薬物事件で逮捕・起訴された女優・沢尻エリカ被告(33)の代役で、来年1月スタートのNHK大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK 日曜20時)への出演が決まった女優・川口春奈さん(24)が13日、NHKを通じてコメントを発表したほか、ビジュアル写真も初公開されました。
沢尻エリカ被告は『麒麟がくる』で、主人公・明智光秀(長谷川博己さん)とは幼馴染(いとこ関係)であり、後に政略結婚で織田信長(染谷将太さん)の正室となる準ヒロイン・帰蝶(濃姫)役に起用され、昨年6月から撮影が行われていました。
<↓の画像が、帰蝶(濃姫)役を降板した沢尻エリカ被告の写真>
11月時点で10話ほどまで撮影が終了していましたが、11月16日に沢尻エリカ被告が合成麻薬「MDMA」の所持容疑で逮捕されたため、NHKはやむなく第1話から登場する沢尻被告の降板、撮り直しを決定し、事件から5日後の同21日に、川口春奈さんを代役に起用したことを正式発表、12月3日から撮影がスタートしました。
しかし、放送開始予定日の来年1月5日には撮影が間に合わず、初回放送は2週遅れの1月19日に変更されました。
川口春奈さんは時代劇に出演経験が無く、『麒麟がくる』が時代劇初挑戦となりますが、今回NHKを通じて発表したコメントでは、「時代劇は初挑戦で、帰蝶という役柄を大切に、大胆かつ丁寧に、そして芯のある様を全身全霊で演じさせて頂いています。」
とし、「帰蝶は知れば知るほど奥が深く、激動の時代を生きた姿は皆様に共感して頂けると思いますので、是非ともご覧ください」
と呼びかけています。
<↓の画像が、帰蝶(濃姫)を演じる川口春奈さんのビジュアル写真>
『麒麟がくる』のチーフプロデューサー・落合将さんは、川口春奈さんを代役に起用した理由について、「戦国の美濃で守護代の娘に生まれた姫・帰蝶は、気丈に生きていくことを運命づけられた役柄です。川口さんの背筋の通った凛とした立ち姿は、まさに信長の妻として織田家を率いていく風格に満ち満ちていました。またその吸い込まれそうな大きな瞳は、どんな困難にも立ち向かうことのできる意思の強さを表現していただけると思いました。時代劇初挑戦の彼女が演じる戦国の姫の美しさと気高さを、是非ご期待いただきたいと思います」
と説明しています。
そして、川口春奈さんのビジュアル写真やコメント発表を受けてネット上では、
- あれ?こんなに可愛かったっけ
- お、いいね キリッとしてる
- 想像してたのより全然良いな
- 可愛いやん 沢尻より清潔感あっていいわ
- 沢尻よりずっと汚れてない感じ 演技は期待しない
- この写真は若い頃の仲間由紀恵に似てる
- かわいいけど濃姫じゃない感が…
- 時代劇の俳優さんは顔でかい方がバランスいい
- 演技下手な印象しかないけど、ここで一発逆転したら面白いから頑張れー
- これまでドラマでの評価は高くはなかったけど、一発逆転のチャンスに恵まれたね。ハードルは高いけど頑張って欲しい
- 去年のガキ使でこの子のスケバンが一番ウケた。まさか1年後に大河とは誰も想像しなかっただろうね。
棚ボタとはいえ、このチャンスを活かして欲しいね。写真を見る限り沢尻より彼女の方が似合ってるんじゃないかと思ってしまう。応援してます。 - 長谷川さんのファンなので見るつもりだったけど、川口さんも中々よさそう。楽しみにしています。
- 彼氏もできて大仕事も舞い込んできて、順風満帆やな
などのコメントが寄せられています。
川口春奈さんは決して演技が下手というわけではないものの、過去の主演作の大コケによって近年はドラマなどへの出演数が減少し、女優としての勢いを失っていました。
失速の大きな原因となった作品は、ゴールデン帯(19~22時)の連ドラで初主演した『夫のカノジョ』(TBS系 2013年10月期放送)で、第5話ではテレビ東京を除くプライム帯(19~23時)のドラマでは今世紀最低となる3.0%を記録、これ以外の回も3~4%で推移していたことによって、第8話で打ち切り終了となり、全話の期間平均視聴率は3.8%という記録的な大爆死でした。
<↓の画像は、大コケした川口春奈さん主演ドラマ『夫のカノジョ』出演者の写真>
これが川口春奈さんの女優人生を大きく狂わせることになり、その後出演したドラマや映画もヒットせず、川口さんは数字を持っていない女優のレッテルを貼られてしまい、現在もそうした悪いイメージを引きずっています。
そうしたこともあり、『麒麟がくる』の代役起用に対しては心配の声が上がる一方で、これは女優として飛躍するチャンスだとの声も多く、すでにNHKはNHK連続テレビ小説(朝ドラ)ヒロインに川口さんを起用するとの情報や、今後3年間はNHKドラマや番組への起用を確約しているとの話も飛び交っているほか、『NHK紅白歌合戦』へのゲスト出演話も浮上しています。
これらは現時点ではあくまでも噂話ですが、『麒麟がくる』のオファーを受けたことでNHKに借りを作ったのは事実で、『麒麟がくる』の数字や川口春奈さんの評判も良ければ、2021年以降に複数のNHK番組に起用される可能性は高いとみられますし、民放各局からもオファーが相次ぐかと思います。
川口春奈さんが演じる帰蝶(濃姫)は非常に重要な役どころで、大きなプレッシャーなど感じているかと思いますが、川口さんに交代して良かったと言われるような演技、存在感を是非とも見せてほしいですね。