バラエティ番組『アイ・アム・冒険少年』(TBS系 月曜19時)の人気企画「脱出島 ~無人島から脱出せよ!~」でのヤラセ疑惑が報じられてから約3ヶ月経ち、4日19時から放送の4時間特番で新企画「脱出岬」が放送され、“Mr.無人島”の異名を取る『よゐこ』の濱口優さんがロケ企画に初参加することで注目を集めています。
新企画「脱出岬」は、老朽化したスワンボートを改造して10キロ先のゴールを目指し、一番早くたどり着いたら勝利という内容で、「DIYチーム」「体力チーム」「科学チーム」の3チームがバトルを繰り広げます。
無人島での生活などサバイバル経験豊富な濱口優さんは、同じ『松竹芸能』所属のお笑いコンビ『なすなかにし』の2人と「DIYチーム」に所属し、これまでの経験を生かしてスワンボートを改造していくそうです。
<↓の画像が、「脱出岬」出演のよゐこ濱口優さん、なすなかにしの写真>
「体力チーム」のメンバーは、『安田大サーカス』の団長安田さんとお笑いコンビ『きつね』の2人で、体力を前面に押し出した戦略で勝負を仕掛けていくとのことです。
「科学チーム」には、サイエンスプロデューサー・米村でんじろうさんの弟子で、YouTuberとしても人気の市岡元気さん等が所属し、科学を利用してスワンボートを改造、ルール内で賢く戦っていくといいます。
『アイ・アム・冒険少年』のロケに初参戦した濱口優さんは「脱出岬」について、「大人も子供のように楽しめると思うので、僕たちの試行錯誤が成功するのか?失敗するのか?そういう目で見てもらえると楽しめると思います!」
とコメントしています。
また、「今もサバイバルと向き合っているあばれる君を見ると、うらやましいなと思ったりもするんですよ。じゃあ今、自分ができるのかと言われたらちょっと怖かったりもするわけで。でも、あばれる君と一緒に何かやれるならワクワクドキドキの方が大きいです。もし直接対決できるなら、『脱出島』にチャレンジしたいですし、『あばれる山』もいいですね、行ってみたいです!」
と語り、今後は「脱出島」であばれる君と対決したいとの思いも明かしています。
<↓の画像は、よゐこ濱口優さんとあばれる君の写真>
今日放送の「脱出岬」は、スワンボートを使って10キロ先のゴールを目指す内容ですが、今年1月に週刊誌『週刊文春』のWeb版『文春オンライン』にヤラセ疑惑を報じられた人気企画「脱出島」は、無人島にある資材を使ってイカダを作り、5キロ離れた有人島への脱出を目指すという内容でした。
この企画では番組レギュラーのあばれる君が“絶対王者”とされ、オンエアでは出演者が無人島にある資材を使って、イカダ等を製作しているように見せていましたが、実際には有人島から資材を持ち運び、スタッフ総出でイカダの製作などをしていたことや、無人島から脱出時にはイカダを船で牽引し、途中であばれる君が船に乗り込み、ゴール直前になってイカダを漕ぐシーンの撮影を行っていること、出演者のスケジュールの都合で撮影の順番を入れ替えていたことなどが、スタッフの告発や文春の取材で明らかになりました。
<↓の画像は、無人島でイカダを制作するスタッフ陣の写真>
赤丸部分は砂浜に寝転ぶあばれる君
<↓の画像は、船でイカダを牽引している様子>
この報道に対してTBSはイカダの製作や船での牽引などについて、「安全面や環境面を考慮して、専門家の指導の下、出演者とスタッフが一緒に作っております。この日は海が荒れていて、潮の流れも速い危険な場所があったため、船の専門家とも相談しながら、安全な場所にイカダを牽引することがありました。」
とヤラセを否定し、番組はドキュメンタリーではなく、あくまでもアドベンチャーバラエティだと説明していました。
そして、「脱出島」は今後も続けていき、「暖かくなった頃に皆さまにお届けしたいと思っています。」と番組公式サイト上で発表していたのですが、それに先立って新企画「脱出岬」が放送され、「脱出島」を巡る騒動を経てどういった演出が盛り込まれているのか、どのような内容になっているのか注目したいですね。