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麒麟がくる最終回のネタバレありのあらすじ内容、視聴者の感想紹介。明智光秀が生存?ストーリーも好評価

『麒麟がくる』最終回・全話の平均視聴率発表。第44回の内容、ラストシーンに視聴者絶賛。真田丸に次ぐ好数字を記録

長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』(日曜20時)の最終回(第44回)が7日に放送され、関東地区の平均世帯視聴率が18.4%(関西地区は18.2%)瞬間最高視聴率は21.6%を記録し、初回の19.1%(同19.3%)に次いで、2番目に高い数字で有終の美を飾ったことが分かりました。

最終回直前の第43回は13.9%で、前回から4.5%も数字を上げており、最終回で18%を超えるのは2011年放送の上野樹里さん主演『江~姫たちの戦国~』以来で、全44回の期間平均世帯視聴率は14.4%、個人視聴率は8.5%でした。

なお、2019年放送の前作『いだてん~東京オリムピック噺~』は全47回の平均視聴率が8.2%、2018年放送の『西郷(せご)どん』は12.7%、2017年放送の『おんな城主 直虎』は12.8%、2016年放送の『真田丸』は16.6%、2015年放送の『花燃ゆ』は12.0%で、『麒麟がくる』は過去5年で『真田丸』に次いで高い数字となっています。

なお、『麒麟がくる』の総集編は、23日(天皇誕生日)の13時5分からNHK総合などで放送予定で、明智光秀と織田信長の出会いから本能寺の変に至るまでを、川口春奈さん演じる帰蝶の目線で振り返る内容になっています。

【2010年以降のNHK大河ドラマ期間平均世帯視聴率(関東地区)】

2010年『龍馬伝』:18.7%

2011年『江〜姫たちの戦国〜』:17.7%

2012年『平清盛』:12.0%

2013年『八重の桜』:14.6%

2014年『軍師官兵衛』:15.8%

2015年『花燃ゆ』:12.0%

2016年『真田丸』:16.6%

2017年『おんな城主 直虎』:12.8%

2018年『西郷どん』:12.7%

2019年『いだてん~東京オリムピック噺~』:8.2%

2020年『麒麟がくる』:14.4%

戦国~安土桃山時代に活躍した武将・明智光秀の生涯を描いた『麒麟がくる』は、メインキャストの1人だった沢尻エリカさんが違法薬物事件を起こしたことでスケジュール変更が余儀なくされ、川口春奈さんを代役に起用し、予定よりも2週遅れの昨年1月19日から放送がスタートしましたが、同4月に新型コロナウイルスの感染拡大を受けて6月まで撮影が中止となりました。

それによって収録分のストックが無くなり、6月~8月には放送が一時中断、8月30日から放送再開となりましたが、放送回数を減らすこと無く、年またぎで全44回を放送することが決まり、2月7日まで放送という異例の形になっていました。

NHK大河ドラマでは1993年7月~1994年3月に、渡辺謙さん主演の『炎立つ』を年またぎで放送しましたが、当初の予定を変更して年をまたぐのは今回が史上初でした。

7日放送の最終回では、明智光秀が大勢の軍勢を率いて京都・本能寺に滞在の織田信長を急襲し、本能寺に火を放って信長を自害に追い込んだ事件「本能寺の変」が描かれたほか、光秀が羽柴秀吉(豊臣秀吉)に敗れてから3年後に、光秀らしき人物が馬で駆けるシーンも描き、光秀が僧侶「南光坊天海」として、徳川の幕政に関わっていたという生存説に含みをもたせるラストになっていました。

<↓の画像は、『麒麟がくる』出演の染谷将太さん、長谷川博己さん、佐々木蔵之介さんの写真>

画像左から織田信長役の染谷将太さん、明智光秀役の長谷川博己さん、羽柴秀吉役の佐々木蔵之介さん

なお、史実では本能寺の変から11日後の1582年7月2日に、明智光秀は落ち武者狩りに襲われ死亡したとされ、「天海=明智光秀」という説の信憑性はかなり低いとされています。

そして、『麒麟がくる』の最終回を終えてネット上では、

などの声が上がっています。

『麒麟がくる』のストーリー、オリジナルキャラクターの登場などを巡っては視聴者の間では賛否両論となっていましたが、終盤の描き方は素晴らしかったと絶賛の声が多く上がっており、最終回の本能寺の変や明智光秀が生存していることを匂わせる描き方に対しても、好意的な反応が多く見受けられますね。

『麒麟がくる』は放送開始直前に沢尻エリカさんが突然の降板となり、川口春奈さんに交代して撮り直しを行い、その後も新型コロナウイルスの影響で撮影と放送中断を余儀なくされるなど、様々なトラブルに見舞われ、放送中断前は平均視聴率が15%前後で推移していたものの、中断から放送再開後は13%前後まで数字を落としていました。

しかし、最終回では2番目に高い平均視聴率18.4%をマークし、全話の平均視聴率も14.4%で過去5年で2番目に高い数字となっており、今後も語り継がれる作品になりそうですね。

ちなみに、最終回が放送された7日20時台の各番組の平均視聴率は、同時間帯トップを独走していた『ポツンと一軒家』(テレビ朝日系)が14.6%、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)が15.3%で、『麒麟がくる』の最終回は同時間帯トップで有終の美を飾りました。

そして、14日からは早速、吉沢亮さんが主演する次作『青天を衝(つ)け』の放送がスタートし、日本資本主義の父とも称される渋沢栄一の活躍を描いた作品で、草彅剛さんも出演することで注目を集めていますが、『麒麟がくる』に続いて好視聴率を獲得できるのかどうか注目したいですね。

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