ピン芸人・やす子さん(本名=安井かのん 26歳)が、11日放送のトークバラエティ番組『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)に出演し、大炎上騒動に発展したYouTuber・タレントのフワちゃんの件や、自身の好感度上昇と“聖人化”による苦悩を告白する場面があり、ネット上では様々な声が上がっています。
やす子さんは番組で「私、好感度が高いんです」と切り出すと、「(24時間テレビの)マラソンだとか、色んなバックボーンが出てしまってから“聖人化”し過ぎていて…。みんなが『やす子って良い子』ってイメージが強すぎて、プライベートでも良い人で居続けないといけないのかなっていうので、最近苦しくなって外出もしなくなった。好感度が高いのはすごく良いことだと思うんですけど、それで自分で自分の首を絞めちゃって。今後、羽根を伸ばすっていうか、どうしていこうかなと思う」
と、好感度上昇による悩みを告白しました。
続けて、「写真もサインも絶対断らないですし、断ると『テレビだけでは良いヤツなんじゃないか』ってなるのがシンドくて。SNSもすごく注意してるし、1日500件くらい来るコメントにも全部“いいね!”してて、始めちゃったからやり続けなきゃ…。たまに『売れてからいいねしなくなった』とか来ると、そういう風に思ってんだ…って。すごい文章も考えて投稿して」
と語っていました。
また、フワちゃんがX(旧ツイッター)で8月に、やす子さんの「やす子オリンピック 生きてるだけで偉いので皆優勝でーす」との投稿を引用し、「おまえは偉くないので、死んでくださーい 予選敗退でーす」と暴言を吐き炎上騒動に発展した件について、「当事者間で終わることなんでね。よその人があまり言うのも違うのかなと思います、はい~」
と語っていました。
そして、やす子さんが好感度上昇、聖人化に対する悩みを告白したことなどに対してネット上では、
- やすこちゃんは笑ってても目が笑ってないので心配。世間が彼女に無理させるんだよね。
悪いことしたら極端に叩くし良いと妙に持ち上げる。ここ最近の日本の風潮というか。 - ただでさえ真面目な感じだったのに、フワちゃんの件に児童養護施設育ちで、おまけにノーギャラ24時間テレビランナーをやっちゃったからね。世間的に〈良い人プレッシャー〉が半端ないと思う。
急には変えられないけど、少しずつ自分軸で生きていかないと後々大変だよね。 - まわりの芸人さんの対応みてても人の良さは分かるし、頑張って欲しいけど、お笑いは今後厳しいかも
- 本人も現在の状況を理解してるなら何とかなるんじゃないかね。
児童養護施設のバックアップなどの慈善活動を続けていきたいなら続ければいい。ただし、日テレとかの食い物にならないような活動にするべきとは思うけど。 - 番組でお酒飲んでも良い子発言で全然羽目を外していなかった。ちょい悪態つくチャンスだったのに。
息が詰まるから、早めに毒吐いてダークな部分見せていった方が良いと思う。
などの声が上がっています。
陸上自衛隊出身のやす子さんは真面目で、純粋な見た目やキャラクター、人を傷つけない芸風によって好感度が高い芸人でしたが、今年放送の『24時間テレビ』(日本テレビ系)で、高校生時代に児童養護施設で暮らしていたことを明かしたうえで、「全国の児童養護施設に募金マラソン」でランナーを務めたことによって、好感度がさらに上昇して“聖人化”が加速していきました。
また、アンチが非常に多かったフワちゃんに暴言を吐かれた騒動で、フワちゃん叩きがさらに加速し、一方のやす子さんに対して多くの同情の声が集まったり、今月に入って5歳の保護猫「アビシ」を飼い始めたことを報告し話題になるなど、これら様々なことが重なってやす子さんの好感度は上昇、ファンが激増しています。
それによってレギュラー番組やCMの増加に繋がっており、周囲の期待を裏切ってはいけないという思いは大きいでしょうし、プライベートでも常に気を張って、良い人でい続けなければいけないというのは相当シンドいだろうと思います。
今回、『酒のツマミになる話』で共演した俳優・東出昌大さんもかつて、真面目で誠実、家族思いの良い人として好感度が高い俳優の1人でしたが、4年前に報じられた不倫スキャンダルからの離婚などで好感度はドン底まで落ちました。
<↓の画像は、『酒のツマミになる話』で共演の東出昌大さん、やす子さんの写真>
良い人というイメージが強い人ほど、それに反するような行動を取った時の反動は非常に大きく、やす子さんも東出昌大さんのように多くのものを失う可能性もあります。
最近では外出せずに家に引きこもっているとのことで、それによっていつかメンタルが崩壊してしまう恐れもあるため、今のうちから素の部分を小出しにしたり、適度に毒を吐くなどして、息抜きをしていった方がよさそうです。