静岡県沼津市出身の俳優・磯村勇斗さんが主宰・プロデュースで、『しずおか映画祭』(沼津市民文化センター大ホール)で4日に開催し、このイベントには俳優・北村匠海さん、女優・のんさん(本名・旧芸名=能年玲奈)、佐津川愛美さんも出席しました。
このイベントの模様は『ZIP!』(日本テレビ系)などの情報番組が取り上げたものの、のんさんのイベント出演を完全スルーしていたと週刊誌『フラッシュ』のWeb版『SmartFLASH』が報じています。
イベントは沼津市などの協力で実現したもので、沼津出身の原田眞人監督が手掛けた映画『わが母の記』、静岡市出身の佐津川愛美さんプロデュースの『arigato2000』、北村匠海さんの初監督作品『世界征服やめた』、のんさん主演で魚類学者・さかなクンの半生を描いた『さかなのこ』が上映され、映画上映後にはトークショーも開催されました。
<↓の画像は、『しずおか映画祭』に出席したのんさん等の写真>
(左から) 佐津川愛美さん、のんさん、沖田修一監督、北村匠海さん、磯村勇斗さん
しかし、SmartFLASHによると『ZIP!』などの情報番組では、のんさんの姿が一切映されなかったといい、芸能ジャーナリストは「知名度から言えば、取り上げられて当然なのに“無視”したわけです」と指摘しています。
のんさんが無視された理由として、2015年に勃発した芸能事務所『レプロエンタテインメント』との契約を巡るトラブルを挙げ、のんさんは最終的にレプロから独立する形となり、そして本名でもある芸名「能年玲奈」の使用を巡る問題で、独立後は「のん」に改名しました。
独立してから早10年近く経ちますが、現在までに民放のドラマ出演は一度もなく「いまだに出禁状態が続いています」と芸能記者が明かしています。
そのため、独立後は主に映画やCMに出演しており、「のんさんとしては、無理に旧所属事務所やテレビ局に頭を下げて地上波に出させてもらう必要がない、ということでしょう。テレビ局側もそれを受けて、なんとなく出禁状態が続いてる、ということです。お互いに和解するきっかけを失ってしまったのでは」
と芸能記者は語っています。
これに対してネット上では、
- 忖度を続けるマスコミ。旧ジャニの件でなにも学べなかったのですね。さすが、オールドメディア。
- ジャニーズで何も学ばなかった芸能事務所とテレビ業界。衰退するのもよくわかるね。
- 日本のメディアが駄目なところ。出禁って何?まるで王様気取り。これだけネットが普及している中で、未だ偏った情報を垂れ流している。これでは地上波を見る人はいない。
- 本名で活動できないとか…もういいんじゃないの? 旧事務所の腹黒さ、人間性を疑うわ。
テレビ局も忖度だのなんだのって、ただのイジメよね。子供のイジメよりタチが悪い。 - 芸能界とテレビ局の関係が不可解で、この件ではどちらも信用できなくなる。圧力や忖度で、権利の侵害に平気で協力しているテレビ。おかしいだろう
などの声が上がっています。
のんさんの存在を完全スルーしているのは民放の各テレビ局だけでなく、スポーツ紙も同様にのんさんには全く触れていません。
『しずおか映画祭』の話題は複数のスポーツ紙も取り上げているものの、のんさんのイベント出席だけでなく主演映画『さかなのこ』が上映されたことにすら触れておらず、のんさんに触れているメディアは『映画ナタリー』『MOVIE WALKER PRESS』『ENCOUNT』『静岡新聞』などです。
主要スポーツ紙は、『ホリプロ』所属の佐津川愛美さんにも触れていないので、のんさんの存在だけ省いているというわけでもないのですが、『朝日新聞』に関しては『さかなのこ』以外の3作品には触れており、意図的なものを感じてしまいます。
こうした対応は、レプロに対する忖度なのか何なのかは定かではありませんが、旧ジャニーズ事務所の件で大手事務所に対するメディアの忖度が問題視され、業界全体で改善していく流れになるかと思いきや、未だに忖度と思われるような対応が見られガッカリします。
ただ、のんさんはこうした状況でも前を向いて、様々な活動を展開して活躍の場を広げていっており、12月には主演映画『私にふさわしいホテル』(堤幸彦監督)が公開されます。
これに続いて来年2月には、定額制(月額550円・初回30日間無料)の動画配信サービス『DMM TV』にて、主演ドラマ『幸せカナコの殺し屋生活』が配信予定となっており、今作では『Kis-My-Ft2』の藤ヶ谷太輔さんと初共演し、キスマイファン等の間でも注目を集めており、来年以降のさらなる飛躍にも期待したいところです。