来年放送される鈴木亮平さん(34)主演のNHK大河ドラマ『西郷(せご)どん』(全50回)の新キャストが3日に発表され、芥川賞を受賞した『ピース』の又吉直樹さん(37)、『スピードワゴン』の井戸田潤さん(44)、女優の二階堂ふみさん(23)、『関ジャニ∞』の錦戸亮さん(32)らが初出演することが明らかになりました。
なお、不倫スキャンダルによって自ら出演を辞退した女優・斉藤由貴さん(51)の代役は現在調整中で、今回の騒動によって脚本やスケジュールに影響は特に無いとのことです。
『西郷どん』は、人気作家・林真理子さん(63)の小説『西郷どん!』を原作とした作品で、幕末に活躍し明治維新を成し遂げた西郷隆盛と、妻や家族らとの人間関係を中心に描き、薩摩藩の第11代藩主・島津斉彬との出会い、斉彬の養女・篤姫との淡い恋、島流し先の奄美大島での苦労なども盛り込まれています。
<↓の画像は、『西郷どん』で主演する鈴木亮平さんの写真>
脚本は、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『花子とアン』のほか、『ハケンの品格』(日本テレビ系)、『やまとなでしこ』(フジテレビ系)、『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)など、人気ドラマを数多く手掛けた脚本家・中園ミホさん(58)が担当します。
今回発表された新キャストは、又吉直樹さん(役名:江戸幕府13代将軍・徳川家定)、二階堂ふみさん(西郷隆盛の2人目の妻・愛加那)、錦戸亮さん(西郷隆盛の弟・西郷従道[信吾])、井戸田潤さん(赤山靱負の弟・桂久武)、田中道子さん(タマ)、ミムラさん(大久保正助の妻・満寿)、藤木直人さん(阿部正弘)、竜雷太さん(調所広郷)、佐野史郎さん(井伊直弼)、伊武雅刀さん(徳川斉昭)、尾上菊之助さん(月照)となっています。
<↓の画像は、追加キャスト発表会に出席した出演者の写真>
また、これまでに風間杜夫さん(西郷隆盛の父・吉兵衛)、松坂慶子さん(西郷隆盛の母・満佐子)、桜庭ななみさん(西郷隆盛の妹・琴)、渡部豪太さん(西郷隆盛の弟・吉二郎)、黒木華さん(西郷隆盛の3人目の妻・岩山糸)、ドランクドラゴン・塚地武雅さん(西郷家の下男・熊吉)。
瑛太さん(大久保利通[一蔵])、平田満さん(大久保利通の父・次右衛門)、北川景子さん(徳川家定の妻・篤姫)、北村有起哉さん(大山格之助)、高橋光臣さん(有村俊斎)、堀井新太さん(村田新八)、高梨臨さん(ふき)、沢村一樹さん(赤山靱負)。
鹿賀丈史さん(島津斉興)、小柳ルミ子さん(由羅)、渡辺謙さん(島津斉彬)、青木崇高さん(島津久光)、戸田菜穂さん(島津斉彬の側室・喜久)、徳井優さん(島津斉彬の側近・山田為久)の出演が発表されています。
ちなみに、NHK大河ドラマに初出演となる又吉直樹さんを起用した理由について、制作統括の桜井賢プロデューサーは、「(脚本の)中園さんが『又吉さん、いいわよね』と言って、僕も『いいですね』って感じで(出演が決まった)。ちゃんとしているのかよく分からない存在の、不思議な魅力のある家定の登場を楽しみにしていただきたい」と明かしています。
このように、又吉直樹さんら新たなキャストが今回発表されたのですが、ネット上の反応を見てみると、
- ドクターXに出演してたの見たけど、台詞は棒読み、動きもイマイチだった。彼に演技は無理があると思うけどなぁ。
- 家定は堺雅人のイメージがあるな。
- ちょっと有名になったからと言って、芸人をドラマや映画にぶっこむのは、やめてほしい。(アイドルも) 無名でも、ちゃんとした舞台俳優とか入れた方がいいんじゃあないですか?
- オーディションってなんのためにあるの?これだけ演劇団体がたくさんあるのに、世間も知らない新人が抜擢されたなんてニュース見たことない。視聴のお金取るんだったら予算あるんでしょNHKさん?ちゃんと選定まで仕事して作品作ってほしいわ
- 又吉は落武者や河原に並べられる生首役ならよかったんだろうけど
- 病弱で崩れ落ちそうな役ピッタリ、将軍様の役だから動きも少ないだろうし、セリフもぼそぼそ棒読みの方がそれっぽい、上様は直にお言葉言わないんでしょ、徳川もこのころは公家式になってたはずだし、多分超はまると思う、塚地いい楽しみですね。
- 家定なら 虚弱でボソボソ喋りのイメージだからむしろ棒読みでいいんじゃないかな
- 家定が将軍になった時代って黒船来航して内も外もごたごたしてたから又吉の疲れきった顔はぴったりかもしれないねw
- 又吉直樹は演技とか知らないが、見た目だけで味が出そう。藤木直人出演が嬉しい。ハンサムすぎてわかりづらいが実は演技派。そしていつもLIFEで笑わせてくれる塚地武雅!頑張れ
などのコメントが寄せられています。
大河ドラマ初出演が決定した又吉直樹さんは、2014年放送の『ドクターX』第3期にゲスト出演したことがあるほか、昨年1月放送のドラマ『坊つちやん』、2013年公開の映画『舟を編む』に出演するなど、俳優としての仕事もしているのですが、セリフが棒読みということから否定的な声が多く上がっています。
一方で、又吉直樹さんが演じる徳川家定は、脳性麻痺だったという説もあり、幼い頃から病弱で人前に出るのを極端に嫌い、カステラなどのお菓子作りが趣味だったとされている人物ということから、又吉さんに合っている役だという声もあり賛否両論となっています。
ちなみに、現在放送中の『おんな城主 井伊直虎』にもお笑い芸人が多く出演しており、たけし軍団のダンカンさん、“キム兄”こと木村祐一さん、“ほっしゃん。”こと星田英利さん、『TKO』の木本武宏さんと木下隆行さん、オアシズ・光浦靖子さんらが登場しています。
又吉直樹さんはどれほどのセリフがあるのか不明ですが、初の大河ドラマでどのような演技を見せてくれるのか、視聴者からはどのような反応が上がるのか注目したいですね。