10日からテレビ朝日系でスタートした新番組『あざとくて何が悪いの?』(土曜21時55分~22時25分)、『ノブナカなんなん?』(22時25分~55分)の初回視聴率がかなり微妙な結果になっていたことをニュースサイト『サイゾーウーマン』が報じています。
テレビ朝日では今年9月まで土曜22時台には、オードリー・若林正恭さんと弘中綾香アナウンサー出演の『激レアさんを連れてきた。』を放送していましたが、秋の改編で土・日曜日の22時台には30分番組を2本ずつ放送する形にし、土曜は『あざとくて何が悪いの?』と『ノブナカなんなん?』、日曜は『爆笑問題のシンパイ賞!!』と『テレビ千鳥』を放送します。
土曜に放送の『あざとくて何が悪いの?』と『ノブナカなんなん?』は、昨年から今年にかけて深夜枠で単発放送し、大きな反響を呼んだことでレギュラー昇格となりました。
先に放送される『あざとくて何が悪いの?』は、元TBSでフリーの田中みな実アナと弘中綾香アナ、南海キャンディーズ・山里亮太さんが出演し、視聴者から寄せられたエピソードをもとに制作の「あざとエピソード」再現VTRを見ながら、“あざとさ”について語る内容で、レギュラー放送の1発目には有吉弘行さんがゲスト出演しました。
<↓の画像は、『あざとくて何が悪いの?』レギュラーの田中みな実アナ、山里亮太さん、弘中綾香アナの写真>
また、あざとエピソード再現VTRには、女優・菜々緒さんや松本まりかさん、乃木坂46の人気メンバー・山下美月さん等が登場し、ファン等の間では反響を呼んでいたものの、番組の平均世帯視聴率は7.2%(関東地区)でした。
一方の『ノブナカなんなん?』は、MCの千鳥・ノブさんと弘中綾香アナが、思わず「なんなん?(何なの?)」と言いたくなるような人々の姿を見ながら、ツッコミを入れていくというドキュメント・バラエティで、初回平均世帯視聴率は6.8%(同)となっていました。
<↓の画像が、『ノブナカなんなん?』レギュラーの弘中綾香アナ、千鳥・ノブさんの写真>
同時間帯に放送されていた各番組の視聴率を見てみると、フジテレビ系で放送のアニメ『鬼滅の刃 兄妹の絆』が平均視聴率16.7%、日本テレビ系で放送の柴咲コウさん主演ドラマ『35歳の少女 第1話』が11.1%、TBS系で放送の『新・情報7daysニュースキャスター』が13.5%となっており、テレビ朝日は同時間帯の民放最下位(テレビ東京を除く)だったとのことです。
視聴率獲得に苦戦した要因について芸能ライターは、「弘中アナが2番組に続けて出ているというのも、視聴者からすると代わり映えがなくつまらないのかもしれません」
と語っています。
ちなみに、9月まで同時間帯に放送していた『激レアさんを連れてきた。』のプライム帯昇格後の初回平均視聴率も7.7%で、21時台に放送の『サタデーステーション』は安定して10%以上の視聴率を獲得しているにも関わらず、22時台には1ケタしかとれない状況が続いていました。
それを受けて、新たに30分番組を2本放送するという新たな試みを行ったわけですが、結果は変化なしとなっており、今後多少数字が上がる回はあるかもしれませんが、土曜22時台は日テレでドラマ、TBSでは『新・情報7daysニュースキャスター』といった人気番組があることから、今後も苦戦が強いられそうな気がしますし、結局は失敗に終わって1年ほどで打ち切り終了、もしくは深夜枠へ移動といった形になる気がしてならないですね。