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脱出島が終了も? 番組スタッフが問題行為を暴露、イカダや道具をスタッフが用意か。TBSはヤラセ否定し放送継続宣言も波紋呼ぶ

アイアム冒険少年の脱出島にヤラセ疑惑で物議。あばれる君が脱出成功の裏側、過剰演出を文春報道も…画像あり

『ナインティナイン』の岡村隆史さん、『Snow Man』のメンバー等が出演のバラエティ番組『アイ・アム・冒険少年』(TBS系 月曜19時)の人気企画「脱出島~無人島から脱出せよ!~」に、ヤラセ疑惑が浮上していること等を週刊誌『週刊文春』のWeb版『文春オンライン』が報じ、ネット上で物議を醸しています。

『文春オンライン』によれば、昨年秋にある番組スタッフを名乗る人物からメッセージが届き、そこには「『脱出島』企画で疲弊する現場スタッフの悲鳴と、その原因となったという“過剰演出”への憤り」が綴られていたといいます。

このタレコミを受けて『文春オンライン』が取材を進めたところ、番組に度々出演しているピン芸人・あばれる君が漕ぐ手作りのイカダが、白いロープで繋がった小船に牽引されている場面や、スタッフたちが本人に代わってイカダや小道具を組み立てる姿など、様々なヤラセ疑惑の現場を目撃したとのことです。

番組のメイン企画である「脱出島」は、挑戦者たちが無人島で限られたアイテムを駆使し、脱出用のイカダを作って有人島への脱出を目指す内容となっており、これまでに様々な芸能人等が体を張ったこの企画に参加し、懸命に無人島から脱出を図ろうとする姿が視聴者の感動を呼んでいます。

中でも、『アイ・アム・冒険少年』で冠コーナーを持つあばれる君は、サバイバル能力に長けていて過去に何度も脱出に成功し、番組ではモノづくりの楽しさ、努力することへの大切さを訴え、多くの視聴者から支持されていて「Mr.冒険少年」とも言われているといいます。

そんなあばれる君は、3日に放送された『アイ・アム・冒険少年 脱出島・お正月大会』にも“絶対王者”とし出演し、企画初参戦のハリセンボン、Sexy Zone・菊池風磨さんと脱出島に挑戦しており、あばれる君は今回、持込可能なリュックも無しで脱出に挑戦しました。

<↓の画像は、3日放送特番に出演したあばれる君、ハリセンボン、菊池風磨さんの写真>

あばれる君はその中で、「自分の子どもたちの顔を想像して仕事頑張るでしょ。どの仕事もどれだけ真剣にやったか、それで決まると思います。お父さんお母さん見ていてください。『親父たちはこんなに頑張っているんだぞ』ってところを見せてあげましょう」「全国少年少女諸君、そしてひいてはそれを育てるお父さん、お母さん、そしてそれを育てた、おじいちゃん、おばあちゃん。若い世代、頑張ってますよー。俺も家族のために、そして応援してくれるファンのために、何より今回は自分のために頑張っています」などと、視聴者に向けて熱く語っていました。

しかし、『文春オンライン』に番組制作の裏側を暴露するタレコミをした自称・某番組の現場スタッフは、番組制作において、ある程度の“やらせ演出”はつきものですが、この番組は度を越しています。(中略)船づくり、無人島にあるもので、ゲストが自力で制作しているように撮影していますが、実際はスタッフが材料を無人島に持ち込み、数日前から作成しています。撮影用に一部分だけ演者が取り付けたりして、実際に作っているように見せかけていますが、サバイバル専門家がメインで作成しています。と暴露しています。

さらに、「いかだで無人島を脱出するには無理があります」とし、実際はある程度までとれたら、船でロープで引っ張って牽引しています(実際に脱出できた例もあります)。演者のスケジュールの関係などで、十分な撮影時間が無い時は、ドラマのように順番を入れ替えて撮影します。ある程度の入れ替えはあるにしても、島についてすぐに脱出のシーンを撮り始めることもありますと撮影の裏側を明かしています。

この現場スタッフによれば、一部の出演者には無人島内で食料、飲料水が提供されたり、無人島から脱出する企画にも関わらず、ホテルに宿泊することもあるといい、スタッフの間でもヤラセは当たり前の感覚になっているとのことです。

その上で、今回『文春オンライン』に様々なヤラセを暴露した理由については、長時間にわたる過酷な撮影、やらせ演出の噂で、スタッフが中々増員されないこともあり、労働環境も杜撰(ずさん)なものになっています。ロケ5日間ほぼ寝れない、ということもあります。(中略)誰も疑問を抱かなくなってしまっているこの状況、さらにスタッフの勤務環境による過労死などの危険性、テレビ番組制作の在り方に、大きなわだかまりを感じ、ここに報告させていただきますと説明しています。

『文春オンライン』はリーク主に接触を試みるも直接話を聞くことはできなかったそうなのですが、他局のバラエティ番組を長年制作している某ディレクターに取材したところ、「『脱出島』の危うさはこれまでも何度も業界で噂されてきました。(中略)何度もやっている人気シリーズだからこそ視聴者を飽きさせないためにハードルはどんどん上がり、演者やスタッフに負荷がかかる。現場が無人島ということもあり、外の目を気にせずできるので、どうしても楽なほうに流れてしまう」と語ったとしています。

これらの情報の真相を確かめるため、『文春オンライン』の取材班は昨年11月に奄美大島へ向かい、そこでは複数の番組スタッフがロケ開始前から様々な準備を行っていたそうです。

スタッフ等が宿泊していた民泊関係者は取材に、「挑戦するタレントは1、2泊するくらいですが、スタッフさんたちは何日も前から準備をしていて、疲弊しきっていますね。食事もコンビニ弁当、部屋は相部屋、ベッドは2段ベッドでプライベート空間もない。風呂もシャワーのみです。朝早くから夜遅くまで、ガレージで毎日何かを作っていました」と明かしています。

島でスタッフの姿を確認してから2日後の11月23日には、数人のスタッフが2時間以上にわたって作業を行い、釘をナイフ状にしていたそうなのですが、オンエア上で、あばれる君が発案し、自ら製作しているように見せていた「釘ナイフ」と同じ形状のモノだったといいます。

<↓の画像は、ロケ前に釘ナイフを作るスタッフの写真>

<↓の画像は、あばれる君が製作したとする釘ナイフの写真>

その翌日には、複数のスタッフが30~40本ほどの竹を伐採し、馴れた手付きで船に積み込んでいたといい、一部の竹は民宿に運んでスタッフたちがヒモを使って“何か”を作っていたそうなのですが、竹林の関係者に取材したところ、「去年の夏くらいに番組とも縁の深い、船の仕事をしている知り合いから『竹を探しているんだけど、何本か切らしてくれないか』と電話がかかってきたので『何本でも切っていいよ』と伝えました。まだTBSのスタッフから直接説明はありませんが、竹が番組で使われていることはなんとなく予想していました。うちの竹はとにかく太いので。番組だと自生した島の竹か流れ着いたものだけでイカダを作っているはずなのにね(笑)」と話したとのことです。

<↓の画像は、竹でイカダのようなものを作るスタッフの写真>

この他にも『文春オンライン』の取材班は、A島に向かう船に無人島で度々発見される「浮き」のほかに、大量の薪、木炭、パイプ、一斗缶、鉈(なた)、斧、釣竿、飲み物や食料が積み込まれるのを目撃したといい、番組上で資材として使用されている物のほとんどが、港から持ち込まれた可能性があるとしています。

<↓の画像は、船に資材を積むスタッフの写真>

そして、11月25日に挑戦者のあばれる君が船に乗り込んだといい、その後の様子については、「特番では、愛用のナイフを失ったものの、知恵を駆使しながら釘を加工し製作した釘ナイフを使って、一人イカダ作りにとりかかっていたあばれる君だが、実際は複数のスタッフがイカダの作成を手伝っていたようだ。(中略)午前11時、A島の海岸いっぱいに竹が並べられ、5~6人のスタッフが黙々とイカダを製作しはじめた。あばれる君もイカダづくりに参加していたが、暑さのためだろうか、ときにはゴロンと浜に寝転び、スタッフだけが作業する時間もあった。」としています。

<↓の画像は、無人島に到着後にイカダを作るスタッフの写真>

赤丸部分は砂浜に寝転ぶあばれる君

スタッフの手伝いもあって3時間半後にはイカダが完成し、16時ごろから出航したそうなのですが、そのイカダは小船としっかりロープで繋がれていて、そのまま船に牽引されながらイカダは前進し、途中でロープが外されてから撮影が始まったといい、「あばれる君は『どっこいしょー♪』と掛け声を節に乗せオールを漕ぐこともあったが、15分ほどで力尽きたようだ。その後、船が再びイカダに近づくと、あばれる君はイカダを降り、船に乗り込んだ。そして、コートをまとい暖をとった」とし、実際にイカダを漕いでいた時間は15分程度だったとのことです。

その後、18時ごろにゴールと見られる島に到着し、あばれる君は再びイカダに乗ってゴールシーンの撮影が行われていたようです。

<↓の画像は、あばれる君が乗るイカダが牽引されている様子>

<↓の画像は、途中でイカダから船に移動するあばれる君の写真>

こうした撮影の裏側を目撃した『文春オンライン』の取材班は、1月6日にあばれる君に直撃取材を敢行し、イカダを小船で牽引していたことについて確認すると、「あーーーー」「はいはい」と答え、否定はしなかったそうです。

また、サバイバル好きのあばれる君としては、過剰演出無しでしっかりやりたい?と記者が問うと、「もちろん。しっかりやっていますしね。実際、ケガというか傷とかも残っていて。体もはってきているので…」と答えたといいます。

<↓の画像は、『文春オンライン』の直撃取材を受けたあばれる君の写真>

スタッフが製作しているのを目撃した「釘ナイフ」は、事前にスタッフが準備したもの?との問いには、「あれは実際作っているんで。1600度で叩いているので」と語ったとのことです。

さらにTBSにも番組のヤラセ疑惑について質問状を送付したところ、スタッフが製作していた釘ナイフやイカダについては、安全確認などのため、シミュレーションとして行なったもので現地には持ち込んでいません。放送では出演者自ら作成しています。(製作のために)一部資材を持ち込んでいますと回答し、出演者たちはスタッフが製作したものを使用していないとしています。

あばれる君が乗っていたイカダについてや、脱出時に船で牽引されていたことに関しては、イカダは、安全面や環境面を考慮して、専門家の指導の下、出演者とスタッフが一緒に作っております。この日は海が荒れていて、潮の流れも速い危険な場所があったため、船の専門家とも相談しながら、安全な場所にイカダを牽引することがありました。また、イカダや出演者に設習した小型カメラのバッテリーを交換するため、イカダの位置が流れでなるべく変わらないよう牽引も行っています。低体温症防止など出演者の安全管理のために、船に上がってもらい、体調のチェックを行いました。上述のように海が荒れていて潮の流れも速いことから、安全な場所へこのイカダの牽引も行いましたと説明しています。

ただ、脱出に挑戦したハリセンボンの2人は番組内で、「高波でイカダが先に進まず島を脱出できない」との理由でリタイアしており、Sexy Zoneの菊池風磨さんは海上でイカダが壊れ、強制リタイアという形となっていました。

『文春オンライン』はTBSに対して、番組内で行っている行為は過剰演出で、ヤラセ行為にあたるのではないかとの質問をしたものの、これに対しては回答しなかったとのことです。

『文春オンライン』はこのように、『アイ・アム・冒険少年』のヤラセ疑惑を報じているのですが、これに対してネット上では、

などの声が上がっています。

『文春オンライン』の報道を受けてネット上では、批判の声が多く上がっており、これはヤラセ行為にあたるのではとの指摘が相次いでいますが、TBSは『スポーツニッポン』の取材に「今後の放送に影響はありません」と回答しており、問題となるようなヤラセは一切していないという事のようです。

『アイ・アム・冒険少年』のオンエアでも一応、「環境・安全に配慮し一部資材を持ち込んでいます」「特別な許可のもと安全に配慮して撮影しています」とのテロップは表示しているのですが、『文春オンライン』の報道によれば、無人島で使用されているほとんどの資材を無人島へ持ち込んでいる可能性があるといい、加えてあばれる君が製作した釘ナイフについても、事前にスタッフが同様のものを製作しているのが確認されており、TBSの回答は正直かなり苦しい言い訳のように感じてしまいます。

専門家の指導のもとでスタッフと協力して製作したというイカダや、それを船で牽引していた件についても、他の出演者は高波などを理由にリタイアとなっていたにも関わらず、あばれる君だけは牽引してもらうだけでなく“ワープ”まで行われ、有人島付近で再びイカダに乗ってゴールする姿を撮影していたというのは疑問で、これが事実であればヤラセにあたるのではと思います。

TBSでは2019年にもドキュメンタリー・バラエティ番組『消えた天才』と『クレイジージャーニー』でヤラセ行為が判明し、『消えた天才』は映像の加工問題、『クレイジージャーニー』は珍生物を探して捕獲するという企画で、複数回にわたって事前に準備した生物を捕獲していたことが明らかとなり、番組が打ち切りとなっています。

一方で『アイ・アム・冒険少年』も「脱出島」で同様の行為が何度もあった疑惑が浮上するも、現時点では放送に影響はないとのことですが、番組ではこれまで限られた物資を使って、出演者が1人で無人島から脱出を試みているように見せていたのは問題だったと思いますし、今回の報道で視聴者は不信感を抱いていることから、放送を続けるにせよ、今後番組内などでしっかりと説明をする必要があるのではないでしょうかね。

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