想し、気分を害す人も居るだろうから批判は当然。
トイレやバケツに吐いてりゃ、そこまでクレームはなかったろうに、やり過ぎだった - まあキラキラのオチ目的になってるフシがあるのは軽く問題かもね。(注・店、運営側の許可は得ております)とかテロップ入れないといけないのかな?つまらない時代ですよ、誰がそうしたのか、仕方ないですね。
などの声が上がっています。
食べ物を粗末にする系のネタは炎上しやすく、つい最近も人気YouTuberグループ『東海オンエア』の動画で、豆腐をテーブルに叩きつけて木っ端微塵にする場面があり、ネット上で炎上していました。
テレビではかなり前からこうしたネタは減り、もし食べ物を粗末にするようなネタをするにしても、テロップで「スタッフが美味しくいただきました」などと注釈を入れ、視聴者からのクレームを回避するという手法をとっています。
しかし、今回の件は食べたものをただ吐き出すだけでなく、店の土鍋に顔を突っ込んで吐いていたので、いくらキラキラ加工をして笑いにしようとしても、問題行為だと非難されるのは仕方がないかもしれません。
宮川大輔さんの“リバース芸”はネタの1つになっていて、番組視聴者も、そうした場面があるかもしれないこともある程度想定して視聴しているとみられ、今回の件に関しては擁護の声も多く上がっています。
そして、これもまた規制対象になってしまったら、さらに番組がつまらなくなることが懸念されており、バケツ等ではなく土鍋に吐いたことは問題ながらも、何かを吐き出し、キラキラ加工をするという演出自体は無くさないでほしいとの声も多いですが、賛否両論となっている中で番組サイドが今後どのような対応をするのか注目したいですね。