1980年代よりお笑い界を牽引している人気お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明さん(53)が、11日に放送されたバラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)にて、自身の芸能界での引き際について語り話題になっています。
番組では、オアシズの光浦靖子さん、大久保佳代子さん、森三中の黒沢かずこさん、いとうあさこさん、椿鬼奴さん、ミラクルひかるさん等が出演し、石橋さんが女芸人達の悩みを聞き解決するという「石橋温泉」という企画が放送され、大久保さんが「仕事をこのまま続けていていいのか? 結婚も不安。50歳まで続けていけるかどうかが不安」と仕事に就いての悩みを相談したところ、「6年なんてあっという間でしょ」とコメント。
それに対して大久保さんは「不安にならないですか? 5年後どうしてるんだろうとか、ないんですか?」と石橋さんに問いかけたところ、「無くなっちゃったら、無くなっちゃったでしょ。それは寿命でしょ。こっち側がやりたいとかというより、世間一般がNOって言ったらそれはその人の寿命でしょ、やりたくてもやれないわけだから。僕らの仕事は。それが寿命なわけだから」と答えました。
更に、「来年かもしれないし、半年後かもしれない。でもそれは寿命だから甘んじて受けるしかない」と語り、「才能を自分で感じていない方だから『これ寿命なんだな』って思う」と自身の引き際について語り、「若い時から生意気やっていたから、人気がなくなって『仕事下さい』って今さら頭下げられない。キャラクター的にも、プライド的にも」とも語っていました。
そして、これにネット上では、
- 好き嫌いはあると思うけど、やっぱりこの人たちすごいと思うよ。同じ様なことやれる人が他にいるかっていったらほとんどいないんじゃないかな。あと、テレビが一番勢いがある時代にやってた人だから貴重だと思う。もちろんピーク時はないけどまだまだ第一線なんだら下を育てていって欲しい
- たけしも石橋と同じように、引退を決めるのはお客さんが決めることであり自分が決めるのではないと言ってたが、まだまだテレビ界を引っ張っていって面白い番組作りをしてほしい
- 貴さんが大暴れする姿を久々に見たいが、時代が時代だけに難しいだろうな
- 昔は無茶なことも許された。今は規制でできないし、そうじゃなくてもお笑いやバラエティーの流行が変わってしまったからなあ。今の若い人から見たらただ粗暴な人に見えてしまうのかな。古くからのファンとしてはこれからも頑張って欲しいと思う
- 立つ鳥跡を濁さず。寿命を甘んじて受け入れ、潔く去るというのはそれはそれで凄くカッコイイ。貴さんのキャラクターとしてもそれ以外ないとも思う。ただ、とんねるずのファンとしては凄く複雑。どんな姿になっても見続けたと思う一方で、やはり綺麗なままの姿を目に焼き付け、そっと瞼を閉じたいとも思うし…。でもこういう問題はとんねるずに限らず全ての芸能人に当てはまることだよね。
など、コメントが寄せられています。
石橋さんは今年2月に放送された同企画で、自身の悩みついて語っており、芸人としての自分を客観視し「俺は中途半端だな」「やっぱダメだな」「俺はやっぱりこれぐらいなのかな」と思うことを明かしていました。
こうした発言があって今回は引き際について明かしたわけですが、以前と比べると確かに人気が下がり、レギュラー番組も1本しかない状況にあるものの、ネット上の反応を見ると石橋さんを応援している方は多くいるようなので、まだまだこれからも活躍し続けることは出来そうな気がしますね。
とんねるずの全盛期と比較すると状況が大きく変わっており、世間からの目が厳しく番組の内容に多くの制限があり、とんねるずの実力を十分発揮することが難しい状況にありますが、これからもお笑い界に刺激を与え続けてほしいものです。
そして、今回番組内で黒沢さんが現在のテレビ業界と、フジテレビに対する不満を番組プロデューサーにぶつけ、黒沢さんの熱い思いが石橋さんに伝わり、「僕もフジテレビにチャンスを貰ってこの世界に出てきたんで、何とかフジテレビに元気になってもらうように、黒沢さんとなんか番組を企画しましょう」と語っており、今後2人がどのような番組を企画するのか楽しみにしたいところですね。