『週刊ヤングジャンプ』等で連載の人気漫画『【推しの子】』の実写化発表と共に、メインキャストのビジュアル写真が24日に公開され、原作ファン等の間で物議を醸しています。
『【推しの子】』は、実写映画化もされた漫画『かぐや様は告らせたい』シリーズ等で知られる赤坂アカさん(35)が原作、『クズの本懐』等で知られる女性漫画家・横槍メンゴさん(35)が作画を手掛け、2020年4月からヤンジャン等で連載がスタートし、コミックスのシリーズ累計発行部数は1,500万部を突破しています。
昨年にはアニメ化され、YOASOBIが歌う主題歌『アイドル』も大ヒットを記録し、今年第2期が放送予定となっています。
そんな人気作品の実写ドラマ&実写映画化がこの度正式発表され、今年冬にドラマシリーズを有料動画配信サービス『Amazonプライムビデオ』で世界独占配信し、映画は『東映』の配給で劇場公開するとのことです。
メインキャストも発表され、カリスマアイドル・星野アイ役を元『乃木坂46』の齋藤飛鳥さん、アイの双子の子供で兄・アクア役を俳優・櫻井海音さん、妹・ルビー役をアイドルグループ『=LOVE(イコールラブ)』の元メンバー・齊藤なぎささん。
ルビーと共にアイドルとして活動する有馬かな役を女優・声優の原菜乃華さん、アクアに恋心を抱く女優の黒川あかね役を女優・モデルの茅島みずきさん、人気YouTuberのMEMちょ役をミュージシャン・タレントの“あのちゃん”ことあのさんが演じ、メインキャスト6人のビジュアル写真も公開されました。
<↓の画像が、実写版【推しの子】出演者のビジュアル写真>
(左上から時計回りに)齊藤なぎささん、齋藤飛鳥さん、櫻井海音さん、あのさん、茅島みずきさん、原菜乃華さん
<↓の画像は、【推しの子】キャラクタービジュアル写真>
『【推しの子】』の実写化にあたり、原作者の赤坂アカさんはコメントを発表し、「【推しの子】は芸能界に対して様々な言及をしている作品です。そして漫画作品の実写化についても触れています。良い事ばかりを言っていません。批判的な事も言っています。なので、もしかしたら【推しの子】が実写化する事は無いんじゃないかと思っておりました。そのような中で今回、実写化をしようと言って頂いた時には、キャストの皆様にも制作陣の皆様にも“本当に大丈夫ですか?”と聞きたくなる気持ちでした。引き受けて頂いた皆様には感謝の念が尽きません。」
と、実写化に対する驚きと感謝の気持ちを明かしています。
続けて、「芸能界を舞台にした推しの子という作品を、漫画家の目線でなく、正に芸能界という現場で、本物の現場にいる人々が作ろうと言う気持ちはどういうものなのか、そして出来上がるものはどういうものなのか、私はとても興味があります。皆様もそうではないでしょうか? 是非その答えを一緒に見届けて欲しいと思っております。」
と、原作ファン等に呼び掛けています。
そして、『【推しの子】』の実写化発表、メインキャストのビジュアル写真公開を受けてネット上では、
- 推しの子の実写は無理がありすぎる
- これはやっちまった感がすごい
- 盛大にコケそう
- 作品中で揶揄されてることをやるというのが最高にギャグ
- アイは橋本環奈とかが良かったかな、、。あとアクアもなんか違う、、。演じる方たちもプレッシャーあるだろうから頑張ってほしいけども
- 無理無理 誰一人合ってない 実写化の悪い所全部出てる
- 映画もドラマも?欲張りすぎ
- 今公開するならまだしも、今年の冬にはみんなもう推しの子忘れてそう
- 齋藤飛鳥は影のある感じが魅力で人気出たアイドルだから、ブリブリした陽な感じが全然似合ってない
- 衣装に金かけてあげてこれじゃコスプレ これを世界配信なんて日本の恥
- うわーこれはキツい。ただのクオリティの低いコスプレじゃん。精一杯キレイに撮って加工したポスターでこれなら、動くと目も当てられないレベルになりそう。
- 安っぽさがすごい なんだろうな髪の色とかのせい?とにかく安っぽい
などと辛辣な反応で溢れています。
『【推しの子】』の実写化情報は昨年末に週刊誌『週刊女性』のWeb版『週刊女性PRIME』が伝え、実写ドラマと実写映画が制作されることや、映画はアイを中心としたストーリーで、ドラマはアクアを中心とした構成になっているようだとしていました。
また、キャストに関しても今回発表された通りで、この他に俳優の要潤さんや金子ノブアキさん、インフルエンサーでモデル・たれんとのなえなのさん等も出演するとのことでした。
この報道時点でネット上では否定的な声が相次いでおり、『【推しの子】』の実写化に対する批判だけでなく、キャラクターのイメージと配役が全く合っていないとして、原作ファン等の間で物議を醸していました。
そして、ついにメインキャスト6人のビジュアルが公開されたわけですが、映像で見たらまた違った印象を抱く可能性はあるものの、写真を見た限りでは非常にコスプレ感が強く、すでに大コケしそうな雰囲気が漂っています。
赤坂アカさんもコメントで触れていますが、『【推しの子】』の第2章では人気漫画の実写ドラマ化の裏側などを描いており、その作品はイケメン好きな女性層をターゲットに絞っていて、あくまでも事務所が今後売り出したいモデルを出演させることが目的であるため、出演者の演技は二の次といったセリフが登場します。
実写版『【推しの子】』に関しても、メインキャストはそれぞれ役者として特別高い評価を受けているとは言い難く、ネット上では辛辣な声が飛び交っている状況ですが、とりあえずは今後公開される予告映像などにも注目したいところです。