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『ER』ウェンディー・ゴールドマン役女優ヴァネッサ・マルケス死亡。オモチャの拳銃で事件、アンソニー・リーも射殺された過去

『ER緊急救命室』出演女優バネッサ・マルケス死去、警察官が射殺。エアガン向けて撃たれる事件は過去にも…

日本でも人気が高い海外ドラマ『ER緊急救命室』シリーズなどに出演していたアメリカ出身の女優バネッサ・マルケスさん(Vanessa Marquez)が、警察官に拳銃で撃たれ、8月30日に亡くなっていたことが明らかになりました。49歳でした。

現地メディアなどの報道によれば、8月30日に健康状態を心配したアパートの家主からの通報を受けて、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のパサデナにあるバネッサ・マルケスさんの自宅に警察官らが駆けつけました。

<↓の画像は、バネッサ・マルケスさんの事件報道>

警察官が駆けつけると、精神的に不安定な状態にあったバネッサ・マルケスさんは発作を起こしている様子で、現場に急行した3人の警察官と心理療法士が1時間半以上にわたって、医療機関の支援を受けるよう説得を試みましたが、マルケスさんが拳銃のようなものを取り出して銃口を向けたことから、警察官がマルケスさんに拳銃を発砲し、搬送先の病院で死亡が確認されたとのことです。

しかし、バネッサ・マルケスさんが手にした拳銃を後に調べたところ、本物の拳銃ではなく、プラスチック製のBB弾を使用するエアガンだったことが判明し、警察官のボディーカメラで発砲に至るまでの様子が録画されているものの、最低でも今後半年は公表しない当局が発表しています。

こうして警察官に射殺されたバネッサ・マルケスさんは、1988年ごろから女優としての活動をスタートし、ドラマ『となりのサインフェルド(Seinfeld)』、『メルローズ・プレイス(Melrose Place)』、『マルコム・アンド・エディー』などのドラマに出演し、1994年~1997年にかけては『ER緊急救命室(ER)』の第1~3シーズンに出演し、看護師のウェンディー・ゴールドマン役を演じていました。

<↓の画像は、『ER緊急救命室』出演当時のバネッサ・マルケスさんの写真>

しかし、ここ数年は精神的な問題を抱えていたといい、昨年10月には『ER緊急救命室(ER)』に出演当時、セクハラや人種差別について意見したことを理由に、『ER』の第5シーズンまで出演していたジョージ・クルーニーから降板させられたと主張(クルーニーさんは否定)し、注目を集めていました。

バネッサ・マルケスさんの事件報道動画

そんなバネッサ・マルケスさんが銃殺されたという報道に対してネット上では、

などのコメントが寄せられています。

バネッサ・マルケスさんだけでなく、『ER緊急救命室』に端役で出演していた黒人俳優のアンソニー・リーさん(Anthony Dwain Lee 享年39)も2000年10月に、同様の事件で警察官に射殺されています。

アンソニー・リーさんは2000年10月末にハリウッド関係者ら数百人が集まって開催されたハロウィンの仮装パーティーに参加し、周辺住民から騒音がうるさいという通報を受けて現場に駆け付けた警察官に対して、オモチャの短銃を向けたことで射殺されました。

このハロウィン・パーティーには、警察官の姿に仮装していた参加者もいたといい、アンソニー・リーさんは本物の警察官だと気付かずに、オモチャの短銃を向けた可能性があると伝えられています。

今回のバネッサ・マルケスさんが射殺された事件も、本物の拳銃だと判断した警察官に撃たれてしまったわけですが、一瞬にしてそれが本物かオモチャなのか判断することは難しいため、銃口を向けたマルケスさんに発砲した警察官に落ち度は無かったのではないかと思います。

銃社会のアメリカでは特にこうした事件は珍しいことでもなく、2014年にもエアガンを振り回していた12歳の少年が、警察官の指示に従わず腰に手を回したことで射殺されています。

それにしても『ER緊急救命室』などの人気ドラマに出演していたバネッサ・マルケスさんが、このような形で亡くなられてしまったのは残念で、なぜ精神的に不安定な状態が続いていたのかは定かではないものの、もう少し早く医療施設等に入って治療をしていれば、このような事件は起きなかった可能性があるので悔やまれます。

バネッサ・マルケスさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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