女優・武井咲さんが主演のドラマ『黒革の手帖』(テレビ朝日系 木曜21時)の第1話が20日に放送され、初回平均視聴率が11.7%(関東地区)だったことが明らかになりました。
『黒革の手帖』はベストセラー作家・松本清張さん(享年82)の同名小説が原作で、これまでに4回ドラマが制作されており、1982年版では山本陽子さん(75)、1984年版では大谷直子さん(67)、1996年版では浅野ゆう子さん(57)、2004年版では米倉涼子さん(41)が主演しました。
米倉涼子さんが主演の『黒革の手帖』は、初回平均視聴率17.4%、第2話以降も13~15%台で推移し、最終回で自己最高の17.7%を記録して期間平均視聴率(全7話)は15.7%でした。
<米倉涼子さんが主演した『黒革の手帖』>
米倉涼子さんはこの作品が代表作になり、その後女優としての仕事量も増えていったのですが、武井咲さんにもその期待が寄せられています。
ちなみに、武井咲さんが主演の『黒革の手帖』には、江口洋介さん、滝藤賢一さん、和田正人さん、仲里依紗さん、内藤理沙さん、伊東四朗さん、奥田瑛二さん、高畑淳子さん、真矢ミキさん、高嶋政伸さんらが出演しています。
<武井咲さん主演の『黒革の手帖』>
そして、20日に放送された初回の平均視聴率は11.7%と2ケタスタートを切ることが出来たのですが、視聴者からは批判の声が噴出しているとニュースサイト『日刊サイゾー』は報じています。
批判の対象になっているのは主に武井咲さんで、『黒革の手帖』の主人公・原口元子を歴代最年少で演じていることや、まだまだ演技に物足りない部分があることから、
- 武井に悪女は務まらない
- 小娘感が半端じゃない
- やっぱり演技もヘタだし、役に重みが足りないな
- 武井咲はちょっと貫禄が足りなかったかな〜。
- やっぱり主役の年齢が無理があるよな~銀行上層部に凄むとこもヤンキーにしか見えない…
などといった批判の声が上がっていたとしています。
また、お笑いコンビ『トレンディエンジェル』の斎藤司さんもゲスト出演し、「斎藤さんだぞ」と言う持ちギャグを披露していたのですが、これに対して「一気にしらけた」「『黒革の手帖』にお笑い要素はいらない」「はやりものを入れたことで、安っぽくなって興ざめ」などと、批判的な声が上がっていたとのことです。
このように否定的な声が多く上がっていたとのことですが、武井咲さんの容姿や演技、ドラマの内容を評価する声も多く上がっており、
- 黒革の手帖おもろかった。米倉涼子はまぁ完璧だったけど。武井咲ちゃん意外とハマる。悪女似合う。彼女が演技うまいなーって思ったの初めてかも。いっつもはかわいい良いコばっかだったけど、一皮むけたな。
- 黒革の手帖すばらしかった!武井咲に米さんのリメイクは無理だろうと思ってたらぜーんぜん!美しいし悪女の顔がもう良い!好き!
- 武井咲 若いなぁと思ったけど、観たら案外良いやん!若くて、綺麗で、おとなしそうだけど、したたかで。しなやかな感じで良い。20~30代の女優さん達 軽い恋愛乗りの、ドラマばかりで、食傷気味だし まだ色が付いてない感じで、整形してない 天然の美少女だし!
- まだこの役には合わないって思っていたけど、優しく見える顔立ちが逆に女の強かさと挑戦的ズルさに感じてくる。いろんな女優さんが演じてきた作品ですが『いかにも』タイプと『意外』タイプが演じると見る印象が凄く違う、とても新鮮です。皆が悪役という事ですからこれからの展開が楽しみ。
- 武井咲ちゃんと呼んでいいのか?と思うほど今までになく堂々とした演技で素晴らしかった。こんな面もあるのだと、とても魅力的でした。これまでこれと言った良い作品に恵まれていなかったようなので、これを機に代表作になるよう頑張って欲しいですね。
などのコメントが寄せられています。
ドラマのレビューサイトでの平均点数を見ても、現時点では5点満点中3.5点台で、そこまで評価が低くはないので、武井咲さんにとっても『黒革の手帖』は代表作になるかもしれません。
<↓の画像は、第1話のワンシーン>
ちなみに、武井咲さんはこれまでに3回ほどテレビ朝日系の木曜ドラマ(木曜21時)で主演しており、2012年4月期放送の『Wの悲劇』は初回10.9%、全8話の期間平均視聴率は9.1%。
2014年7月期放送の『ゼロの真実〜監察医・松本真央〜』は、初回13.1%、全8話の期間平均は10.5%。
2015年7月期放送の『エイジハラスメント』は、初回9.7%、全9話の期間平均は8.8%でした。
木曜21時台は日本テレビ系で『カミングアウトバラエティ 秘密のケンミンSHOW』、TBS系で『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』、フジテレビ系で『とんねるずのみなさんのおかげでした』が放送されており、微妙な内容であればすぐに視聴者が流れる可能性があります。
初回放送の時点では評価はまずまずといったところですが、第2話以降が勝負になってくるため、引き続き視聴者の反応と視聴率に注目していきたいですね。