ナインティナインとSMAPの中居正広さんが総合司会を務めた『FNS27時間テレビ めちゃ²ピンチってるッ! 1億2500万人の本気になれなきゃテレビじゃないじゃ〜ん!!』(フジテレビ系)の内容に対し、ネット上では批判的な声が数多く寄せられ、平均視聴率も10.4%と過去3番目に低い数字となったことが明らかとなりましたが、同番組に出演していたタレント達が着用のTシャツに書かれていた英語のキャッチフレーズが物議を醸しています。
今年の番組のテーマは「本気」となっており、Tシャツには「NO FUN NO TV DO HONKY」というキャッチフレーズが書かれており、「本気」はローマ字にすると“HONKI”であるものの、なぜか“HONKY”としていたのですが、「HONKY」「HONKIE」という単語は黒人が白人を軽蔑的に用いる俗語であるとして問題視されています。
(↓の画像が、問題視されている今年の『FNS27時間テレビ』Tシャツ)
そして、アメリカのドラマ『HEROES』や『Hawaii Five-0』シリーズに出演していたことで知られ、ハリウッドで活躍している俳優のマシ・オカさん(本名=岡政偉 40歳)が25日にTwitter
にて、「お!27時間テレビが始まり、リアルタイムで観てます。でも、Honkyはアメリカでは主に黒人の方が白人の方に対して使う差別用語だと知っているのでしょうか。。。」とツイート。
その後マシ・オカさんは、「ハリウッドのなんちゃって日本も何とも言えませんが、日本のヘンテコ英語も外人から見れば面白いのでしょうね。まあ、お互い様ですね。笑」と理解を示していたものの、このような単語を使用していた事に対してネット上では、
- 英語をロクに知らないなら書かなきゃいいのに・・・
- 辞書引かないのかね。商標と被ってないか調べたりとかさ。日本語でたまたま似てたっていうんなら良いけどさ、外国の言葉使うんならその辺はちゃんとしろや。学園祭や地域のお祭りじゃないんだからさ
- Doがついてるし、フジもhonkyは英語の意味で使ったんだろ。どう見ても確信犯だな
- フジテレビは日本の会社じゃありません。って、広めろよ。日本人が誤解されるだろ
- もうフジテレビはダメだ。廃局にしたほうが日本のためだ
などの批判的なコメントが多数寄せられています。
また、マシ・オカさんの他にもアメリカ出身のシンガーソングライターで、タレント・翻訳家としても活動しているネルソン・バビンコイさん(29)は、「Honkyはないわ。はぁー ひどすぎるね。キャッチコピーはもうちょい考えてから決めようぜ。」とツイート。
お笑いコンビ・タイムボムでボケを担当しているアメリカ出身のニックさん(本名=ニコラス・ノートン 28歳)は、「27時間テレビの出演者のTShirtに[do honky]って書いてる。多分本気を英語で書きたかったと思うけど、そうしたら正しいスペリングはHonki. Honkyとは[ jap ] みたいな白人に対しての失礼な言葉!笑 ウケる!英語力不足最高!」とツイート。
ニュージーランド出身の映画翻訳家・字幕家のドン・ブラウンさんは、「FNS27時間テレビの出演者が着ているTシャツのかっこつけの英語が目につく。『NO FUN NO TV DO HONKY』英語ネイティブが読んだらこうなる「楽しさがない テレビがない クソ白人をやれ」徘徊老人の呟きかい!」とツイートしています。
なぜ「HONKY」となっているのか気にはなっていたのですが、まさかこのような俗語だったとは知らず、今回こうして話題になったことから知ることが出来たのですが、Tシャツに記載するにあたり、このような意味があることをフジテレビのスタッフは調べたりしなかったのか、それともそれを分かった上で、わざわざ使用したということなのでしょうか。
フジテレビは過去にもこうしたトラブルを起こしてきただけに、意図的に使用した可能性も考えられるのですが、果たしてどうなのでしょうかね…。