アニメ映画『鬼滅の刃 無限列車編』が、公開から17日間で累計興行収入が約158億円、観客動員数は約1190万人と大ヒットを記録しており、早くも国内の歴代映画興行収入ランキングTOP10にランクインし、海外でもこの記録が報じられるほどの話題となっています。
こうしたヒットを受けて実写映画化に関する情報も飛び交っており、『日刊ゲンダイ』や『週刊女性』は、すでに実写化に向けて各テレビ局が権利の争奪戦を繰り広げているとの話を伝えています。
週刊女性によれば、『鬼滅の刃』の実写化プロジェクトが動き出し、実写作品の配給元もアニメと同じく『東宝』になるとの話が出ているそうで、映画配給会社の関係者は『鬼滅の刃』の実写作品について、「キャスティングも着々と進められていますよ。製作チーム内で回覧されている候補では、主人公の竈門炭治郎役には山崎賢人さん、神木隆之介さん。どちらも炭治郎らしい優しくてまっすぐなイメージを持つ好青年ですね。」
と語っています。
<↓の画像は、竈門炭治郎役候補の山崎賢人さん、神木隆之介さんの写真>
続けて、「妹・禰豆子役には橋本環奈さん。“1000年に1人の逸材”と言われる可愛らしさは禰豆子にピッタリです」
としています。
<↓の画像は、竈門禰豆子役候補の橋本環奈さんの写真>
また、敵役もこれ以上ないキャスティングになっているとし、「鬼舞辻無惨役はGACKTさんで考えられています。2019年公開の『翔んで埼玉』でも現実離れした存在感で話題になりました。端正でクールな顔立ちは無惨そのものですよ」
としています。
<↓の画像は、鬼舞辻無惨役候補のGACKTさんの写真>
その他の配役についても、「我妻善逸役はKing & Prince・平野紫耀さん。保税本能をくすぐるところはマッチしてますね。嘴平伊之助役は吉沢亮さん。野性味溢れる性格ながら、端正な顔立ちという設定ですから、こちらもピッタリです。冨岡義勇役は佐藤健さん。胡蝶しのぶ役は石原さとみさん。不死川実弥役は菅田将暉さん。炭治郎の父・炭十郎役は福山雅治さんなどが候補に上がっています。」
と語っています。
<↓の画像は、我妻善逸役候補のキンプリ・平野紫耀さんの写真>
<↓の画像は、嘴平伊之助役候補の吉沢亮さんの写真>
<↓の画像は、冨岡義勇役候補の佐藤健さんの写真>
<↓の画像は、胡蝶しのぶ役候補の石原さとみさんの写真>
<↓の画像は、不死川実弥役候補の菅田将暉さんの写真>
<↓の画像は、竈門炭十郎役候補の福山雅治さんの写真>
このキャスティングに対してコラムニスト・ペリー萩野さんは、「原作は刀を用いたアクションや、戦いの合間にあるキャラクター同士の掛け合いも持ち味ですから、高い演技力が求められます。その中でキャラクター性にマッチした俳優を選べているといって過言ではないでしょう。」
と太鼓判を押しています。
気になる実写版『鬼滅の刃』の公開時期について前出の映画配給会社関係者は、「これから各芸能プロダクションへオファーをかける状況ですので、正式に配役が決まるのはまだ先のこと。さらに調整や脚本の執筆、監督選定などもありますから、いくら急いでも公開までに2年はかかるでしょう。」
としています。
実写映画製作にあたっては、各テレビ局が製作委員会に加わるために熾烈な争奪戦を繰り広げているそうで、アニメを放送のフジテレビが有利な立場に見えるものの、昨今の業績が良くないことから早々に撤退したといい、現時点で有力視されているテレビ局は「TBSと日本テレビ」とのことです。
映画配給会社関係者は、「TBSは『ジョジョの奇妙な冒険』などを手掛け、日本テレビも『るろうに剣心』の実績があり、どちらが製作委員会に名を連ねるのか、自局の強みをアピールしながら激しく争っています」
と争奪戦の裏側を明かしています。
日刊ゲンダイも『鬼滅の刃』の実写化を巡るテレビ局の争奪戦について伝えており、「実写化についてはフジテレビも一番に手を挙げているが、今回の実写化版に関しては他局と同列という扱いなんです。最終的には、一番、いい条件(放映権料)を提示したところに権利が落ちるはずです。日テレ、TBS、テレ朝は制作費込みで50億円以上。フジは20億円の金額提示だといわれています」
と事情通が語っています。
アニメを放送のフジテレビに実写化の権利が与えられなかった理由については、「そもそも1年前にTOKYO MXでアニメ版が放送されていたように『鬼滅』の劇場版にはテレビ局が幹事社として製作委員会に名を連ねていないんです。結果、実写化のジャッジを握っているのは集英社なんです。かつてフジと集英社は『ワンピース』や『ドラゴンボール』などのアニメ化で蜜月関係にあったが、最近は少し事情が変わってきています。最近のフジは番宣や制作費が他局と比較すると明らかに見劣りしてしまう。そのような事情から、どのテレビ局が実写化権を取っても何ら不思議はない。事実、アニメ版は、日テレの子会社『Hulu』で配信されています」
と制作関係者が説明しています。
そして、実写化するテレビ局によってキャスティングも変化するそうで、「なんだかんだ言って、制作元のテレビ局によってガラリとキャスティングが変わってしまいます。日テレならジャニーズ勢、TBSなら演劇関係、テレ朝なら東映系の骨太キャスティングになる」
と関係者は語っています。
これらの報道を受けてネット上では、
- 実写化はなんとか阻止できないものか。あの世界観はアニメでしか出せない。となりのトトロを実写化するようなもの。
- 実写化した瞬間人気が下がる気がする。絶対反対。過去の名作でも実写がアニメを上回った試しがない。ビジネスにしたければせめてスピンオフにしてくれ。
- 実写化を求めてるのは鬼滅の刃をビジネスとして捉えている方々だけで、鬼滅の刃を作品として捉えてるファンは誰も実写化を求めてないと思いますが。。
- 見たくない。前に斎藤工さんたちがワンピースのキャラになってCMやってたけど、あのくらいのネタ的な感じで程度ならいいけど。
実写版で映画とかは似てる似てない以前にやめた方がいい、鬼滅ファンでもないけどやめてほしい。 - 実写にお金かけるなら、アニメ製作にお金出してください。鬼滅の刃は、原作も素晴らしいですが、ufoがそこに彩りをつけたことにみんな惹かれているんです。
実写化して大失敗している駄作がたくさんあるのに、懲りずに実写化しようとする神経がわからない。 - CGを使っての実写化ならやらない方がいい。この話は少年が主人公。それを20代の売れっ子俳優を起用して無理矢理若い設定で撮ってもね…
それに過去、実写化して面白かった映画がゼロではないが少ないのが事実。 - 銀魂や斉木楠雄みたいなコメディやデスノートみたいな現代が舞台のサスペンスなら実写も違和感なくできるだろうけど、ファンタジー要素の強いバトルものはやめた方がいい
るろうに剣心はキャラデザや戦闘の奇抜さが現実寄りだったから良かったけど、鬼滅はファンタジー要素の方が強いから難しいと思う。ジョジョみたいなコスプレ映画になりかねない
などなど否定的な声で溢れかえっており、実写化に期待といった声は皆無となっています。
現在様々な著名人が『鬼滅の刃』の人気に便乗し、キャラクターのコスプレ姿をSNSなどで披露し話題になっていますが、原作のファンを中心に実写化だけは止めてほしいとの声が多く上がっています。
しかし、アニメがここまで大ヒットしたからには実写映画化される可能性は高いとみられますが、ファンタジー性が強い作品だけに実写でアニメのような魅力的な作品に仕上げるのは相当難しく、アニメ版のように興行成績が伸びずに大コケとなる可能性はかなり高いです。
過去に実写化で成功した作品として、『るろうに剣心』『銀魂』『DEATH NOTE』『今日から俺は!!』『のだめカンタービレ』『カイジ』『キングダム』などがありますが、逆にコケた作品は非常に多く、近年では『進撃の巨人』『ジョジョの奇妙な冒険』『テラフォーマーズ』『BLEACH』などが酷評され、原作ファンから怒りの声が上がっていました。
『鬼滅の刃』はどうなるかは分かりませんが、いくら豪華キャスティングだったとしてもキャラクターの再現度、演出などがショボければ大コケする可能性は高く、それだったらアニメの劇場版を製作した方がいいと思いますが、今後『鬼滅の刃』の実写化プロジェクトとはどういった展開を迎えるのか、引き続き動向を見守っていきたいです。