YouTuber・三納貴弘さん(28)が、『24時間テレビ47』(日本テレビ系)でピン芸人・やす子さんが挑戦したチャリティーマラソンの検証動画を公開し、番組で明らかな時間稼ぎをしていたとして物議を醸しています。
やす子さんはチャリティーマラソン企画「全国の児童養護施設に募金マラソン」でランナーを務め、台風接近の影響で予定を変更し、日産スタジアムの400mトラックを75周(30km)した後に両国国技館まで走り、合計81kmを14時間11分かけてゴールしました。
一方で三納貴弘さんが、自身のYouTubeチャンネル『三納物語』(登録者数:54.6万人)で公開した動画で、サンダル履きで走らず徒歩のみで日産スタジアムから両国国技館に向かい、実際どれぐらいの時間がかかるのかを検証したところ、途中に何度か休憩を挟みつつも8時間53分でゴールしました。
ただ、三納貴弘さんが歩いた距離は約29kmで、やす子さんが走行したコースとは異なるほか、やす子さんは30km走った後に両国国技館を目指しており、条件は大きく異なります。
そのため一概に比較はできないのですが、こうした検証動画の公開を受けてネット上では、
- すべて演出のフィクション番組だと思うことにするわ。マラソンなんかもう信じない
- この様な検証がされた以上、24時間マラソンは無意味
- ゴール予定時刻から逆算して、走る距離・スタート時間など設定。演出っていうより、ヤラセに近い。
- 運動不足の人がダラダラ走ってるのを見るってなんだろうね。茶番をさせる方もする方もどっちもどっちだよ。
- このやらせ?演出?について周りにいたトレーナーはどう思うんだろうか?
トレーナーが5〜6人ついてるのもわざとらしく見える、来年からトレーナーじゃなくてSPみたいな人でいいやん。 - そら早くゴールして募金額少なくなったらその分着服できる金額も安くなっちゃうからね
- フジテレビの27時間TVの100kmマラソンは、十数人で競走して、ルールも決めて、定期的に一斉に休憩を取りながら、完走した方は全員16時間を切りました。これが物語っている
などと、改めて24時間テレビの時間調整演出に対して批判の声などが上がっています。
24時間テレビのチャリティーマラソンはほぼ毎年、番組終了間際のタイミングで感動のゴールを迎えるように調整が行われており、ネット上ではかねてから問題視されています。
そうしたことを受けて『27時間テレビ』(フジテレビ系)では昨年から、「100キロの道のりを、必要以上に休憩時間を取らずに走った場合、いったいいつゴールできるのか?」を検証するマラソン企画を実施し、17時間ほどでゴールできることが証明されています。
それでも昨年放送の24時間テレビで、102kmのマラソンに挑戦したタレント・ヒロミさんは、マラソンスタート前にあらかじめ「俺、フィナーレにしか着きませんからね! 十分、休みながら行くから。色んなところで何言われても、フィナーレにしか着きませんから!」と語り、その宣言通りフィナーレのタイミングでゴールしていました。
そして、今回のやす子さんのチャリティーマラソンでも時間調整が行われた可能性はあり、そうした演出を懲りずに続けていることに対して、冷ややかな声が上がるのは当然かと思います。
『東京スポーツ』(東スポ)によると、日本テレビ内でもチャリティーマラソンの時間調整によるゴール演出に対しては疑問の声が上がっているそうで、今年は好感度抜群のやす子さんを起用したことで児童養護施設への募金だけで約4.4億円と、昨年の合計金額の半分を超える額が集まり、そして視聴率も上昇となりましたが、昨年までは数字の低迷が続いており、マラソン企画を含めて見直しをしていく必要があるのではないでしょうかね。