1990年スタートの人気ホームドラマ“渡鬼”こと『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)で、約30年にわたって親子役で共演の女優・泉ピン子さん(本名=武本小夜 72歳)と俳優・えなりかずきさん(本名=江成和己 34歳)が、共演NG状態になっていると3日発売の週刊誌『週刊文春』が報じています。
『週刊文春』は渡鬼の脚本家・橋田壽賀子さん(はしだ・すがこ 94歳)に取材を行っており、2015年放送の「2015年2時間スペシャル 前後篇」を最後に2人の共演がない理由について聞くと、「(泉ピン子と)一緒に出るとえなり君は発疹が出たり、おかしくなるんですって。それを聞いて、私、えなり君にものを言うのも嫌なのね。そういう申し出をすること自体、私は頭にくる」
と怒りをあらわにしています。
<↓の画像が、渡鬼の脚本家・橋田壽賀子さんの写真>
また、このような事態になった理由については、「ピン子が何か悪いことをしたか、わかりませんけども、あれだけ世話になって育ててもらったという気持ちがないんじゃないですか。イジメられたって気持ちになるんじゃないですかね」
と憶測しています。
<↓の画像は、2015年のスペシャルで共演時の泉ピン子さん、えなりかずきさんの写真>
さらに、親子役の2人が共演NG状態になっていることから、「肝心の嫁姑問題は絶対にできない。母親と息子のマザコンみたいなものさえ書けない。アホみたいな話ですよ。役者がケンカしてるから、書けないって」
と語っています。
橋田壽賀子さんが泉ピン子さん本人に話を聞いたところ、「イジメた覚えは全くない」「嫌われたらしょうがない」などと答えたといい、『週刊文春』がえなりかずきさんに取材を申し入れたところ、マネージャーを務めている母親が「こちら何も分かりませんし、お答えすることはできませんので」と回答したとのことです。
一方の泉ピン子さんのマネージャーは、「『(えなりかずきさんの共演NGについて)そういう話があるんだけど、そんな事ないのにね』と本人から聞いています」
と答えたとしています。
このように現時点で2人の不仲説、共演NGの真相は明らかになっていないのですが、3日発売の『週刊文春』では渡鬼で何が起きていたのか、橋田壽賀子さんが明かした胸の内、えなりかずきさんの母親と泉ピン子さんの対立、えなりさん家族の事情などについて詳報すると予告しています。
そして、『週刊文春』の報道に対してネット上では、
- 告白しない方が良かったと思いますよ先生
- いじめた側は忘れてもいじめられた側は忘れられないってやつかな
- 当人同士が言うのならまだしも、橋田さんが告白するのはどうなんだ?発疹の悩みをうちあけただけで何故橋田さんが怒っているのか?
それを週刊誌に明かす自分も同じことしているじゃないか。 - 30年もやれば、断る権利はあると思う。ほかの作品に出て、イメージを刷新すればいい。
- これをみて、9月の特番がふに落ちない終わり方だったのがよくわかった。
泉ピン子の芝居もずいぶん老けた感じになっていたし、滑舌も回ってなかった。
スガコ先生も、大概泉ピン子ばかりを庇うのは考えた方がいいと思う - 安住アナに絡んでるピン子さんをみてたらなんか嫌な感じはするよ、、、。
本人はなんとも思ってなくとも、相手が嫌だと感じたらパワハラなんでしょ。 - 発疹が出るほどの拒否反応を起こしているんだから、こればかりは仕方ない。
いわゆる健康上の理由なのに橋田氏が腹を立てるのは全く筋違いだよ。ピン子もだけど、老害が横行してないか? - 何があったんでしょうか。この間のスペシャルも、貴子と離婚する!と啖呵を切ったえなりをお姉ちゃんと勇さんで窘めて終わりましたよね。
貴子さん役が嫌われているのかと思ったら、えなりさんだったんですね。もう、渡鬼自体、いいんじゃない?終わりで。 - ピン子がどうかはしらんけど、昔、えなりかずきは「渡鬼出演してるときにプレッシャーで血尿出た」ってトーク番組で話していたから、精神的負担が大きい番組なのは間違いないと思う。
などのコメントが寄せられています。
9月16日に放送された『渡る世間は鬼ばかり 3時間スペシャル2019』でも、えなりかずきさんと泉ピン子さんが顔を合わせるシーンが一度もなく、ドラマ内でもすれ違いを繰り返していることから、渡鬼ファン等の間では以前から演出が不自然という声が上がっていました。
そうした中で、脚本家の橋田壽賀子さんが事の真相を激白し、2人の共演NGを認めた上で、先輩女優と共演拒否するとは生意気だと言わんばかりに、えなりかずきさんに対して怒りをあらわにしているのですが、2人の間に何かトラブルがあり、身体にも異常が出るような状態というのが事実だとすれば、共演出来ないのは仕方がないでしょう。
橋田壽賀子さんは今回のドラマ放送前に受けた取材で、来年以降の渡鬼について聞かれると、「ベトナムの病院に4日間入院したんです。来年死んでいるかもしれない。来年の約束はしないんです」と言いつつも、「えなり君の嫁姑を書きたい。」という思いを明かしています。
こうした思いがあるからこそ『週刊文春』の取材に応じ、自身の素直な思いなどを打ち明けたのかもしれませんが、本人がいないところで両者のトラブルを暴露することで余計に話がこじれてしまったり、2人にも大きな影響を与えてしまうことから、2人の関係について余計な話はしない方がよかったのではないかと思います。
詳細に関してはまだ明らかになっていないので、『週刊文春』にはさらにどのようなことが書かれているのかに注目したいですが、今回の暴露が今後の渡鬼に悪影響を与えてしまうのではないかと少し心配になりますね。