映画評論家・タレントのおすぎさん(本名=杉浦孝昭 77歳)に認知症の症状がみられ、介護認定を受けて現在は高齢者施設で生活していることや、双子の兄でファッション評論家・タレントのピーコさん(本名=杉浦克昭 77歳)も記憶障害などの症状がみられ、兄弟揃って芸能活動休止状態にあること等を9日発売の週刊誌『女性セブン』が伝えています。
“おすピー”の愛称で親しまれているおすぎさんとピーコさんはかつて、『笑っていいとも!』(フジテレビ系)など、全国放送の様々なバラエティ・情報番組に出演し活躍していましたが、それぞれ地方ローカル番組への出演が徐々に増えていき、おすぎさんは2010年に福岡にマンションを借り、ここ最近は九州での活動がメインとなっていました。
しかし、昨年3月をもって情報ワイド番組『アサデス。』(KBC九州朝日放送)を降板、さらに昨年夏ごろから体調不良を理由にラジオ番組『PAO~N』(KBCラジオ)を欠席することが増え、同年末をもって番組を降板し、番組ではおすぎさんの近況や今後について、現在は病院で入院生活を送っているとした上で、退院後はピーコさんと一緒に生活すると伝えていました。
<↓の画像は、昨年4月撮影のおすぎさんの写真>
ピーコさんもおすぎさんとの同居生活について語っており、昨年12月17日に生放送された情報バラエティ番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)にゲスト出演し、この日のテーマは【あなたのまわりに“やっかいな高齢者”はいますか?】だったことから、共演の中尾ミエさんから「おすぎは?」と聞かれると、「おすぎは厄介というか、そばに居ないんだもん。でも、もう帰ってくるのよ。そこがちょっと嫌なの」「あの人がちょっと具合が悪くなって、面倒見てやらないとダメなんです」「うちは“きんさん・ぎんさん”みたいにはならないと思うわ。あの人、今、本当にダメなんだもん」
と、おすぎさんの体調が良くないことを明かしていました。
<↓の画像は、昨年12月放送『5時に夢中!』出演時のピーコさんの写真>
女性セブンの取材によれば、このように語っていたピーコさんは昨年夏に、個人事務所『オフィスおすぎとピーコ』を閉鎖、おすぎさんが姉から相続した神奈川・横浜にあるマンションへ引っ越し、同居生活を開始したそうです。
そして、かつて犬猿の仲だった兄弟の生活ぶりを確かめるため、4月下旬に横浜の自宅から出てきたピーコさんに現在の生活について聞いたところ、「おすぎ?おすぎはもう死にました」「ずっと認知症で入院していたのですが、2月に亡くなりました。」「亡くなって、お骨になって帰ってきたの…」と涙ぐみながら語ったそうです。
しかし、実際にはおすぎさんは現在も存命で、横浜の自宅近くにある高齢者施設で生活しているといいます。
福岡の番組関係者によれば、昨年夏ごろからおすぎさんの言動に異変がみられたといい、「収録中、集中力が散漫になることが増えたんです。物覚えも悪くなっていたようで、『番組に迷惑をかけるかもしれない』と本人も不安を抱えていました。どうも認知症の初期段階のような兆候があったそうです。そこでピーコさんと話し合い、横浜の自宅で同居することになったんです。昨年秋ごろから同居となりました」
と語っています。
<↓の画像は、ラジオ番組降板1ヶ月前のおすぎさんと共演者の写真>
ただ、2人を知る共通の知人は、この“老老介護”生活が2人の関係悪化などを招いてしまったとし、「介護生活のなか、これまでとは違うおすぎさんの様子にピーコさんはショックを受けると同時に、彼自身にも同じような症状が出始めたんです。記憶力が落ちていき、お互いに感情の起伏が激しくなって、毎日のように喧嘩をしていました。時にピーコさんが、おすぎさんを『今すぐ出て行け!』と自宅から追い出すこともありました。行くあてもなく街を徘徊するおすぎさんを警察が保護することが続き、『これ以上は一緒に住めない』という状況になったのが、今年の2月ぐらいです」
と明かしています。
こうしておすぎさんは、介護認定を受けて自宅付近の高齢者施設に入居し、成年後見人も決まりそうな状況で、周囲からはピーコさんの今後を心配する声も上がっているといい、現在は行政の担当者が週に何度か自宅を訪れているそうですが、部屋にはゴミが溜まっていて、身の回りのことが何も出来ていないような状態とのことです。
また、ピーコさんは女性セブンの記者だけでなく、かつての友人たちにも「おすぎが死んだ」「葬式も済んだ」などの“妄言”を言いふらし、これに関係者たちも困惑しているといい、冗談ではなく本気でおすぎさんが亡くなったと思い込んでいる様子で、施設で生活していることは知らないといいます。
兄弟揃ってこのような状態にあるため、ピーコさんも今年に入ってから仕事を断り、芸能活動休止状態にあるそうです。
女性セブンはこのように“おすピー”の近況を伝えているのですが、少し前まで兄弟揃って様々な番組に出演していたため、認知症とみられる症状により、このような状態になっているというのは驚きました。
おすぎさんは昨年秋から仕事をセーブするなどの異変がみられましたが、ピーコさんは昨年末放送の『5時に夢中!』で共演した中尾ミエさん、ミッツ・マングローブさんと普通にトークし、おすぎさんとの同居について語っていただけに、それから数ヶ月で認知症とみられる症状が進み、おすぎさんが亡くなった等の“妄言”を言いふらしているというのはショッキングです。
2人の歯に衣着せぬ毒舌トークをもう聞けないと思うと少し寂しいですし、現在も一人暮らしをしているというピーコさんの今後が少し心配ですが、おすぎさんと同様に高齢者施設などに入って穏やかな余生を送ってもらいたいですね…。