2013年からスタートしたバラエティ番組『アウト×デラックス』(フジテレビ系 木曜23時)が、来年春をもって打ち切り終了となることをニュースサイト『日刊大衆』が伝えています。
『アウト×デラックス』は、ナインティナイン・矢部浩之さん、マツコ・デラックスさん、南海キャンディーズ・山里亮太さん、女優の遠野なぎこさん等が出演している番組で、様々な観点から「アウトな人々」をゲストに迎え、アウトなトークを繰り広げていく内容で、最近では華原朋美さん、元『モーニング。』の加護亜依さん、プロ野球『北海道日本ハムファイターズ』の“ビッグボス”こと新庄剛志監督らが出演し、大きな反響を呼んでいました。
そんな『アウト×デラックス』の打ち切り終了が決定した理由について『日刊大衆』は、番組の視聴率が低迷していたことを挙げており、俳優・半田健人さんが出演した12月16日の番組視聴率は、平均世帯視聴率が4.4%、個人視聴率が2.3%となっていました。
同時間帯に放送の番組は、『news zero』(日本テレビ系)が世帯7.3%、個人3.8%、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)が世帯6.4%、個人3.3%となっており、現在民放各局が指標としているコア層(13~49歳の男女)の視聴率は、『アウト×デラックス』が1~2%台、『news zero』が2~3%台、『アメトーーク!』が3%台で推移しているとのことです。
ただ、『アウト×デラックス』の終了理由を巡っては低視聴率以外にも、マツコ・デラックスさんの意向も関係している可能性もあるといいます。
マツコ・デラックスさんはかねてから、芸能界引退のタイミングについて語っており、11月放送の『マツコ会議』(日本テレビ系)では、「本当、今(テレビ)見てても、みんな言葉を選んで言ってるし、そもそも戦いに来てないし、なんか通りすがりで台本通りにさ、何か食って感想言って帰ればいいって思ってやってる人ばっかりだよ」
とテレビ業界の現状を指摘した上で、「どのタイミングで私は身を引こうかなってずっと考えてる」と告白していました。
多くのレギュラー番組を持っているにも関わらず、芸能界引退を考えている理由については、「大事な魂まで売りだしたら、私は死ぬまでテレビにすがって、哀れな姿をさらし続けて、笑ってもらってるんじゃなくて、笑われて生きるようになってしまうから」
と説明していました。
そんなマツコ・デラックスさんは仕事の整理を始め、昨年9月にはレギュラー出演していた『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)を自ら降板し、番組MCの明石家さんまさん曰く、マツコさんは5年前から番組降板の意向を示していたといいます。
マツコ・デラックスさんと明石家さんまさんは、今年4月からスタートした番組『週刊さんまとマツコ』(TBS系)で共演していますが、この番組は放送開始当初から視聴率が大コケしており、現在も平均世帯視聴率は4%台、個人視聴率は2%台で推移しています。
<↓の画像は、『週刊さんまとマツコ』で共演の明石家さんまさん、マツコ・デラックスさんの写真>
なお、同時間帯放送の『サザエさん』(フジテレビ系)、『相葉マナブ』(テレビ朝日系)はそれぞれ世帯視聴率が10%前後、個人視聴率が6%台、『真相報道 バンキシャ!』(日本テレビ系)は世帯が13%前後、個人視聴率が2~3%ほどで、『週刊さんまとマツコ』は倍以上の差を付けられています。
そのため、『アウト×デラックス』に続いて『週刊さんまとマツコ』も打ち切られる可能性が高いとみられています。
マツコ・デラックスさんは現在この2番組の他にも、2005年から出演の『5時に夢中!』(TOKYO MX)、『マツコの知らない世界』(TBS系)、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)、『マツコ会議』(同)、『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)といったレギュラー番組を複数持っています。
そうしたことから芸能界を引退すると言っても、すぐに降板や番組終了とはいかないと思いますが、これから徐々に出演番組を減らしていくつもりなのでしょうかね…。