俳優・谷原章介さん(52)が司会を務める情報番組『めざまし8』(フジテレビ系 月~金曜午前8時)が3月28日をもって終了し、同31日から後番組として、ニュース情報番組『サン!シャイン』(月~金曜午前8時14分~9時50分)がスタートすることが発表されました。
発表によると、春から『めざましテレビ』(月~金曜午前5時25分)の放送枠が14分拡大し、新番組『サン!シャイン』は8時14分スタートとなり、メインキャスターは引き続き谷原章介さんが担当し、スペシャルキャスターとして『メイプル超合金』のカズレーザーさん(本名=金子和令 かねこ・かずのり 40歳)、俳優・歌手の武田鉄矢さん(75)が出演し、2人の担当曜日は今後発表されます。
<↓の画像が、『サン!シャイン』出演のカズレーザーさん、谷原章介さん、武田鉄矢さん>
『サン!シャイン』では、様々なニュースを深堀りするだけでなく、そのニュースについて「どう思うか?どう考えるか?」をスタジオで徹底的に話し合い、理解できないことはその話題に関する専門家たちに直接質問し、疑問を解き明かしていくとしています。
番組では硬派なニュースだけでなくエンタメ情報や、グルメ、お金、健康など、日々の生活に役立つ情報も幅広く発信していく予定といい、時にはバラエティ要素が濃い企画も交えていくとのことです。
また、SNSを通じて視聴者から寄せられた様々な意見、疑問などを番組内で紹介し、それをもとに出演者たちが議論を交わしたり、取材情報をもとに回答したり、専門家に解説してもらうことも予定しているといい、視聴者との生電話なども検討されているようです。
引き続き司会を担当する谷原章介さんは、「『サン!シャイン』の目玉はなんといっても3人のMCです。カズレーザーさんは他の人には無い独自の視点でニュースを浮き彫りにし、武田鉄矢さんは僕には無い経験で紐解いてくれることでしょう。『サン!シャイン』で目指したいのは、お茶の間や馴染みの喫茶店での気のおけない仲間たちとの自由な会話です。生放送だからできる予想を超えたおしゃべりを皆様の朝にお届けします!」
とコメントしています。
番組を手掛ける池田綾子チーフプロデューサーは、「今、平日8時台は各局カラーを生かした番組が放送され、激戦区となっています。では、フジテレビはどんな番組に?と考えた時、取材を尽くしたVTRをお届けすることはもちろん、国の内外で起きている出来事を“知る”だけではなく、様々な意見を持つ人たちと“共有”したいと思いました。スタジオにいる出演者と、そして番組をご覧になっている視聴者の皆さんと共に、ゆっくりニュースと向き合う番組を目指します。(中略)覚えにくい時間でのスタートとなりますが、『サン!シャイン』が朝の時間に新風を巻き起こします。ぜひご注目いただきチャンネルを合わせていただければ幸いです!」
としています。
そして、めざまし8の後番組発表を受けてネット上では、
- スタジオの話し合いは要らんから取材行けよ
- なんで武田鉄矢 ワイドナ出てたよね
- 朝から武田鉄矢って、高齢男性向け番組に振り切ったか
- 武田鉄矢…「俺らの時代はさぁ」とか昭和で例えるから嫌なんだよ
- 武田鉄矢は無理 男尊女卑の時代代表だし周りがこいつに気を遣う
- 武田鉄矢ってフジは本当にセンスないなあ 無能しか残ってないのか 時代遅れの老害丸出しの失言するのわかり切ってるのに、生放送止めるのか?
- 誰かに断られたから仕方なく武田鉄矢になったんだと思う
- 武田鉄矢の失言により謝罪した後の降板までがワンセットな
- ニュースに芸能人要らない
- まだMCに芸能人を3人使う余裕があるようだな 第三者委員会の報告書が出ればすぐスポンサーが戻ると思っているのかな
- やっぱり男性出演者は高齢者で、そこに若い女子アナがアシスタントになるんだろ 変わってないじゃんフジテレビ
- いきなりつまんなそう キー局で視聴率断トツ最下位になりそう こんなつまらなそうな番組を編成する所にテレビ局の凋落を感じずにはいられないよね
などと、辛辣な声が飛び交っています。
めざまし8は2021年3月末から、小倉智昭さんが司会の『情報プレゼンター とくダネ!』の後番組としてスタートしましたが、めざましテレビと比較すると視聴率が低く、裏番組の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)や『ZIP!』(日本テレビ系)に負けており、タイムテーブルのテコ入れすることになったと昨年12月に各スポーツ紙が伝えていました。
そして、新番組のタイトルと出演者が今回発表され、事前の報道通り谷原章介さんが司会を続投し、カズレーザーさんもスペシャルキャスターとしての出演となり、これに対して視聴者から好意的な反応が上がっていますが、武田鉄矢さんの起用に対しては疑問や批判的な声が噴出しています。
気になる武田鉄矢さんのキャスター起用理由について『スポーツニッポン(スポニチ)』は、高齢層の視聴者獲得を挙げています。
民放各局では少し前から、スポンサーが求める購買意欲が高いとされるコア層(13~49歳)の視聴率を上げるため、若年層向けの番組を増やしており、各局の情報番組も若者向けの内容にシフトしていますが、平日朝の時間帯は高齢の視聴者も多いことから、“後期高齢者の代表”とも言える武田鉄矢さんをスペシャルキャスターに起用し、同年代からの支持獲得を目指しているとフジテレビ関係者が明かしたとのことです。
武田鉄矢さんはこれまで『ワイドナショー』(フジテレビ系)にコメンテーターとして度々出演し、番組ではこれまでの人生経験で得た様々な知恵、うんちくなども交えながらニュースに対してコメントしていますが、かなり偏った発言をすることも多く、古い価値観によって今の時代にはそぐわない言動をすることもあるだけに、生放送の番組に起用して大丈夫なのかと思います。
すでにネット上では、武田鉄矢さんの発言によって度々炎上しそうな番組との指摘や、現時点で発表されているキャスターが全員男性ということを巡っても物議を醸していますが、フジテレビを巡る一連の騒動で深刻なスポンサー離れが起きている中で攻めたリニューアルを敢行し、高齢者からも支持されて8年連続で視聴率が同時間帯トップのモーニングショー等から、どれほど視聴者を奪うことができるのか見ものですね。