1985年10月から放送の長寿番組『アッコにおまかせ!』(TBS系)に、終了危機が訪れていると週刊誌『週刊新潮』のWeb版『デイリー新潮』が報じています。
デイリー新潮によると、2月25日放送の番組でダウンタウン・松本人志さん(60)の性加害疑惑を取り上げた際、性被害を訴えた女性についてMCの和田アキ子さん(73)が「擁護でも何でもないですけど、この時にどうして警察じゃなくて文春を選びはったんやろ。」と発言し、この発言を巡って世間だけでなく業界内でも物議を醸していたといいます。
民放ディレクターは和田アキ子さんの発言について、「『なぜ警察に行かない?』『なぜ警察でなく文春を選んだ?』『8年前のことをなぜ今?』といったコメントは、被害を訴える女性を否定した性的二次被害に該当する誤った発言です。今やこうした発言をするコメンテーターはいません」「番組関係者は頭を抱えていると思います。プロデューサーから彼女に注意や説明があったはずです。この問題を何回も取り上げているのに、今さらこんな発言をすれば炎上するのは当然でしょう。危機感を覚えたスタッフも少なくないと思います」
と語っています。
今日放送の番組でも、『ロサンゼルス・ドジャース』の大谷翔平選手が結婚発表した話題を取り上げた際に、お相手の女性について「日本人女性」としか明らかにしていない中で、和田アキ子さんは「奥様が180センチぐらいあるんでしょ?」と発言し、進行担当の宇内梨沙アナウンサーから「あっ、奥様の情報、何も分かってないので」と指摘され、謝罪する場面がありました。
和田アキ子さんは恐らく、ニュースサイト『NEWSポストセブン』が伝えた真偽不明の情報を鵜呑みにし、こうした発言をしたとみられます。
和田アキ子さんは“芸能界のご意見番”として長らく君臨してきたものの、こうした危うい言動は「年齢的な衰えが関係しているのでは」とし、『アッコにおまかせ!』の視聴率に関しても以前は2ケタをキープしていたものの、「2017年度は平均視聴率が8.2%(関東地区・世帯)でしたが、それでも同時間帯のトップでした。ところが、最近は5~7%に落ちています」
と、和田さんの影響力も落ちて番組の視聴率も低迷していると指摘しています。
そして、近年はテレビ業界でも世代交代が進み、昭和や平成初期から続く長寿番組は相次いで終了したり、出演者が変更されるなどのテコ入れが行われているとし、TBSでも1986年から放送の『日立 世界ふしぎ発見!』は今月をもって終了し、『サンデーモーニング』では番組がスタートした1987年からMCを務めてきた関口宏さん(80)が3月をもって“勇退”となり、後任は元NHKでTBS専属の膳場貴子アナウンサーが務めることが昨年10月に発表されました。
そうした中で『アッコにおまかせ!』も、番組の打ち切り終了などが業界内で囁かれているとし、「御意見番としてのコメントにキレが感じられなくなりましたし、喋りのパワーもなくなり、体の不調も画面から伝わってきます」「TBSとしては局を代表する長寿番組であり、彼女が所属するホリプロとの関係もありますから、簡単に打ち切りにはしたくないはずです。もっとも、今回のように炎上するような発言が増えてくると、それを理由に打ち切りという話も出てくるでしょう」「打ち切りと言うより、和田さんの体力面を考慮して“勇退”“卒業”“満了”といった形で終了の時期を探っているかもしれません。来年はちょうど40年周年ですからね」
と、前出の民放ディレクターが語っています。
デイリー新潮はこのように『アッコにおまかせ!』の打ち切り終了説を報じているのですが、これに対してネット上では、
- 警察じゃなくてなぜ文春? 和田アキコさんは素朴な疑問を言っただけ。全然問題ない
- 正直、ルックスもコメントも劣化が激しく、チャンネル回す気にならない
- 和田アキ子みたいにハッキリ言うMCは必要
- 毎週ロケして吉村氏が出演して視聴者参加してた頃がピークだな。その後は酷いもんだ。
和田の非常識な発言を毎週聞かされるだけの不満がたまる番組に成り下がった。テレビ局の番組制作側の問題だな。和田はもういらんて。 - アッコさん自体嫌いじゃないけど、もう若い人に譲ってあげたらどうだろうか。
十分稼いだだろうし、そろそろ年齢的にも時代のニーズに合わない発言も多々あるようだし。 - 松本さんへの意見はホント今さらと思ったな…アッコさんの存在やコメントは昔なら活きたかもですが、今の時代活きなさそう。TBSも切りたいけど切れないのかな…。
- 今の番組形式って、ただただ新聞や週刊誌の切り抜きをアナウンサーが読んで、アッコさんが他の出演者がコメントするだけで全然面白くない。
昔のようにゲスト呼んだり、後半にクイズコーナーあったりした頃はまだ面白いと思ったことはあるけれど、それでも、もう終わりでいいんじゃない?とは思う。 - 的はずれなのは昔からだし、今となっては新聞、雑誌の記事をなぞっただけの番組だから早く終わらせたらいいのに
などの声が上がっています。
松本人志さんの性加害疑惑騒動を巡る発言に限らず、和田アキ子さんの世間一般とはズレた言動はもう何年も前から指摘されており、それに加えて“アッコファミリー”へのパワハラ言動も以前から問題視されています。
そうしたこともあり、『フラッシュ』が昨年に独自のアンケート調査をもとに発表した『もう打ち切りでいいワイドショーランキング』では、2位の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)に3倍以上の差を付けて『アッコにおまかせ!』がダントツ1位になっており、打ち切りでいいと思う理由については、
- 和田アキ子も年を取りすぎて、昔の切れ味が感じられない
- コメントを叩かれて、忖度したり、叩かれないように言葉選びに迷走している感が見え見え。周りも司会に気を遣いすぎて、フォローやコメントに苦しさが見える
- アッコさんの取り巻きが機嫌を取っているようで、見ているこっちが不快な気持ちになる
などのコメントが寄せられていました。
続いて1月に『週刊女性』が、20~50代女性1,000人を対象に『終了しても仕方がない“オワコン”だと思う長寿番組』を調査した結果、『サンデーモーニング』『NHKのど自慢』『新婚さんいらっしゃい!』などを抑えて『アッコにおまかせ!』が1位になっていました。
やはり多くの視聴者が、和田アキ子さんの言動に対して違和感を抱いている様子で、時代に合っていない発言や容姿の衰えなどから番組を見なくなったとの声も多く、和田さんの影響力が落ちていることは視聴率などにも表れているため、もう番組を終了させた方がいいのではと思いますが、果たして今後どうなるでしょうか。