お笑いコンビ『ANZEN漫才』のみやぞんさん(本名=宮園大耕 みやぞの・だいこう 33歳)が、25・26日放送の『24時間テレビ41』(日本テレビ系)で番組史上初となるトライアスロンに挑戦し、見事時間内にゴールインすることができました。
無事にゴールしたみやぞんさんに対して視聴者等からは、多くの労いのコメントが寄せられており、気温が40℃に迫る酷暑の中でよく頑張ったという声が多く見受けられる一方で、この企画を強引に続ける日本テレビに対しては批判の声が多く上がっており、今年も例年のようにバッシングの嵐となっていました。
また、3日発売の週刊誌『週刊ポスト』が、ゴール直前に謎の逆走をしていたことを報じ物議を醸しています。
今年のチャリティーランナーに抜擢されたみやぞんさんは25日正午過ぎから、水泳1.55km、自転車60km、長距離走100kmへの挑戦を開始し、水泳は海ではなく山梨県河口湖町の西湖で行われ、スタートから約56分後の13時5分ごろにゴールしました。
そこから自転車に挑戦するために、東京・立川市内にある立川競輪場へ移動し、400mトラックを150周したのですが、みやぞんさんが60kmを完走後に、なぜかもう1周多く走行するという展開を迎え、合計60.4kmを走行しました。
<↓の画像は、自転車で立川競輪場を走行するみやぞんさんの写真>
これについては時間調整疑惑があり、みやぞんさんがゴールする目前で、爆風スランプが代表曲『Runner』を日本武道館で歌い始めたのですが、1分足らずでみやぞんさんは60kmを完走しました。
そんなみやぞんさんの元に、『世界の果てまでイッテQ!』で共演しているお笑い芸人・いとうあさこさん、森三中・大島美幸さん、蛯原哲アナウンサーが駆け寄り、いとうさんは涙を流していたのですが、ゴール後にもう1周トラックを走るという展開を迎え、蛯原アナはスタッフに「もう1週ですか?」と確認した上で、「ウィニング・ランをするということです」「ハプニングが発生しました」と伝えました。
<↓の画像は、みやぞんさんが60kmを完走後の写真>
これに対して、いとうあさこさんは「えっ!なんで!?いいよ走らなくて!!」「休んでいいよ!」「ゴールしてるよ!」と叫んでいたものの、画面上にはテロップで「バイク残り400m」表示され、日本武道館にいる総合司会の羽鳥慎一アナも「あと1週! あと1週!」と言って、結局みやぞんさんは1周分多く走行することになりました。
自転車で2度目のゴールを果たした後に蛯原哲アナは、「先ほど、バイクのゴール地点で中継が混乱を致しまして、みやぞんさんには400メートル多く走らせてしまいました」と説明し、この説明に対してみやぞんさんも苦笑いしながら、「そうだと思いました。なんかゴールして、V(VTR映像)を見たらですね、みんなが『Runner』を歌ってたんで、今じゃないような気がしたんですね」と語っていました。
さらに、長距離走でも時間調整をしたのではないかという疑惑を『週刊ポスト』は報じており、記事ではみやぞんさんのラストスパートを目撃したという男性が、「当日の夜8時半頃、ゴール直前の首都高西神田インター付近で、偶然みやぞんが走っているところに居合わせたんです。『あれ?』と思ったのは、武道館とは逆の方向に走って行ったこと。なんでわざわざ遠回りするのか、不思議でしたね」
と語っています。
<↓の画像は、酷暑の中でマラソンに挑戦したみやぞんさんの写真>
こうした証言を受けて『週刊ポスト』が番組内容を確認したところ、男性に目撃された時間の少し後から、みやぞんさんが日本武道館へ向かう姿が放送されていたといい、「西神田付近から竹橋方面へ大きく迂回してから、武道館へと向かっていた。ざっと1kmは“遠回り”している。」と伝えています。
これについて番組関係者は、「2009年にランナーを務めたイモトアヤコが放送時間内にゴールできなかったことがあって、上層部から現場がどやされたと聞く。ベストなタイミングでのゴールになるよう調整が入っているのではないか」
と憶測しています。
<↓の画像は、ゴール後のみやぞんさんの写真>
(左は相方・あらぽんさん)
『週刊ポスト』は真相を確かめるために日本テレビに取材を行ったものの、「番組制作上の詳細についてはお答えしていません」と回答するのみだったとしています。
なお、今年のチャリティーマラソンでもみやぞんさんら一行に追走し、ルートや距離の調査を行った方が複数人おり、ツイッター上での報告を見ると、100km以上走行したのは間違いないようです。
そして、『週刊ポスト』が報じている時間調整疑惑に対してネット上では、
- 番組全体に蔓延る白々しい演出は勘弁して欲しいね。
- あの状況で遠回り?!みやぞん、かなり辛そうだったよ。そこの調整するなら、休み時間とかで調整できなあのかな?可哀相すぎる。。
- 時間調整をしてるんです。サライの頃に到着するように。そんなことする必要は無い。1時間前に到着してもいいと思う。
- どうでもいいけどチャリティーとマラソンがどう関係するのかちょっと良く分からない。普通に違和感を感じる。わざわざ遠回りしてまで想定内の終了間際のゴールで感動のゴリ押しはやめた方が良い。出演者もノーギャラでやるべき。
- 来年からはもうやめてランナーのギャラ、スタッフの人件費、警備にかかる費用を募金に回せばいい
- ある意味ヤラセ。感動のゴリ押し。24時間テレビのマラソンは走者に罪はないが、毎年意味がないから感動しないどころか嫌気すらする。
- 番組自体を辞めればいいと思うけど、今回のみやぞんなんかは8時頃にゴールしてってのも展開的に面白いじゃん?
などのコメントが寄せられています。
みやぞんさんが日本武道館のゴールした時間は20時45分だったのですが、これは例年とほぼ同じ時間となっており、昨年は20時48分、2016年は20時46分、2015年は20時44分、2014年は20時48分でした。
『24時間テレビ』はチャリティ番組という体で放送しているものの、バラエティ要素も多く含んでいることから、番組が最も盛り上がる時間にゴールさせるために、時間調整を行っていたとしても不思議ではなく驚きはしませんが、みやぞんさんはトライアスロンで160km以上もの距離に挑戦し、例年よりも6時間以上早くスタートさせていたので、遠回りさせるくらいならば早めにゴールさせた方が良かったのではないかと思います。
来年もチャリティーマラソンを実施するかはまだ分かりませんが、今年の番組全体の平均視聴率は15.2%で、昨年と比較して3.4%もダウンし、瞬間最高視聴率も34.7%で5.8%ダウンしており、今後も番組を続けるためには、そろそろ企画の練り直しをしていく必要があるんじゃないかと感じますね。
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- https://www.news-postseven.com/archives/20180903_752602.html
- https://biz-journal.jp/2018/08/post_24551.html
- https://biz-journal.jp/2018/08/post_24552.html
- https://www.j-cast.com/2018/08/27337145.html