TBSが10月期の番組改編説明会を行い、バラエティ番組『ジョンソン』(月曜21時)と『東大王』(水曜19時)が9月をもって終了し、後番組として『巷のウワサ大検証! それって実際どうなの会』と『THE MC3』をレギュラー化することを発表しました。
『ジョンソン』は、ダウンタウン、さまぁ~ず等が出演していた『リンカーン』の後継番組として昨年10月からスタートしましたが、初回の平均世帯視聴率は4.6%、平均個人視聴率は2.8%と大爆死しており、開始から1ヶ月で世帯視聴率は1%台まで落ち、テレビ局がいま重要視しているコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)も1%台という日も少なくありませんでした。
これによって『ジョンソン』は放送から約1年で打ち切り終了が決定し、10月から新たに月曜21時枠で中居正広さん、ヒロミさん、東野幸治さんがMCの『THE MC3』を放送するとのことです。
<↓の画像が、『THE MC3』出演者の写真>
また、2017年4月から放送の『東大王』も近年はマンネリ化などで視聴率が低迷し、コア視聴率は1%台で推移しており、今月をもって終了するとしています。
『東大王』の後番組は、6~7月にかけて特番で4回放送している『巷のウワサ大検証! それって実際どうなの会』で、10月からは水曜19時枠でTOKIO・国分太一さんと上白石萌音さんがMCの『世界くらべてみたら』(水曜20時)、同20時枠で『実際どうなの会』を放送するとしています。
<↓の画像は、『巷のウワサ大検証! それって実際どうなの会』初回特番の出演者の写真>
『ジョンソン』には、今勢いに乗っているお笑いコンビ『かまいたち』『見取り図』『モグライダー』『ニューヨーク』の4組が出演し、リンカーンの後番組として最初は大きな注目を集めました。
しかし、1発目からリンカーンの人気企画「芸人大運動会」の丸パクリ企画「ジョンソン芸人大運動会」を放送し、そのクオリティも低くかったことで視聴者にそっぽを向かれ、その後もヒット企画が生まれなかったことで固定視聴者が増えず、低視聴率を連発していただけに打ち切りは仕方がありません。
<↓の画像は、『ジョンソン』レギュラーメンバーの写真>
後番組の『THE MC3』は5月に特番が放送され、その時は3人がMC適性テストに挑戦し、正解数が一番多いのは誰かをゲストが予想、賭けるという内容でしたが、レギュラー化にあたって内容が変更されており、今をときめくゲストを迎え、MC3人がゲストの新たな顔を引き出してゲストのギャップを楽しみ、深堀りしていくといった内容になっています。
一方、『巷のウワサ大検証! それって実際どうなの会』の内容は変わらず、番組MCは引き続き俳優・生瀬勝久さんが務め、森三中・大島美幸さん、満島真之介さんも出演するとしています。
『それって実際どうなの会』は今年3月まで、日本テレビ系で放送の『それって!? 実際どうなの課』とスタッフが全く同じで、TBSへ移籍後はタイトル変更と共に、『博多華丸・大吉』や女優・森川葵さんが出演者しなくなりました。
TBSのコンテンツ戦略部長は、日本テレビからTBSに放送局が変更された経緯について、「(番組を制作していた)中京テレビさんとコミュニケーションをとらさせていただきましたが、詳細についてはお答えを差し控えるということになっておりますので…詳細はお答えし兼ねる」
としています。
週刊誌『週刊新潮』などの報道によれば、『実際どうなの課』は深夜枠ながら好視聴率を記録していたものの、出演者が多く豪華で制作費が高かったことによって3月で終了が決定したそうです。
これに納得できなかった企画・プロデュースを手掛けていたプロデューサーが中京テレビを退社後に、TBS側からウチでやらないか?とオファーがあり、同番組の制作を手掛けていた大手番組制作会社『極東電視台』と再タッグを組み、TBSでの放送が決定したそうです。
局を移籍後も番組内容は変わらず、これまでの特番放送でもまずまずの好視聴率を記録しているようですが、『実際どうなの課』にレギュラー出演し、驚異のスピードで様々な難題をクリアすることで“ワイルド・スピード森川”の異名を取っていた森川葵さんは、TBSに移籍後は一度も登場せず、視聴者からは物足りないとの声も上がっています。
番組のレギュラー化にあたり、ぜひ森川葵さんも再び出演してほしいとの声が上がっていますが、そうした視聴者の声を受けて復活となるのかにも注目していきたいです。