16日放送のバラエティ番組『有吉の壁 おもしろ大阪・関西万博の人 2時間SP』（日本テレビ系）で、ACジャパンのCMが放送されたほか、提供クレジットにスポンサー名が表示されないといった異変があったのですが、その原因は未成年飲酒スキャンダルだったと『ピンズバNEWS』（双葉社）が報じています。
ピンズバNEWSによれば、2日放送分では提供クレジットで13社のスポンサー名が表示されていたものの、16日の2時間スペシャルでは4社と、およそ3分の1に激減していたほか、フジテレビのようにスポンサー側がCM出稿を停止時などに、代わりに流すACジャパンのCMが放送されました。
この異変に気づいた視聴者も多く、その理由を巡って様々な憶測が飛び交っていたそうなのですが、制作会社関係者はこの異変の原因について、「16日放送の『有吉の壁』には、先に不祥事が報じられたお笑いトリオ『ぱーてぃーちゃん』のすがちゃん最高No.1（33）が出演していました。その影響だといいます」
としています。
＜↓の画像が、すがちゃん最高No.1さんの写真＞
すがちゃん最高No.1さんは週刊誌『週刊文春』によって、今年3月に終了した『オールナイトフジコ』（フジテレビ系）の出演者で、女子大生アイドルグループ『フジコーズ』のメンバーだった上杉真央さん(20)と2年前に合コンしていたことを報じられました。
＜↓の画像が、上杉真央さんの写真＞
上杉真央さんは当時18歳で、この報道を受けてフジコーズの公式サイトでは未成年飲酒は事実と認め、「本人も深く反省している事から、厳重注意ならびに6ヶ月間の謹慎処分と致しました。」
と発表しました。
上杉真央さんも自身のX（旧ツイッター）で謝罪コメントを発表し、週刊文春が報じたフジテレビのディレクターとの性的トラブルに関しては否定しつつ、軽率な行動をしたとして謝罪した一方、すがちゃん最高No.1さんは今のところコメントは出していません。
ただ、所属事務所『ワタナベエンターテインメント』は週刊文春の取材に対して、上杉真央さんと飲酒したのは事実と認めた上で、「フジテレビ社員から紹介された女性とは初対面で、詳しいことについては認識がなかったことも確認しております」
と回答しています。
この報道から約1週間経ち、有吉の壁では一部スポンサーがCM出稿を停止、複数のスポンサーがCMを流しつつも、提供クレジット表記を控えるといった対応を取ったそうです。
前出の制作会社関係者は「文春の報道後、各局ではすがちゃんの起用を巡って“キャスティング注意例”が出た」と明かし、「未成年者との飲酒は芸能人が最も気をつけるべきことのひとつ。フジテレビ社員が主導したこととはいえ、やはり騒動に対する責任は生じるでしょう」「すがちゃん部分をカットすることはなく放送されましたが、日テレサイドが番組スポンサーに説明したところ、一部のスポンサーが『それはまずい』となり、その後、その情報が共有されたことで複数のスポンサー企業が『今回はCMを流さないで』や『提供クレジットからは外して』という対応になったと聞こえてきています。そのため、ACのCMが流れたり、番組提供クレジットが極端に少なくなったということのようです。」
と語っています。
ピンズバNEWSは日本テレビに対して、有吉の壁のスポンサー問題について確認したところ「CM出稿等の詳細についてはお答えしておりません」との回答だったとしています。
週刊文春の記事はフジテレビ社員による不適切な行為にクローズアップした内容で、すがちゃん最高No.1さんは流れ弾を食らった形ということから、ネット上では同情の声も少なくありません。
しかし、上杉真央さんは素人ではなくタレントなので年齢を把握していた可能性があり、20歳未満と知りながら飲酒を強要したり、健康被害が出た場合には警察沙汰になる恐れもあることなどから、様々なリスクを考慮してスポンサー側が対応を取るのは当然と言えます。
現時点では、有吉の壁以外の番組でのスポンサー対応は明らかになっていませんが、すがちゃん最高No.1さんの番組起用を巡り、各テレビ局でキャスティングに注意するようにとの通達が出ているとのことで、もしかすると今後しばらくテレビ出演が減少するかもしれないですね。
すがちゃん最高No.1さんは昨年に、自身の壮絶な半生を綴ったエッセイ『中1、一人暮らし、意外とバレない』を出版したり、元『AKB48』の柏木由紀さんとの熱愛交際がスクープされて注目を集めたり、ポンコツキャラを周囲の芸人たちにイジられるポジションも確立し、ピンでの活動量も増えていました。
そうした中で、このような問題が出てきてしまったのは非常にもったいないですし、これからはプライベートでの行動にも気をつけながら、バラエティ番組などで活躍する姿を見せてほしいです。