女優石原さとみさん(本名=石神国子 33歳)が、4月期放送の春ドラマ『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ系 木曜22時)で主演することが5日に正式発表され、薬剤師を主人公とした珍しい作品ということでも大きな注目を集めています。
『アンサングシンデレラ』は、漫画家・荒井ママレさんが2018年から『月刊コミックゼノン』で連載中の漫画『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』の実写化で、薬剤師を中心に、医師や看護師など医療に関わる人物との間に起こる様々な問題に向き合っていくという内容です。
<↓の画像は、原作漫画『アンサングシンデレラ 病院薬剤師 葵みどり』の写真>
主演を務める石原さとみさんは、薬剤師歴8年目の病院薬剤師・葵みどりを演じ、葵は「薬は患者の今後の生活につながるからこそ、その人自身を知る必要がある。それが、薬剤師にとって何より大切だ」という信念を持ち、患者1人1人に深入りし過ぎて叱られつつも、患者の「当たり前の毎日」を取り戻すために、患者に真摯に向き合っていくという役どころとなっています。
<↓の画像が、お団子ヘアがチャームポイントの主人公を演じる石原さとみさんのビジュアル写真>
薬剤師の仕事内容は、医薬品全般に関する知識を使い、医師の処方箋に基づいて調剤や服薬指導、医薬品の管理・販売を行うというもので、薬剤師は医師の処方箋に対して唯一、異議を唱えられる重要な存在です。
しかし、地味な存在であることから薬剤師を主人公とした作品はかなり珍しく、原作の漫画は薬科大学生の間で、薬剤師の現状を知るためのバイブルとしても使用されているといいます。
ちなみに、原作漫画の医療原案は、焼津市立総合病院薬剤科の富野浩充さんが担当しています。
そんな作品の実写ドラマ化に対してネット上では、期待の声が上がる一方で、
- 医療ドラマは飽きた
- また医療ドラマ?違うものが見たい
- 医療ドラマじゃなくて、別ジャンルのドラマを作って
- どうせなら『アンナチュラル』の続編が見たい
- 石原さとみの演技があまり好きではないんだよな。早口な喋り方が苦手だ
- 演技力的に「役に染まる」感じがないので、原作なしのオリキャラで勝負した方がいいと思う
などと、否定的な声も上がるなど賛否両論となっていることをニュースサイト『サイゾーウーマン』が報じています。
石原さとみさんは、2018年1月期放送の『アンナチュラル』(TBS系 金曜22時)で法医解剖医役を演じ、この作品での演技や脚本・演出などが高く評価され、全10話の期間平均視聴率は11.1%と、1ケタ台が多い金曜ドラマ枠で好視聴率を記録しました。
<↓の画像は、石原さとみさん主演ドラマ『アンナチュラル』の写真>
そうした反響を呼んだ作品だけに、終了直後から続編の放送を望む声が上がっており、一部では2019年にも続編が放送予定との情報も出ていたのですが、結局実現することなく現在に至っています。
そんな中で、石原さとみさんが新たに『アンサングシンデレラ』で薬剤師役に挑戦することが明らかとなり、同じ医療ドラマなら『アンナチュラル』の方が良かったという声も上がっているようです。
また、近年医療ドラマが激増していることで食傷気味の視聴者も多く、今年1月期には各局で医療ドラマを放送していることもあって、医療ドラマというだけで拒絶反応を示されるような状況にあります。
他にも、石原さとみさんのドラマは当たりハズレが大きく、『アンナチュラル』は石原さんの演技も絶賛されて代表作の1つとなりましたが、その一方で『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)、『高嶺の花』(同)、『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)といった作品は、早口でまくし立てる演技が不評で、ドラマの内容だけでなく石原さんの演技が受け付けず、離脱したという声も少なくありませんでした。
過去にこうした例もあることから、『アンサングシンデレラ』に対しても期待の声が上がる一方で、放送開始前から否定的な反応が上がるなど賛否両論となっているとのことです。
ドラマがスタートしてみなければ良し悪しは分かりませんが、『アンサングシンデレラ』はこれまでフィーチャーされることのなかった薬剤師が主人公ということで気になる作品ではあります。
また、石原さとみさんが主演や2番手で出演のフジテレビ作品は良作が多く、2010年以降には2012年放送の『リッチマン、プアウーマン』、2014年放送の『失恋ショコラティエ』や『ディア・シスター』、2015年放送の『5→9~私に恋したお坊さん~』などに出演し、好評価を受けていたので、否定的な声も多く上がってはいるものの、個人的には期待したいですね。