1985年10月から放送の長寿番組『アッコにおまかせ!』(TBS系 日曜午前11時45分)の視聴率が低迷し、打ち切り終了の危機を迎えていることを週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』が伝えています。
デイリー新潮によると、9月11日放送回の平均世帯視聴率は5.7%、前4週間の平均視聴率も5.8%となっていて、8月28日には番組史上最低となる4.6%(個人視聴率は2.5%)を記録し、大きなピンチを迎えているといいます。
過去最低視聴率を記録した8月28日には、『24時間テレビ』(日本テレビ系)が放送されていた影響もあるものの、以前までは裏番組が強くても世帯視聴率は7%以上をキープしていたといいます。
<↓の画像は、1993年から共に司会を務める和田アキ子さんと峰竜太さんの写真>
しかし、近年は司会の和田アキ子さんのトークも切れが悪くなり、以前のように言動を巡って炎上することも減り、そして番組の企画内容も他のワイドショー番組と似たりよったりで、番組の勢いは低下の一途をたどっているようで、2020年には番組スタート時からスポンサーだった『富士薬品』が、番組から撤退したとのことです。
民放局のプロデューサーは番組の今後について、「和田さんのギャラは1本で推定180万円。彼女自身にとってもホリプロにとっても、番組をなくしたくはないでしょう。TBSにしても、ホリプロとの関係は続けていきたいはずです。いっそのこと和田さんを本当の“ご意見番”にして、MCの若返りを図るべきでしょう」
と指摘しています。
和田アキ子さんが所属する『ホリプロ』は、番組の企画協力として名を連ねており、アッコにおまかせ!にはかつて後輩の小島瑠璃子さん、あびる優さん等が度々出演し、最近も井上咲楽さんなど、ホリプロのタレントが準レギュラーで出演しています。
そのため、MCを交代するにしてもホリプロから選出される可能性が高いとみられますが、前出のプロデューサーは番組に合う後継者が見当たらないとし、「2025年の40周年まではやりたいでしょうが、正直言って、このままでは……」
と語り、このまま番組打ち切りとなる可能性があるとしています。
この報道を受けてネット上では、
- 37年もやってれば飽きられるよ
- 番組をまだやってた事に驚き
- 和田アキ子もかなり老けたよね。歌声も声量なくなったし。まあ、73だから。そろそろ仕事減らしてもいいのでは?
- アッコもネットの反応気にしてか、当たり障りのないことしか言わなくなってきたね
- 流石に飽きる。私もここ1~2年で観なくなった。取り巻きがヨイショするだけの番組。昔はニュースの切り口も新鮮に感じたけど…
- 何度も打ちきりって言いながら続いてる もういいんじゃないの?必死にしがみついてる感が痛いわ
- 土日は平日ほどワイドショーがないので、今の話題をやってくれるかと思いきや何かに忖度しているのかスルーする。前ほどの面白さがない。
などの声が上がっています。
アッコにおまかせ!は5年以上前から視聴率低迷が指摘されており、これまでに何度も番組の打ち切り危機が囁かれ、2016年4月に同じく長寿番組の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)が、月曜23時台から日曜正午に枠移動したことで、さらなる視聴率低迷が懸念されました。
しかし、アッコにおまかせ!はその後も平均世帯視聴率が7~8%台で推移し、数字に大きな変化はみられず、2017年度(2017年4月~2018年4月)の平均世帯視聴率は8.2%で、7年ぶりに同時間帯単独トップになっています。
その後も世帯視聴率は1ケタ後半で推移し、2020年時点では10%以上の視聴率を記録することもあり、民放ではウッチャンナンチャン・内村光良さんMCの『スクール革命!』(日本テレビ系)とトップ争いを繰り広げていました。
その後、2018年4月から『ウチくる!?』の後番組としてスタートした、ハライチ・澤部佑さん出演の『なりゆき街道旅』(フジテレビ系)がジワジワと視聴率を伸ばし、今年に入ってからは世帯視聴率が7%前後、個人視聴率は3~4%台で推移しています。
一方で、アッコにおまかせ!は世帯視聴率が5%以下に落ち込む日もあり、これまでは“芸能界のご意見番”とも言われる和田アキ子さんの辛口コメントが大きな見所だったものの、ネット上での批判などを受けてか切れ味鋭いコメントが減り、一方でズレたコメントが目立つようになってきました。
そのため、和田アキ子さんのポジションや内容変更といったテコ入れではなく、思い切って番組を終了させ、新たな番組をスタートさせた方がいい気もしますが、果たして今後どのような展開を迎えるのか注目したいですね。