ナインティナイン・岡村隆史さんやSnow Manのメンバー等が出演のバラエティ番組『アイ・アム・冒険少年』(TBS系 月曜19時)の視聴率が低迷し、即打ち切り終了レベルの低視聴率を記録していたとニュースサイト『日刊大衆』が伝えています。
『アイ・アム・冒険少年』は2014年4月~2015年3月に深夜枠でレギュラー放送され、番組MCは岡村隆史さん、ココリコ・田中直樹さん、女優・タレントの川島海荷さんが務め、その後は単発特番として放送を継続し、2020年5月に月曜21時枠で再びレギュラー化、そのタイミングでSnow Manの向井康二さん、目黒蓮さんがレギュラー加入しました。
番組のメイン企画は無人島からの脱出を目指す「脱出島」などで、子供たちからも支持されている人気番組でしたが、今年1月には週刊誌『週刊文春』のWeb版『文春オンライン』によって、脱出島のヤラセ疑惑、過剰演出問題を報じられ騒動に発展しました。
TBSサイドは番組のヤラセをキッパリ否定し、企画の継続を明言しましたが、ネット上ではしばらく炎上状態が続いていました。
そうした騒動を経て、ゴールデンウィーク中の5月2日に放送された2時間スペシャルが大コケしていたと日刊大衆は伝えており、番組の平均世帯視聴率が2.5%、コア層(13~49歳男女)の視聴率が1.4%と、深夜番組レベルの数字だったとのことです。
なお、同時間帯に放送の『有吉ゼミ』は平均世帯視聴率11.5%、コア視聴率6.4%と、5倍近い差をつけられて大敗していたといい、「ゴールデンの、しかも2時間SPでこの数字というのは前代未聞(中略)番組は即終了レベルと言っても過言ではない」
と制作会社関係者が語っています。
視聴率低迷の要因として、大炎上騒動に発展した脱出島のヤラセ疑惑、さらに番組に出演していたお笑いコンビ『天竺鼠(てんじくねずみ)』の瀬下豊さんの不倫スキャンダルを挙げ、今後の数字次第では番組打ち切りとなる可能性があるとのことです。
『アイ・アム・冒険少年』の視聴率は、ヤラセ疑惑が報じられる前の昨年春時点で、平均世帯視聴率が約4~7%、個人視聴率は2~4%台で推移しており、元々視聴率は高いとは言えない番組でした。
ただ、この番組はコア視聴率が高いことで評価されていたようで、2020年に『日経エンタテインメント!』が報じた記事によれば、番組は特に若い層から高い支持を受けていて、C層(4歳~12歳)の視聴率が同時間帯トップになることもあるとのことでした。
親世代からも安心して子供に見せられる番組、家族で楽しめる番組として評価され、世帯・個人視聴率は決していい数字ではないながらも、コア層からの支持でゴールデン帯で放送を続けてこられたようです。
しかし、ヤラセ疑惑騒動などがあり、ゴールデンウィーク中の世帯視聴率が2%台、コア視聴率も1%台まで落ち込んでしまったというのはかなり深刻です。
次回の5月30日放送の3時間スペシャルでは、ついに脱出島の放送を再開させ、新章に突入すると発表されており、第1弾には“元祖・サバイバル芸人”のよゐこ・濱口優さんが参戦するといい、これも大して盛り上がらずに視聴率が5%を下回り続けるようであれば、打ち切り終了の可能性も高まっていくとみられますが、果たして今後数字は回復していくのか注目したいですね。