今年2月に行われたピン芸人のお笑いコンテスト『R-1ぐらんぷり 2017』で初優勝を果たし、一躍注目を集めることになったお笑い芸人・アキラ100％さん（本名＝大橋彰 42歳）の裸芸に対して、視聴者からクレームが寄せられていることが判明しネット上で話題になっています。
アキラ100％さんの裸芸に対する視聴者のクレームは、NHKや民放連などによって出資・組織された任意団体『放送倫理・番組向上機構（BPO）』公式ホームページ内の「視聴者から寄せられた意見」に、今年3月と4月の2度にわたって掲載されています。
アキラ100％さんは、2月28日に行われた『R-1ぐらんぷり2017』で優勝を果たしましたが、3月分の視聴者から寄せられた意見を見てみると、アキラ100％さんの名前は記されていないものの、その芸人は「全裸で局部を皿のようなもので隠すという芸」でお笑い番組で優勝を果たしたとした上で、「生放送でこのような芸を放送しても良いのだろうか。万一にも局部が露出したら、公然猥褻などの犯罪になるのではないかと思った。軽犯罪法に該当しないのかとも思った。いずれにしても、裸で芸をするというのは、いじめのツールとして利用されるなど、青少年に悪影響を与えるのではないか。」という意見を掲載。
また、「お笑いタレントがお盆で股間を隠す芸を披露していた。子どもが真似したり、悪ふざけで、無理やりその芸をやらされたりするおそれがある。」という別の意見もピックアップされていました。
＜『R-1ぐらんぷり 2017』で初優勝を果たしたピン芸人・アキラ100％さん＞
続けて4月分の視聴者から寄せられた意見を見ると、青少年委員会には意見が90件寄せられたとし、その内の14件が「低俗・モラルに反する」だとした上で、「全裸でお盆だけを使って股間を隠す男性芸人の出演についての意見が目立った」と紹介。
具体的には、「素っ裸にお盆一枚で局部を隠す裸芸をしているが、公共の電波を使って裸芸は問題がないのか。子どもの教育にも悪影響があると考えるので今後、テレビ出演等に出演させないでほしい。」という意見が寄せられているとしています。
そして、こうした視聴者のクレームに対してネット上では、「裸芸だし当然か」とクレームに理解を示す声が上がっている一方で、
- あれもダメこれもダメではTVが面白くなくなる。生放送じゃなければ問題ない。
- 芸だからいいんじゃない。ろくに芸もしないでテレビ出てる芸人よりはよっぽどがんばってる
- テレビ屋はかばってやれよ、芸人仲間はかばってやれよ、不倫やシャブよりマシだろ
- BPOとかいうクレーマー、いっつも文句言ってんな
- 嫌なら見なければいいやん！苦労して今の芸風に辿り着いたアキラ100%には、頑張ってほしい！
- こういうクレーマーが日本のテレビをつまらなくした。
- テレビにおかしな芸人が出ていたとして、それを人として導くのが親の教育だと思うんですけど？教育する権利を放棄して、他人に責任転化するような人の子供がどう育つかはなんとなく想像つきますよ。
など、こうしたクレームに対して批判的なコメントが多く寄せられています。
お盆を巧みに使って局部を隠すというかなりキワドイ芸で、決してテレビ向きでは無いことから、以前からこうしたクレームが視聴者やPTAなどから、BPOなどに寄せられるだろうと言われており、アキラ100％さん本人もそれを分かった上でやっていたと思われます。
アキラ100％さんの他にも、小島よしおさん、とにかく明るい安村さん、品川庄司・庄司智春さんなど、たむらけんじさん、裸芸人として活躍している方は多くおり、裸芸もお笑いのジャンルの1つであるため、規制によって排除していくのはなるべく避けてほしいものですが、最近ではテレビ局側が自主規制を行うと言われているため、果たして今後どうなるでしょうか…。