俳優・佐々木蔵之介さん主演ドラマ『黄昏流星群 -人生折り返し、恋をした-』(フジテレビ系 木曜22時)の第1話が11日に放送され、初回平均視聴率が7.3%(関東地区)だったことが明らかになりました。
『黄昏流星群』は、漫画『島耕作』シリーズなどで知られる漫画家・弘兼憲史さんが、1995年から漫画雑誌『ビッグコミックオリジナル』で現在も連載中の同名人気漫画の実写化で、『黄昏流星群 -人生折り返し、恋をした-』は第1集「不惑の星」を原作としており、人生の折り返し地点が近づいた大人の男女の切ない恋物語を描いています。
ちなみに、佐々木蔵之介さんはフジテレビドラマ初主演にして、恋愛ドラマの主演も今回が初めてだそうです。
<11日スタートの佐々木蔵之介さん主演『黄昏流星群 -人生折り返し、恋をした-』>
ドラマのあらすじは、エリート銀行マンの主人公・瀧沢完治(佐々木蔵之介)は入社以来、仕事一筋で努力を積み重ねて支店長まで上り詰めるのですが、理不尽な理由で取引先への出向を突然命じられ、あまりのショックから自分の人生にも疑問を抱き、この先の人生を見失いかけていた中で、目に入った雪山のポスターを見てスイスへ行くことを決め、単身スイスへ向かいます。
<↓の画像は、佐々木蔵之介さんの写真>
完治がスイスアルプスのマッターホルンを目指してロープウェイに乗ると、単身旅行中の目黒栞(黒木瞳さん)と出会い、2人は他人とは思えないほど意気投合し、上品な佇まいや知性溢れる姿に惹かれて恋に落ちてしまいます。
<↓の画像は、黒木瞳さんの写真>
一方の妻・真璃子(中山美穂さん)は、仕事ばかりの完治と過ごす時間や夫婦での会話がめっきり減ってしまい、生きがいは娘の美咲(石川恋さん)だけという状態なのですが、ある日突然娘から恋人で婚約者の日野春輝(ジャニーズWEST・藤井流星さん)を紹介したいと言われてショックを受けます。
<↓の画像は、中山美穂さんの写真>
また、真璃子は完治の浮気を疑いながらも口に出すことが出来ずにいた中で、娘の婚約者・春輝と禁断の恋に落ちてしまうという展開を迎えます。
<↓の画像は、『黄昏流星群 -人生折り返し、恋をした-』メインキャスト4人の写真>
(左から黒木瞳さん、佐々木蔵之介さん、中山美穂さん、藤井流星さん)
このように『黄昏流星群 -人生折り返し、恋をした-』は大人の男女の不倫を描いた作品となっており、第1話放送後の視聴者の反応を見てみると、
- 中山美穂と黒木瞳って、なんかなぁ。
- この枠は良質なドラマをずっと制作していて、やっとグッドドクターで視聴率とれてきたところでのこのキャスティングは、残念過ぎる。
- 不倫をますます問題提起する風潮の中で、なんだかなあのー言。佐々木蔵之介さんは年を重ねて、素敵な独身おじ様ですが、中山美穂さんも黒木瞳さんも、これまでの私生活の色が頭を塗り尽くし、それぞれの役として純粋に見ることが出来なくて残念
- 中山さんと黒木さんの役が逆やったら良かったのにって思った。不倫して子供捨てたというイメージが強すぎて、中山美穂の演技が見てられなかったしこれから娘の婚約者と不倫ってますますイメージか悪くなるような気がするんだけど‥。今回は見たけど次はもういいかなって感じ‥。
- 自分がリアリティーを少しでも感じられれば次も見たくなるけど、娘の彼氏といい仲になるだとか、絶対ありえないと思えてきて、だんだんさめてきたので次は見ない
- 蔵之介さん、大好きなんだけどラブストーリーの主役って感じのキャラじゃないんだよねー(笑)サラリーマンやらせたら、ピカイチの役者だから(笑)仕事のシーンは安定感抜群なんだけど。女性陣も中山美穂と黒木瞳の役が逆なら、まだよかったかな。中山美穂は結婚適齢期の娘がいる主婦って感じが、まったくしない
などの厳しいコメントが多く寄せられており、不倫を題材にした作品ということで観るのをやめたという方も少なくないようです。
フジテレビ系の木曜劇場枠ではこれまでに、大人の恋愛模様を描いた作品を数多く放送しており、2014年7月期に放送された上戸彩さん主演『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』は大きな反響を呼び、昨年6月には劇場版が公開され、最終興行収入23.3億円とヒットを記録しています。
しかし、その後の芸能界で不倫スキャンダルが頻発したこともあり、不倫に対してはより厳しい目が向けられるようになっており、『黄昏流星群』に対しても「なんでこのタイミングで不倫ドラマを持ってくるかな。まぁ、いかにもフジらしいやらかし方」といった声が上がっています。
ちなみに、中山美穂さんは私生活で不倫交際疑惑を週刊誌に報じられており、作家・ミュージシャンの辻仁成さんとの離婚成立前に、音楽家の渋谷慶一郎さんとの不倫スキャンダルをスクープされて物議を醸しましたが、その後も交際を続け、インスタグラムなどでラブラブツーショット写真などを公開していました。
こうしたスキャンダルが実際にあり、夫と子供を裏切っていた中山美穂さんが『黄昏流星群』では母親役を演じ、さらに娘の婚約者と恋に落ちるという設定から、嫌悪感を抱いた方も多い様子です。
フジテレビのドラマは今年に入ってから少しずつ調子を上げ、木曜劇場枠で4月期に放送されたディーン・フジオカさん主演の『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』、7月期放送の『グッド・ドクター』は、決して前評判は良くなかったものの、放送開始後には脚本・演出や出演者の演技を評価する声が相次ぎました。
『グッド・ドクター』については、初回11.5%、第2話以降もほぼ2ケタで全10話の期間平均視聴率は11.2%を記録しており、この勢いで上手く波に乗っていくことが期待されていたのですが、『黄昏流星群』の初回は7.3%と再び1ケタに戻り、初回放送後の視聴者の反応をざっと見た限りでは、第2話で5%台まで落ちる可能性もありそうです。
佐々木蔵之介さんにとって初の恋愛ドラマが黒歴史になるほど、大コケ、大爆死などと揶揄される結果になってしまうのか、第2話以降の数字にも注目したいですね。