芸トピ

パネルクイズ アタック25打ち切りに批判噴出。終わる原因と今後、若者テレビ離れで対策も…

アタック25が放送終了へ。理由は若者の視聴率低迷、後番組は若年層ターゲットで物議。特番で復活の可能性も…

1975年から放送の長寿番組『パネルクイズ アタック25』(テレビ朝日系 日曜13時25分)が、今年9月をもって終了することが明らかになりました。

『アタック25』の終了は、『スポーツニッポン』と『サンケイスポーツ』が報じているもので、番組の平均世帯視聴率はかつて20%を超えることがあったものの、現在は5~6%台で推移し、若年層の視聴率が伸び悩んでいたといいます。

そのため、「新たな視聴者層を開拓する必要がある」との理由により、『アタック25』は46年にわたる放送に幕を下ろすとし、広告関係者は今後放送の番組について、「後番組は若年層をターゲットにした番組になる予定です」と明かしたとしています。

サンスポによると、『アタック25』は9月をもってレギュラー放送は終了するものの、今後は特番などで復活するとみられるそうです。

そして、『アタック25』の終了報道を受けてネット上では、

などの声が上がっています。

テレビ朝日系のABC朝日放送テレビが制作する『アタック25』は、現在では数少ない視聴者参加型のクイズ番組で、2011年5月に亡くなった俳優・児玉清さん(享年77)が司会で1975年4月にスタートしました。

番組の司会は、1975年4月~2011年4月まで児玉清さん、2011年4月~2015年3月までABC朝日放送テレビの浦川泰幸アナウンサー、その後は俳優の谷原章介さんが務めています。

<↓の画像は、『アタック25』初代司会者・児玉清さんの写真>

番組の内容は、4人の解答者たちがクイズに答えながら、25枚のパネルをオセロゲーム形式で奪い合い、パネルが残り5枚になったところで「アタックチャンス」として、正解者がすでに埋められたパネルを1枚消すことができる等の独自ルールで人気となり、1979年には関西地区で番組の最高視聴率となる24.2%、1980年に関東地区で21.5%を記録しました。

また、児玉清さんの「大事な大事な、アタックチャンス!」等の掛け声が、お笑いコンビ『博多華丸・大吉』の博多華丸さんにモノマネされるなどし、幅広い年代層に親しまれていた番組でした。

<↓の画像は、児玉清さんと博多華丸さんの写真>

サンスポによれば、平均世帯視聴率は安定していた一方で、若者のテレビ離れが進んでいることもあって若年層の視聴率が伸び悩み、それが原因で終了が決定したとのことですが、同時間帯にTBSで放送されていた『噂の!東京マガジン』も同様の理由で、今年3月をもって地上波放送が終了し、4月からBS-TBSに移行となりました。

高齢者よりも若者が好む番組はスポンサーサイドが求めていることですし、時代の流れを受けての放送終了は仕方が無いと思う一方、長年視聴者に親しまれてきた貴重な番組だからこそ、放送枠を移動するなどしてどうにか続けてほしかったですね。

そして、『アタック25』の後番組は若者をターゲットにした番組になるそうですが、ただでさえ若者のテレビ離れが進んでいる中で、日曜の昼過ぎに若者をターゲットにした番組を放送するというのも疑問で、ネット上でも否定的な反応が多く上がっていますが、どういった番組を放送し視聴率獲得を目指すのか注目したいところです。

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