大規模振り込め詐欺グループのパーティーに闇営業で参加し、猛バッシングを浴びている雨上がり決死隊・宮迫博之さんMCの『アメトーーク!』(テレビ朝日系 木曜23時20分)のスポンサー離れが止まらず、ついに番組打ち切りも囁かれ始めています。
NHKはすでに、問題のパーティーに参加した芸人が出演の番組放送を中止し、他の番組に差し替えるなどの対応を発表したのですが、民放各局は静観の構えを見せています。
しかし、これが原因で早速『アメトーーク!』のナショナルスポンサー(全国を対象に広告活動を行う広告主)のうち2社(三井住友銀行、アコム)が13日放送回からCM放送を停止し、その穴埋めとして『公益社団法人 ACジャパン』(旧・公共広告機構)のCMが放送されました。
翌週の20日放送回では、オンラインゲーム運営会社『ガンホー・オンライン・エンターテイメント(GungHo)』も放送を中止、『東京スポーツ』によれば、別にもう1社も降りたことで合計4社が『ACジャパン』のCMに差し替えられていたそうです。
東スポの記事ではその裏側についてテレビ局関係者が、「CM差し替えが殺到して、急きょフォーマット(CMに入るタイミングなどを含めた番組構成)を作り直すことになったんです」「あの闇営業問題と反社会的勢力とのつながりの疑惑が影響していることは間違いありません」
と明かしています。
そのため、20日放送回ではなるべく『ACジャパン』のCMが目立たないようにと、CM4本中3本を番組終了のエンドロール後に流していたそうです。
こうした事態を受けて、これまで静観の構えを見せていたテレビ朝日内でも『アメトーーク!』の打ち切り論が浮上し始めたといい、「同番組は非常に優秀なコンテンツで、一時は週2回レギュラー放送されたぐらい、大きな実績がある。また、テレ朝と吉本との関係性を考えても、やり過ごせるなら、やり過ごしたかった。ところが、混乱は広がる一方。反社会的勢力との問題はさすがに“オフホワイト”(不倫疑惑釈明で宮迫が使った言葉)で逃げるわけにはいかない」
と別のテレビ局関係者が語っています。
もしも、『アメトーーク!』を打ち切った場合に放送する後番組について、「いま、吉本なら大ブレークした『千鳥』が深夜枠で『テレビ千鳥』をやっているし、もっと若手の可能性にかけるならM-1チャンピオンの『霜降り明星』が、『霜降りバラエティ』を深夜枠でやっている。両番組とも、後々のゴールデン帯への昇格を見据えて企画されたもの。少しタイミングが早いが、『アメトーーク!』の後継として昇格させるというやり方もある」
としています。
東スポはこのように『アメトーーク!』打ち切りの可能性を報じているのですが、これに対してネット上では、
- 詐欺集団にスポンサー頼めばいいよ
- もうホトトークでええやろ
- 来週からは闇トーーーーク!!
- 身から出た錆
- 闇迫を早く芸能界から追放しろよ
- 宮迫なんかを庇ったのが悪い。すぐに謹慎でもさせてればまだ違ったかもしれん
- 日清だけはしぶとくスポットでもCMぶっこんでるな。マルちゃんに変更するわ
- 宮迫のあの誠意がない対応ではスポンサーが見切りをつけるのは当たり前だろう。
スポンサー4社の対応は至極賢明な判断だと思う。 - 闇営業が問題ではなく、反社との付き合いが問題。有耶無耶にしてはいけない
- 良いタイミングで番組を終了できてよかったじゃん
- アメトーク好きだから終わってほしくない!!!!!司会代えろよ!
確かにコンプラは大事だと思うけど、やり過ぎなのも息苦しい世の中になるぞ!!!!! - アメトーク終わりかー。昔は面白かったけど最近ネタ切れ感あったし、とりあえず終わりでもいいんじゃないの。
また勢いある若手で面白い番組つくるチャンスということで。
宮迫は完全には消えないだろうけど、しばらく大人しくしてた方が良さげ - 気に入らないタレントがいたらこうやって潰せるわけだ。
反社会勢力に依頼して、身分偽って近づかせ写真動画録音決めて、後になって公開すると。すごいねぇ - 行ってからヤバいと気づいたけど、何されるか怖かったのでそのまま営業続けましたってなら、倫理的な問題とは別に精神な問題でまだ話わかるんだよな。
ノーギャラです、反社とは知りませんでした、でなぜアメトに招待しますになるんだよw
ギャラがよっぽどいいとか、プライベートでとんでもなく仲良いかのどっちかじゃなきゃ、こんなリップサービスしないっての - 宮迫は映画『アベンジャーズ』のホークアイの吹き替えを担当
吉本興業が宮迫の非を認め謹慎、引退させればディズニーに数十億単位の契約違約金を支払わざるを得なくなるのでうやむやにしている
HPに行動憲章として法令等の遵守、反社会勢力の排除とあるがこのままでは単なる銭ゲバのブラック企業でしかなく、今まさに吉本興業の企業としての真価が問われている
入江一人を生け贄の人柱にしただけでは済まないだろう
などのコメントが寄せられています。
『アメトーーク!』はずいぶん前からマンネリ化が指摘されてはいますが、深夜番組ながら現在も8%前後の好視聴率を記録しており、年に数回放送の特番も10%以上の数字を獲得しています。
そのためテレビ朝日としては、出来ればこのまま番組を放送したいというのが本音だろうと思いますが、雨上がり宮迫博之さんは暴力団関係者も絡んでいるという振り込め詐欺グループのパーティーに参加し、100万円ものギャラを得ていたという証言が週刊誌に報じられています。
これを裏付ける証拠は現時点で表に出てきてませんが、雨上がり宮迫博之さんは問題のパーティーで歌を熱唱、振り込め詐欺グループ主犯格の嫁をハグ、さらに2人を『アメトーーク!』の観覧に招待(ウヤムヤになり結局実現せず)、他にも集合写真を撮ったり、参加芸人たちの寄せ書きまでプレゼントするというサービスぶりで、これらを見ず知らずの団体に対してノーギャラで行うとは到底考えられません。
そうしたことから、『アメトーーク!』からの降板を求める声のほか、番組終了も仕方が無いという声が多く上がる事態となっており、スポンサーが完全撤退するのも時間の問題とみられているので、何かしらの対応をする必要があります。
個人的には、雨上がり宮迫博之さんを外し、相方の蛍原徹さんだけを残して別の芸人をMCに追加などの形で、番組を継続させるのが良いと思うのですが、今後テレビ朝日がどういった対応をするのか見ものですね。