ナインティナイン・岡村隆史さんが17日放送の『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系 土曜19時57分)に出演し、過去にラジオ番組で発した「嫌なら見るな」発言を謝罪したことで大きな反響を呼んでいます。
17日の『めちゃイケ』では、20年前から行われている人気企画「爆烈お父さん」の最終回が放送され、この企画で頑固オヤジ役を演じている極楽とんぼ・加藤浩次さんに、顔面を踏みつけられた元AKB48の“まゆゆ”こと渡辺麻友さんらがゲストとして登場しました。
加藤浩次さんの顔面踏みつけ行為は炎上騒動に発展し、当時大きな話題になったのですが、渡辺麻友さんは「AKB人生においてもターニングポイントだった」「あれがあったからファン層が広がった」と感謝していました。
これに対して一家の次男役を演じている岡村隆史さんが、「めちゃイケ的にもターニングポイント。あれくらいからだよね。『めちゃイケ』が叩かれ出したの」と冗談交じりに話したところ、加藤浩次さんが「いいのか、隆史。ラジオで『嫌なら見るな』って言ったよね。あれは相当ヤバいよね」と反撃。
<↓の画像が、めちゃイケで「嫌なら見るな」発言に言及していたシーン>
さらに、「世の中的に『フジテレビまで見るな』ってなっちゃって、フジテレビの風向きがガーッと変わったんだから」とツッコミ、これに対して岡村隆史さんは苦笑いしかできず、最終的に2人はかメラに向かって「『嫌なら見るな』と言ってしまって申し訳ありませんでした」と謝罪し、頭を下げるというシーンがありました。
岡村隆史さんが発したとされる「嫌なら見るな」発言というのは、今から6年半前の2011年8月12日未明に生放送されたラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送 木曜25時)内で出たものでした。
事の発端は、女優・宮崎あおいさんの元夫として知られる俳優・高岡蒼佑さん(旧芸名=高岡蒼甫、高岡奏輔)が自身のツイッター上で、当時フジテレビが韓流ドラマなどを数多く流したり、韓国寄りの報道姿勢を取るなどしていたことから2011月7月に「正直、お世話になった事も多々あるけど8は今マジで見ない。韓国のTV局かと思う事もしばしば。しーばしーば。うちら日本人は日本の伝統番組求めてますけど。取り合えず韓国ネタ出て来たら消してます^^ ぐっばい。」とツイート。
<↓の画像が、フジテレビの韓流偏重姿勢を批判する高岡蒼佑さんのツイート>
このフジテレビ批判ツイートは大きな反響を呼び、フジテレビ前でのデモ運動に繋がったほか、この発言が原因で高岡蒼佑さんは当時所属していた大手芸能事務所『スターダストプロモーション』をクビになり、この騒動が発端で宮崎あおいさんとの夫婦関係にも亀裂が入ってしまい最終的に離婚となっています。
<↓の画像は、一連の騒動後のスポーツ紙報道>
そして、岡村隆史さんはラジオでこの高岡蒼佑さんのフジテレビ批判に対して、「高岡さんも大変。俺ずっと言ってるけど、呟くからや。見なかったら見なかったでいいのよ。それだけのことやのに、それをなんでみんなに言う必要があるのかと思ってまうねん。簡単なことなのよ、電気代しかかかってないんだからテレビなんて。ペイパービューだったらまだしも、タダで見てんねんから電気代以外は。もうやめよう、ツイッターとか」
とコメントしました。
これが「嫌なら見るな」発言となり、フジテレビ批判に対し岡村隆史さんが口を挟んだ事によって「フジテレビが嫌なら見るな」となり、この発言がきっかけでネット上では「嫌だから見ない」などという書き込みが増え、フジテレビではこの頃を境に番組の視聴率が低迷を始め、その後も低迷が止まらず現在の悲惨な状況に繋がっています。
あの発言から6年半が経ち、岡村隆史さんらが出演していた『めちゃイケ』はついに今年3月をもって放送が終了することが決定し、「嫌なら見るな」発言を謝罪したのですが、これに対してネット上では、
- あの発言なくてもフジテレビはだめになってた
- 面白い番組があれば見てるよ。単に、無いから見なくなっただけ
- めちゃイケ終わるのはその発言関係なく面白くなくなったからだし
- これは逆効果だな 今更この番組のコーナーの一部で言ってもフジテレビに言わされてるようにしか見えない
- 嫌なら見るなは正しいんだけどね 問題は面白い番組制作できない事
- 謝ったところでなあ もうすでにフジの代名詞だし
- 岡村に言われてみなそうなんだと気づいたよ なぜ今更謝る
- 嫌なら見るなは正論ではあるな。言われなくても嫌だから見ないし
- まあ正直あれは関係なかったけどな 地上波キー局の影響力が落ちただけ
- その発言が世の中の目を覚まさせた部分もあるから評価できると思うが
- 多分ずっと気にしてたんだろうなぁ ネタとしてでも謝る事が出来てホッとしたんじゃね
などのコメントが寄せられており、当時は岡村隆史さんの発言に対して批判の声も多く上がり、フジテレビバッシングにも繋がっていましたが、改めて見ても決して間違っている発言でもないことから批判的な声は少ない様子です。
もし岡村隆史さんが高岡蒼佑さんの話題に言及せず、あのような発言をしていなければ多少のフジテレビ離れは防げたかもしれませんが、フジテレビは一連の騒動後も根本的な部分が全く変わらず、自ら悪い方向に突き進んでおり、番組の質などが明らかに低下していることから、岡村さんの発言がもし無かったとしても、深刻な視聴者離れは起きていたのではないかと思います。
恐らく、『めちゃイケ』が終了するため、お世話になったフジテレビに罪滅ぼし的なことで謝罪したのではないかと思いますが、もう6年半も前のことなのでこのままスルーを続けた方が良かったのではないかと感じますね。