福士蒼汰さん(ふくし・そうた 26歳)が主演の実写ドラマ『4分間のマリーゴールド』(TBS系 金曜22時)の視聴率が低迷を続けており、主演を務めている福士さんの今後が不安視されていることをニュースサイト『サイゾーウーマン』が報じています。
『4分間のマリーゴールド』は、手に触れるだけで人の死の運命が見える救急救命士と、余命1年の義姉の禁断の恋を描いた作品で、主演を福士蒼汰さん、ヒロインを菜々緒さん、主人公の義兄役を桐谷健太さん、義弟役を横浜流星さん、義母役を麻生祐未さんが演じ、初回平均視聴率は10.3%とギリギリ2ケタスタートとなっていました。
しかし、第2話で7.8%まで下降すると、第3話は7.6%、第4話は6.2%、第5話は7.1%、第6話で自己最低の5.7%、第7話は7.1%と、第2話以降は6%前後で推移しています。
<↓の画像は、福士蒼汰さん主演ドラマ『4分間のマリーゴールド』の写真>
サイゾーウーマンの記事では視聴率低迷の要因は「企画や脚本自体がありきたり」だと指摘しているほか、主演の福士蒼汰さんはこれまで様々なドラマや映画で主演に起用されているものの、ヒットした作品は少なく「完全に力不足」だと厳しく評価しています。
そんな福士蒼汰さんの人気のピークは、2014年10月期放送の綾瀬はるかさん主演ドラマ『きょうは会社休みます。』(日本テレビ系)とされているとし、福士さんはこの作品で綾瀬さんの相手役を演じていました。
ドラマの視聴率は初回14.3%、第4話で自己最高の17.3%を記録し、全10話の期間平均視聴率は16.0%となっており、福士蒼汰さんはNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』に続き、このドラマのヒットなどによって大ブレークし、2015年7月期にはドラマ『恋仲』(フジテレビ系)で月9初主演して本田翼さんと共演しました。
しかし、初回平均視聴率は9.8%で、月9のワースト初回平均視聴率(当時)を更新し、その後SNSを巧みに利用して若い女性らの支持を集めましたが、全9話の期間平均視聴率は10.8%と、月9歴代ワースト3位(当時)の大コケでした。
さらに、2016年4月期放送の『お迎えデス。』(日本テレビ系)で主演し、土屋太鳳さんがヒロインを務めましたが、こちらも全9話の期間平均視聴率が7.2%と大コケ、同6月に2夜連続放送のスペシャルドラマ『モンタージュ 三億円事件奇譚』(フジテレビ系)も、前編8.3%、後編7.7%でした。
2017年7月期放送の『愛してたって、秘密はある。』(日本テレビ系)では、川口春奈さんがヒロインを務め、全10話の期間平均視聴率は8.6%となっています。
また、主演映画『ちょっと今から仕事やめてくる』は最終興行収入が9億円、『曇天に笑う』は2.6億円、『BLEACH 死神代行篇』は5.4億円、『旅猫リポート』は5.3億円などとなっており、近年公開の主演映画も全て微妙な成績となっています。
このように主演作が大コケを連発しながらも、主演の座をキープできているのは業界大手の『研音(けんおん)』に所属しているからこそだとみられているそうで、サイゾーウーマンによると、業界ではジャニーズ事務所やオスカープロモーションなどと同様に、“研音枠”と呼ばれる出演枠が設けられているといいます。
しかし、福士蒼汰さんの出演作がコケ続けているため、「今後はさすがに“ゴリ押し”も難しくなるでしょう」とテレビ局関係者が推測しており、ついに主演の座から陥落する恐れがあるとのことです。
福士蒼汰さんはマジメで好青年なイメージ、整ったルックスで特に女性から高い評価を受けていますが、演技の評価は残念ながらかなり低く、演技が硬くセリフが棒読みということで“棒演技”などと揶揄され続けており、こうした部分を改善しない限り主演作のヒットは望めないのかもしれません。
今後しばらくは主演ではなく3番手、4番手ぐらいのポジションでドラマや映画に出演し、少しずつ評価を高めていく方がいい気がしますが、『4分間のマリーゴールド』の微妙な結果を受けて主演の座から陥落するのか、今後も主演での起用が続くのかどうかにも注目していきたいですね。