ビートたけしさんの相方・ビートきよしさん(本名=兼子二郎 71歳)と、タレント・さとう珠緒さん(本名=佐藤珠緒 48歳)がMCを務めていたローカルの街ブラ番組『はなきんイイね!』(テレビ神奈川 金曜13時)で、番組プロデューサー・K氏(46)が行方をくらまし、ギャラ未払い問題が勃発していることを5日発売の週刊誌『フラッシュ』が報じ、ネット上では様々な声が上がっています。
『はなきんイイね!』は2019年8月からスタートし、番組にはゲストとして元AKB48・板野友美さん、女優・遠野なぎこさん、プロレスラー・真壁刀義さん、戦場カメラマン・渡部陽一さん等が登場していましたが、スタートから3ヶ月後の11月8日に予定していた放送が突如中止となり、その後も番組は放送されることなく打ち切り終了となりました。
<↓の画像は、『はなきんイイね!』レギュラーメンバーと板野友美さんの写真>
番組が打ち切り終了となった理由は明らかにされず、視聴者からは番組の復活を希望する声が上がっていたのですが、2019年11月時点で番組の公式ツイッターアカウントには、「自称プロデューサーの見せ金も尽きて、製作費払えなくて放送終了って本当ですか?」とのコメントが寄せられていました。
そして、番組終了から2年近く経ち、『フラッシュ』の取材に応じたビートきよしさんが裏側で起きていたトラブルを激白し、「Kのことは絶対許さない!俺が紹介した手前、騙されたスポンサー5社にも俺が謝りに回る羽目になったんだ」
とブチギレ激怒しています。
<↓の画像は、『フラッシュ』の取材に応じたビートきよしさんの写真>
まず、『はなきんイイね!』が制作された経緯についてビートきよしさんは、「Kは僕の知人である某社社長の息子の先輩で、前から存在は知っていた。あるとき、麻雀関係の仕事を紹介されて、それ以来仕事上の繋がりができたんだ。今回の『はなきんイイね!』の話は2018年末、Kから『地方局で番組を作りたい』と相談されて始まった。『もうスポンサーはついている』という触れ込みだったから、旧知のテレビ神奈川の役員に話を通してやったんだよ。カメラマンも制作会社も、俺がKに紹介したんだ」
と説明しています。
そして、ビートきよしさんは過去に番組で共演したさとう珠緒さんを相方として推薦し、2019年8月から番組がスタートしたそうなのですが、放送開始後にギャラを巡るトラブルが勃発したといい、「出演者のギャラは、放送の翌々月払いが一般的ですが、K氏は出演者との間で、1回ごとの放送が終わり次第、その都度支払うという契約を結んでいました。ところが実際には、ギャラは一銭も支払われなかったんです。スポンサー5社はK氏に対して総額500万円をすでに支払っていたにもかかわらずです。テレビ神奈川に支払う1回20万円の電波利用料も、K氏が局側へ毎週手渡しで支払っていたのですが、最終回は本人が現われず、同社の役員が個人で負担したと聞いています。ウチも踏み倒されてしまいました」
と、キャスティング会社の担当者が証言しています。
<↓の画像は、番組スタート前に撮影された出演者等の写真>
同様に被害を受けた制作会社の担当者は、「制作費は『月ごとに支払う』という契約でしたが、番組が始まっても入金がありませんでした。ウチはカメラを借りたり、エキストラを手配したりしていたので、被害総額は2,600万円ほどになります。何度もK氏に支払いを催促しても、のらりくらりとかわすばかりで、挙げ句に連絡がつかなくなって……」
と明かしています。
そのため、番組制作に携わった各社が昨年、プロデューサーK氏を相手取り損害賠償を求めて提訴したそうですが、K氏は体調不良を理由に一度も出廷しなかったとのことです。
裁判の結果、K氏がキャスティング会社に700万円の支払いを命じる判決が下されたそうですが、「これにはさとうさんや女性アシスタントたちの番組出演料や番組関連のイベントへの出演料も含まれています。今回、さとうさんの番組出演のギャラは、総額で300万円ほどだと聞いています」
と番組関係者が語っています。
被害総額は2社だけでも3,000万円を超えているといい、ビートきよしさんはK氏に対して、「番組が始まる前に、スタッフや共演者が顔合わせも兼ねて都内の一流ホテルで会食したんだけど、ホテルの支配人がKのところに挨拶に来るんだよ。それを見て『こいつはすごい奴だ』と信用してしまった。ギャラも、共演者などには『支度金として50万円前払いしている』と言うから、それを信じていたのに」
と怒りをあらわにしています。
なお、このプロデューサーK氏は今年7月に別の詐欺事件で逮捕されたそうです。
『フラッシュ』は番組を放送した『テレビ神奈川(TVK)』にも問い合わせ、一連の騒動について聞くと、「K氏と放送契約を締結し、未収金が発生しましたが、個人の立て替えとしてではなく、社内処理させていただきました。社として、これ以上K氏には関わらないという決定をしております」
と回答したとのことです。
また、番組に出演しギャラを受け取っていないというさとう珠緒さんは、「番組前の顔合わせの時、アシスタントの女のコたちに『いい番組名を考えたら10万円あげる』と言って、LINEアカウントを聞き回っていてずいぶん失礼な人だと思いました。同じ過ちを二度と繰り返さないように、しっかり反省してほしいですね。この番組が初めてのレギュラー出演ということで、希望に胸を膨らませていた若いタレントさんもいました。若い人の夢を摘むことは絶対にやめてほしい。そして未払いのギャラも、きちんと支払っていただきたいです」
と訴えています。
そして、このトラブルに対してネット上では、
- 逮捕されてるなら、実名や顔写真も出せばいいのに、、、
- 昔から結構こういうことってあるみたいで、泣き寝入りする芸能人も多いとか。
- ビートきよしレベルだとこういうのも集まってくるんだろうな。だましやすいから
- ビートきよしは昔から金銭トラブル多いイメージ。そういう人しか集まってこないのかな
- ホテルの支配人が挨拶したのを見たくらいで、凄え奴だと思うのもどうかと思うよ。その程度で誰かに紹介してはダメ
- 以前もMXかどこかの番組で高級外国車を優勝賞品にしてホストを競わせる企画で企画会社が逃げた件がありましたよね、確か参加するホストからも参加費を1人150万づつ徴収してたり。
挙げ句番組担当者が自殺したんじゃなったかな…。どんな職種にしても身を削って働いても対価が支払われないなんてどんだけ馬鹿にしてるんだ
などの声が上がっています。
プロデューサーK氏はツイッターやフェイスブックのアカウントを持ち、ツイッターのプロフィール欄には自身が代表を務める会社名に加えて、「イベント企画・運営/TVプロデュース/CM企画/フェス BOATLACE/麻雀/お笑い/TV/FMラジオ」などと記しており、麻雀関連のイベントなども開催していたようです。
そして、どのような事件を起こしたのかは不明ながら、今年5月には横浜地方裁判所で詐欺事件の審理が行われていました。
このような人物と繋がり、テレビ神奈川の役員に話を通したり、制作会社に紹介するなどのサポートをしたビートきよしさんにも大きな問題があるかと思いますが、詐欺事件も起こしているとのことで弁が立ち、あの手この手を使って人を信じ込ませるのがかなり上手いのでしょう。
民事では、K氏がキャスティング会社へ700万円を支払うよう命じる判決が下されたものの、被害総額はそれを大きく上回るそうですが、このまま泣き寝入りとなる可能性の方が高いのかもしれないですね。