タレント・ヒロミさんMCの新番組『アオハル(青春)TV』(フジテレビ系 日曜21時)の初回2時間スペシャルが27日20時から放送され、番組の平均視聴率が4.1%(関東地区)と大コケしていたことが明らかになりました。
フジテレビは今年1月に日曜ゴールデン帯(19~22時)の改編を行い、2017年10月に新設した2時間特番枠『ニチファミ!』(日曜20時~21時54分)を廃止し、20時台にオードリーとサイエンスプロデューサー・米村でんじろうさん出演の『でんじろうのTHE実験』、21時台に『アオハルTV』を新たにスタートさせると昨年11月に発表しました。
『アオハルTV』の内容は、年齢を問わず何かに夢中になっている「アオハルさん」を発掘し、背中を押すことをテーマとした青春応援バラエティで、熱くて少し変わっていて面白い素敵なアオハルさんと出会うべく全国をリサーチし、様々なコーナーを通じて幅広くアオハルさんを紹介していくとしています。
番組レギュラーはヒロミさんの他に、Sexy Zone・佐藤勝利さん、菊池風磨さん、お笑いタレント・ビビる大木さん、ミュージシャン・タレントのDAIGOさんとなっており、初回放送にはフィギュアスケーター・高橋大輔選手、タレントの“こじるり”こと小島瑠璃子さん等がゲスト出演していました。
<↓の画像は、番組MC・ヒロミさんと初回ゲストの高橋大輔選手の写真>
初回放送では、中高生を中心に人気の面白動画をランキング形式で紹介するコーナー「アオハル動画ランキング」で、佐藤勝利さんと菊池風磨さんがオリジナル動画作りにチャレンジしました。
<↓の画像は、『アオハルTV』レギュラーのSexy Zone・佐藤勝利さん、菊池風磨さんの写真>
また、アオハルさんたちの熱中ぶりを競い合う「アオハルフェスティバル」というコーナーでは、“高速指パッチン”を披露する大学生、“駅のアナウンスを再現する鉄道オタク”の演歌歌手・徳永ゆうきさん、“40年近くフレディー・マーキュリーになりきる男性”フレディ・エトウさん、たんぽぽ・白鳥久美子さんの夫で“1分間でパンツを多くはくギネス世界記録更新”に挑むピン芸人のチェリー吉武さんが登場し、それぞれが芸を披露していました。
この他にもいくつかのコーナーが放送されたのですが、初回2時間スペシャルの平均視聴率は4.1%と大コケしています。
なお、同時間帯に放送のNHK大河ドラマ『いだてん』は11.6%、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)は20.5%、『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)は14.9%、『消えた天才』(TBS系)は8.5%を記録していました。
そして、この結果を受けてネット上では、
- 早くも短命番組確定
- 激戦区の日曜ゴールデン この番組でよく戦えると思ったな
- 本気で視聴率を奪還する気持ちがあるのか疑問
- アオハルってネーミングセンスもないし、全く興味がわかない。ヒロミも気の毒だね。
- ヒロミさんがカラダ張って洞窟探検しても視聴者のハートは掴めないでしょ。フレディのコピーさんも完成度低くてチャンネル変えた方多いはず。
アオハルってキーワードからもっときゅんきゅんくるコーナーを期待したけど、どのコーナーも完成度低いし。早送りして観てちょうどいい番組でした。 - 予告で青の洞窟みたいな映像があったから楽しみにしてたら、素人ばかりが出る動画特集が続いて呆れてチャンネル変えた。
あの番組は何がしたいんだろう?二度と見ないと思う。
などのコメントが寄せられています。
昨年11月に番組が発表された時点で、ネット上では厳しい声が多く上がっており、低視聴率によって短命に終わるのではないかと予想する声も多く見受けられたのですが、案の定の結果となってしまいましたね。
フジテレビでは日曜18時台に人気アニメ『ちびまる子ちゃん』、『サザエさん』を放送し、この2本は平均視聴率が大体8~10%台で推移しており、この流れを19時台にも繋げたいということで1月に改編が行われました。
しかし、数字が上がるどころか逆に下がっており、今後テコ入れしても数字が5%前後で推移するようならば、1年も続かずに終了を迎えそうです。
ここ最近、フジテレビの月9ドラマ(月曜21時)の視聴率が回復傾向にあり、ここから復活を果たしていくのではないかという声も上がり始めていますが、かつて得意としていたバラエティ番組は今もなお酷い状態にあります。
今年の正月に放送された特番でも、3日19時から放送の『VS嵐2019 賀正新春豪華3時間SP』は平均視聴率12.6%を記録しましたが、それ以外の番組は全て1ケタ台でした。
元日19時から放送の『ニッポンよ!セカイを倒せ!フジヤマ ~日本のNo.1vs世界のNo.1』は、平均視聴率2.2%と衝撃的な数字を記録しており、同21時から放送の『なるほど!ザ・ワールド』は4.1%、2日18時30分から放送の『新春!スーパードレミファドン!』は5.5%、同22時から放送の『オカムラ調査隊 世界の聖地はスゴかった!』は3.5%となっています。
<↓の画像は、フジテレビ2019年正月特番視聴率>
また、年末放送の特番も惨敗しており、12月28日18時から放送の『バイキング・ザ・ゴールデン』は前半1時間が6.3%、後半が6.9%、同22時台に放送の『全力!脱力タイムズSP』は3.0%、29日放送の『モノシリーのとっておき偉人列伝』は4.3%などとなっています。
<↓の画像は、フジテレビ2018年末特番視聴率>
このように今もなおバラエティ番組は低視聴率を記録しており、回復傾向は全くみられない状況にあります。
その中で新たに制作された『アオハルTV』に対しても厳しい声が多く上がっており、下手すれば半年前後で終了してしまいそうですが、今後どうなっていくのか引き続き見守っていきたいですね。
【追記 2/14 17時55分】
10日に放送の2回目は1回目からさらに数字を下げ、平均視聴率3.3%だったことが明らかになっています。
なお、同時間帯放送の番組は日テレの『行列のできる法律相談所』が17.2%、テレ朝の『テレビ朝日スペシャルドラマ 庶務行員・多加賀主水が悪を断つ!』が12.0%、TBSの『グッドワイフ』が8.5%、テレ東の『池上ワールド “スパイの(秘)事件簿”美しすぎるスパイ&日本の秘密組織』が5.4%でした。