1999～2021年放送の情報番組『情報プレゼンター とくダネ！』の後番組として、2021年3月からスタートした『めざまし8（エイト）』（フジテレビ系 平日午前8時）が、来年3月をもって終了することを各スポーツ紙が報じています。
めざまし8の司会は現在、俳優・谷原章介さんと小室瑛莉子アナウンサー、岸本理沙アナウンサーが担当し、谷原さんの爽やかな姿や落ち着いた語り口は、主婦層を中心に好評を得ています。
しかし、『サンケイスポーツ』の取材に関係者は、「番組として一定の役割を果たした」「フジはタイムテーブルのテコ入れが必要だと判断したようだ」
と語り、来年3月いっぱいで終了することが決まったとしています。
フジテレビに番組終了について取材したところ、「改編の詳細についてはお答えしておりません」との回答だったそうで、『めざまし8』終了に関する正式発表はまだなく、後番組の情報も出てきていません。
そして、めざまし8が放送開始から4年で終了することに対してネット上では、
- 谷原さん好きなので残念
- 谷原さんは替えなくていいよ。問題はコメンテーターだろ
- また伊藤利尋アナとか、ベテラン局アナをMCにしてコストダウンすんのかな
- またフジの悪い癖が出てる。「初期のつまづき」で打ち切っちゃうの繰り返し。それじゃ、せっかく付いた客も離れちゃうよ。
- めざましテレビから同じ話題ばかり。コメンテーターの無責任な発言もいらねー。昔のドラマ再放送とかが視聴率取れるんじゃね
- ＂テコ入れ＂ではなく更なる経費削減を進めるんでしょ。もっと低予算で時間枠を埋めれる企画はないかって模索してるんでしょ…。
まさか『ラヴィット』を真似るんじゃないでしょうね。衰退の一途を辿るテレビ業界。 - 大谷選手の新居暴露をやったばかりにワールドシリーズを独占放映できたのに取材拒否されたきっかけはこの番組だったよな。
何度か取材でやらかしているので、思い切って別ジャンルの番組を放送してもいいとさえ思っている。
などの声が上がっています。
平日朝8時台には、NHKで朝ドラと『あさイチ』、TBSは『ラヴィット！』、テレビ朝日は『羽鳥慎一モーニングショー』が放送され、激しい視聴率争いを繰り広げています。
その前の時間帯は、昨年まで『めざましテレビ』が6年連続で年間視聴率トップとなっており、フジテレビとしてはその視聴者を上手く次の番組に流したいとの思いから、視聴率が落ち込んでいた『とくダネ！』を3年前に終了させ、新たに『めざまし8』をスタートさせましたが状況は変わらず、『羽鳥慎一モーニングショー』が単独トップの状態が続いていました。
ただ、各テレビ局が重要視しているコア視聴率（13～49歳の個人視聴率）は、『めざまし8』と『ZIP！』の方が高かったのですが、高くも低くもないという微妙な数字が続いていたほか、司会に谷原章介さんを起用していることで制作費も高くなり、コスパが悪いとの判断で早期終了が決定したとも考えられます。
現時点では後番組に関する情報は出ておらず、新たな情報番組を制作して再び真っ向勝負を仕掛けるのか、それともTBSのように情報番組路線から一度離れて、バラエティなどを放送するのか、新たにどういった番組を放送するのかに注目したいです。