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週刊文春砲で世界の果てまでイッテQ!謝罪、内村光良のコメントはオンエアなし。視聴者から応援の声相次ぐ

イッテQヤラセ疑惑を謝罪、番組は高視聴率を維持。お祭り企画休止も打ち切らず放送継続へ

週刊誌『週刊文春』に2週にわたって、世界のお祭りに参加する企画のヤラセ、でっち上げ疑惑を報じられた人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系 日曜19時58分)が18日放送され、番組の平均視聴率は16.5%(関東地区)だったことが分かりました。

この日の番組冒頭では約1分にわたって、テロップとナレーションによる謝罪コメントが放送され、その後にタイトルコールが流れて番組がスタートという形になっており、司会のウッチャンナンチャン・内村光良さんら出演者が、視聴者に対して謝罪する姿などは放送されませんでした。

番組冒頭で流れた謝罪コメントの内容は、「当番組の『祭り』企画をめぐり、みなさまに疑念を抱かせ、ご心配をおかけする事態に至ったことについて深くお詫び申し上げます。」「これまでの番組制作のありかたを猛省し視聴者のみなさまに自信をもってお届けできる体制が整うまで『祭り』企画については当面の間休止いたします。」「制作者一同、原点に立ち返り、みなさまにより楽しんでいただける番組を目指して参りますので引き続き宜しくお願い致します。」といったものでした。

なお、13日に行われたスタジオ収録で内村光良さんは、カメラが回っている中で番組観覧者を前にして、「今回の一連の報道でお騒がせして申し訳ありません。撮影に際しては、常々、みんなもスタッフも全力でやっています。少しも手を抜くことはありません。それは理解していただきたいと思っています。番組が続く限り、われわれ一同全力でやっていきますので、どうか今後ともイッテQ!を宜しくお願いします」と、謝罪していたことを日テレは明らかにしています。

これに対して日本民間放送連盟(民放連)会長で、日テレの大久保好男社長は15日に行った局の定例会見にて、「全て日本テレビの責任。内村さんがこういう謝罪をされた事態に至ったことについては非常に恥ずかしい、内村さんに対して非常に申し訳ない。出演者には何の落ち度もない。内村さんにも私達がお詫びしなければいけない」と語っていました。

そして、大久保好男社長が謝罪を行う前に収録された18日放送のイッテQでは、「珍獣ハンターイモトワールドツアー in ガーナ」、「イッテQ!カレンダープロジェクト in トンガ」の2本の企画がオンエアされ、番組レギュラーで世界各地を飛び回っているイモトアヤコさんが、通算114ヶ国目となるアフリカ・ガーナ共和国を訪れ、派手なお葬式文化や現地の呪術師に自身の今後を占ってもらうなどしていました。

<↓の画像は、18日放送「珍獣ハンターイモトワールドツアー in ガーナ」の写真>

一方のカレンダープロジェクトでは、水泳が得意で“オーシャンズ金子”と番組で呼ばれているタレント・俳優の金子貴俊さんが1年ぶりに出演し、複数のザトウクジラのオスが繁殖のため1匹のメスを追いかける「ザトウクジラのヒートラン」を撮影するべく、オセアニアのトンガを訪れるといった内容だったのですが、この日の放送も16.5%と高い視聴率を記録していたことなどに対してネット上では、

などのコメントが寄せられています。

バラエティ番組は視聴者を笑わせるために様々な演出が盛り込まれており、イッテQだけをそこまで責めるのはおかしいのではといった声も多く見受けられるのですが、今回問題となった「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」シリーズは、“お祭り男”こと宮川大輔さんが世界中のお祭りを紹介し、体を張って体験するといった内容だったものの、実際には現地で開催されていないような祭りを番組側が企画し、参加者には賞金や参加費として支払っていたことが明らかにされました。

これに対して今年ヤラセ疑惑が浮上した東南アジアのラオス政府は、実際には存在しない祭りを紹介されたことに憤っており、かなり大きな問題に発生していたので、お祭り企画の放送を当面休止することは仕方ないことだと思います。

こうした騒動があった中でも番組の平均視聴率は16.5%を記録し、ヤラセ疑惑報道後初の放送となった先週も16.6%となっており、現時点ではまだ特に数字の方には影響が見られません。

なお、同時間帯に放送されていたNHK大河ドラマ『西郷どん』の第43話は11.6%、『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦~大事件!3時間半スペシャル~』(テレビ東京系)は8.7%でした。

しかし、番組の裏側が色々と明らかとなり、番組に対するイメージも変化したことで以前のように笑えないといった声も上がっているので、今回の問題が数字に影響を当たるのか否か注目ですね。

また、この問題はまだ終了したわけではなく、日テレ側は「番組制作陣にヤラセという意識はなかった」とした上で、今後はこれまでのお祭り企画を社内チームで全てチェックしていき、その結果を今後公表していくといい、それに対して『放送倫理・番組向上機構(BPO)』がどのような判断をするかにも注目したいところです。

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