女優・歌手で、“創作あーちすと”としてアート活動も行っているのんさん(旧芸名・本名=能年玲奈 のうねん・れな 25歳)が、2014年以来4年ぶりにドラマへ出演し、久しぶりに演技を披露することが明らかになりました。
のんさんが4年ぶりに出演するドラマ『ミライさん』は、スマートフォン用アプリ『LINE NEWS』のオリジナル短編ドラマ第1弾として、9月8日から毎週土曜日20時に配信される連続ドラマ(1話10分強・全5話)となっています。
ドラマの内容は、現在より少しだけ未来を生きている家族のささやかな日常を描いており、のんさん演じる主人公・ミライは自称・革命家で、「人間が働かなくてもいい未来」のためにあえてニートを続けているという役柄です。
のんさんの他には、兄・トモロウ役で本郷奏多さん、父・フルキチ役でマキタスポーツさん、母・イマコ役で堀内敬子さんらが出演し、トモロウが開発した様々なツールをミライが悪用することによって、騒動が巻き起こっていく様を描いたコメディタッチの作品になっています。
<↓の画像は、のんさん主演ドラマ『ミライさん』の写真>
脚本は、ドラマ『オトメン(乙男)』『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』『弱虫ペダル』『天才バカボン 〜家族の絆』『声ガール!』など、様々な作品の脚本を手掛けている吹原幸太さんが担当します。
そして、主演を務めたのんさんら出演者は22日に行われた完成発表会に参加し、今回演じた役については「革命家なのに、何もしないでダラダラしている変な役。新鮮で楽しめました。今まで演じさせていただいた役の中で一番クズだなと。どうやったら面白くなるのか、考えるのが楽しかったです」と語り、笑顔を見せていました。
<↓の画像は、完成発表会に出席した本郷奏多さん、のんさん、堀内敬子さんの写真>
この発表を受けてネット上では、
- 待ってました女優復活!せ、待望の地上波ドラマと実写映画主演!
- 彼女のキャラクターは独特で、埋もれさせているのは惜しい存在。頑張って欲しい。
- のんちゃんは新しい女優ビジネスモデルを作るかもしれん
- 今の時代、テレビにこだわることはないと思う。表現者は表現できる場所があれば、そこで全力尽くせばいい。
- 小さな一歩かも知れないけど、彼女や彼女のドラマを待ちわびる人にとっては大きな一歩。LINEのイメージも上がった感がある
- 事務所とのやり取り見てると能年玲奈の方にも否はあるとは思うけど『本名使うな』は流石に頭おかしい。事務所が付けた芸名ならいざ知らず、名前をつけた親に対して失礼。親から娘の名前を奪ったようなもんだ。
- 民放は、ほぼ大手芸能事務所の利権の巣となっていて、その意向に反したキャスティングや番組作りができなくなっている。いつも同じような顔ぶれで、同じような番組を作っては『視聴率がとれない』と嘆くけど、それは完全に自業自得。
などのコメントが寄せられています。
のんさんは正にこれからだったという時に、所属していた芸能事務所『レプロエンタテインメント』と待遇、契約を巡るトラブルが発生し、両者の間で和解とならずに、2016年にはこれまでの名前を捨てて「のん」としての活動を再開し、これまでに『LINE』など複数のCMに出演したり、大ヒットアニメ映画『この世界の片隅に』で声優に初挑戦したり、“創作あーちすと”として音楽など様々な活動を行い、活動の幅を着実に拡げています。
しかし、のんさんの本業は女優ということから、ドラマや映画などへの出演を望む声が以前から多く上がっていたのですが、のんさん本人も演技がしたいと語っており、最近もメディアのインタビューに対して「私にとって女優は、創作していくなかの一つの感覚です。女優のお仕事によってたくさんの人に知っていただいているので、私にとっては大事なお仕事です」と答えていました。
2013年放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』でブレークし、そのまま人気女優になっていくとみられていたものの、まさかの転落でテレビからほぼ姿を消し、『あまちゃん』に出演していた有村架純さん、松岡茉優さんらと比較すると、差を付けられてしまったなと感じますが、今回出演した『ミライさん』をきっかけに、また女優として活動する姿を見せていってほしいなと思いますね。